デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

キエフ編 2

2005-01-27 12:55:44 | お仕事日誌
10時過ぎに目が覚める。確か10時半に迎えに来るといっていたので、朝飯も食べず、身支度をして、下のロビーへ。結局イーゴリが来たのは、11時過ぎ。オーデション会場となるサーカステントは、ここから歩いてすぐのところにある。今日もかなり寒い。外ではみんな雪かき。テントのところに行くと、すごい人垣ができている。今日はオーデションだけで、公演はないはずなのだがと見ていると、顔見知りのアーティストが何人もいるのにびっくり。ナージャ先生が、「遅い、もう時間です」と声をかけてくる。とにかくテント内へ。すぐにビデオの支度をして、一番前に用意されている席に坐る。かなり前から今日オーデションに参加するアーティストは、準備していたらしく、こちらの準備ができたところで、すぐに演技が始まる。
いまひとつ状況がつかめなかったが、とにかく演技を見ることに。15組の演技が終わったところで、休憩。かなりグレードは高い。全然ダメなのがない。時計をまったく見ずにいたのだが、たぶんこの時点で、14時はまわっていたはず。いったいあとどのくらいのアーティストがこれから演技をするのか、さっぱり読めない、イーゴリに聞いてもわからないという。

もうひとつ気になるのは、演出家で3年前のウクライナサーカスで団長をつとめていたジーマが、ずっと仕切っていること。予定ではこのあと15組見た後に、どこかで飯を食うことになっているのだが、どうも会場でスタンバイしているアーティストの数と、進行を急がせているのを見ると、そんな暇なんかないような気がしてきた。とにかく席に用意されている、飲み物と、カナッペをつまみながら、見ることに。
結局この日は、休憩をあと2回はさみ、20時すぎまで、見ることになった。メモをとりながら見ていたのだが、66組の演技を見ることになった。ドキドキしたのは、バッテリーの消耗が早かったこと。辻君にホテルから変圧器をもってきてもらい、音響の卓のところで充電させてもらったので、なんとか対応できた。ミミクリーチのメンバーやら、フール祭に参加したタミラ、さらには去年のリトルに出演したトムチュクなど、次々にやってくるのだが、ろくすっぽ挨拶もできなかった。後ろの席で見ていたナージャ先生いわく、今日のショーはとても面白いとのこと。実際にすごい公演だと思う。客席で見ているのは、アーティストだけ、それでも時に大きな拍手がきたりとか、リアクションもすごい。イーゴリも驚いていた。やっと終わり、後ろを見たら、ミミクリーチの演出家クリューコフが来ていた。自分たちが来ていることは、アーティスト仲間にかなり伝わっているようだ。クリューコフとも滞在中に会わなくはならないのだが、いまはいつとか決められない。この日はほとんどしゃべることなく、別れる。
21時ホテルのレストランで、今日の会場となったサーカスのオーナーと、演出家のジーマ、そしてイーゴリと食事。そのあと近くのバーに行く途中、雪にすべって思い切り転んでしまう。しばらく起き上がれないほど、お尻を強く打ってしまう。
しかしそれにしてもすごい、オーデションとなった。サーカスのオーナーと話をするなかで、少しずつ状況がわかってきた。
結局この日も、かなり飲んでしまう。
もうクタクタだ。何時に就寝したのか、不明。
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