デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

男たちは北へ

2010-09-05 19:16:15 | 買った本・読んだ本
書名  「男たちは北へ」
著者  風間一樹    出版年 1989年  出版社 早川書房

ライターの山川徹が「仙台学」最新号でこの書のことをちらっと紹介していたときから気になって購入した。まずタイトルに惹かれた。最近北を目指した人々のことがとても気になっている。しかも東京から青森まで国道4号線を自転車で中年のおやじが走破するあいだに事件に巻き込まれなんていう魅惑的な筋立て。これが読まずにいられようかという感じで買ったわけだが、案の定いい小説であった。久しぶりに次がどうなるのか気になり、一気に読むことになった。最後には涙も。ストーリーについては触れないでおく。
ただ北を目指す人々の熱い思いがまぶしかったし、自転車で国道4号線を北上し走破するために自分の身体を痛めながら、走る男の姿に励まされた。これだけ勇気や力を与えてもらったのも久しぶりのことだった。
いい本であった。これを書いた風間一樹は大の自転車好き、これを書くにあたって実際に東京-青森間を走ったという。そうでなければかけなかったろう道中のビビットな描写が、すいぶん効いていた。終着地の青森駅の描写が、かつて青函連絡船が走っていたときに訪れたあの駅のことを懐かしく思い出させてくれた。風間はずいぶん前に亡くなっている。いい作家だったのに、残念。
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姫路編4 サウナの中でのリハ

2010-09-05 08:35:48 | お仕事日誌
昨日は今年一番暑い(熱い)日になったところが多かったらしいが、今日も負けてはいない。10時フライングのチームとネコのマヤお母ちゃんをピックアッンプして、セントラルパークへ。完全に曜日の感覚がなくなっている。今日は日曜らしいバスが到着するや否や、猫たちが大騒ぎ。やはりなあ。ブランコチームは、つり込みの直しと、扇風機を上につける。こうでもしないと大変危険だという。わかる、わかる。第二陣のスタートが12時なので、11時半にセントラルを出発。相変わらずトゥイチーのテンションは高い。14時すぎからドアを締め切り照明のリハ。まずは明かりを全部見てもらい、どんな風にしたいかを各自聞いていく。それにしても風の城も、風が通らなくなるとサウナ風呂状態。汗だくになりながら場当たり。とても演技などする状態ではない。猫小屋が冷房も効いていて、一番涼しい。ちょっとのぞきにというか涼みに行くと、あれだけ騒いでいたネコたちもいまは満足げにのんびり横になっている。だんだん猫が好きになってくる。というかうらやましくなる。
17時にリハ終了、明日の予定を確認して、出発。カザフ組のふたりがコンピューターを買うのに、ジーマが案内することになっているらしい。こうした自然な助け合いは、いい。立派なものである。ますますメンバーの団結力が高まっているということであろう。
今日は休肝日。近くの中華屋で夕飯を食べ、イモトがモンブランを登頂した番組、イ・サンを見て、ほぼ寝る体制へ。
それにしてもイモトの体力はたいしたものである。ガイドのあとをただ付いていくだけといえなくもないが、体力は自分のもの、自分の力で登ったことは間違いない。
暑さとアルコールで弱った身体をいたわらないと。こういう一日があってもいい。

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