デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

李藝 最初の朝鮮通信使

2013-06-18 16:24:58 | 観覧雑記帳
李藝 最初の朝鮮通信使
監督 乾弘明 プロデューサー 益田祐美子 構成脚本 釜澤安季子 乾弘明 撮影監督 長塚史視
キャスト
ユン・テヨン(ナビゲーター)
製作年:2013年

朝鮮通信使のことがずっと気になっている。去年佐原の歴史民俗博物館の行列展を見たとき、江戸の町を行進する朝鮮通信使が描かれた作品を見てから特にそうなのだが、ひとつはここで半島のサーカス芸の一部が演じられていたのではないかということがある。いずれゆっくり調べてみたいと思っている。
そんな時にこの映画が公開されるというので、見に行った。江戸時代の通信使のことではなく、最初にやって来た李藝という男に的をあて、俳優のユン・テヨンが実際に通信使たちが通った道(対馬から博多、博多から中国地方、そして室津というところまで)を現代残された史跡を訪ねながら、歩くというドキュメンタリー映画である。正直自分の関心とはかぶらなかったのだが、面白く見れた。ひとつは現在の日韓関係が微妙になっている時に、こうした過去と現在を結びつけていく視点で、とらえ直す映画を上映すること、観覧することは、とても意義あることだと思ったからである。ユン・テヨンの日本の旅とは別に、韓国を訪ねた日本の大学生と韓国の大学生が歴史について意見を交換している場面が流れるが、こうしたまっとうな意見を落ち着いてこうして聞けるというだけでも意義のあるような気がする。
領土問題を大事という前に、そんな一時の感情とヒステリックな一時の愛国心の発露で、いままで築き上げてきた日韓の大事な人間の交流が反故にされてしまう、それじゃだめじゃないの、というメッセージが声高でなく静かに語られるのに共感した。
狭い映画館で、一回だけの上映だが、ほぼ満員であったのも嬉しかった。なんでも上映の延長が決まったとのことである。

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さあいろいろやらないと

2013-06-18 10:29:57 | お仕事日誌
3日ぶりに出社したといっても、休みが入っているのだが、なんかいろいろあったせいか、ずいぶん久しぶりのような気になってしまった。
締め切り原稿を3本提出し、桑野塾の報告を終え、小出君の公演が終わり、ひとまず大きな山は越えたかなという感じ。あとはたまっていることをいろいろやらないとということだ。
リトル組は再来週で公演が終わるので、その帰国の手配のことなどをひとつひとつやっていく。
オスマンは、このあと富士見のサーカスバザールに出演することになるので、そちらの段取りもいろいろやらないといけない。
アートタイムズの方も自分が書かないといけない原稿をやらないと・・・・
ということでなんか新学期がはじまったような感じの一日であった。


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