デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

キエフ編 3

2005-01-28 14:52:51 | お仕事日誌
10時前に起床。あわてて下のレストランで朝飯。10時半に来る予定になっていたパーシャがなかなか来ない。11時過ぎにやっと来て、そのまま車に乗って、文化会館のようなところに連れて行かれる。ここで、今日はマジシャンの公演を見せてもらうことになっている。客との絡みが必要だということで、辻君に客になってもらう。前にイーゴリと一緒に、韓国で公演したことがあるというマジシャンは、キエフでは自分のテレビ番組を持っていたということで、かなりの著名人のようだ。餃子をつかったテーブルマジックが笑わせてくれる。30分ほど見せてもらい、会館のなかのレストランで昼食をとりながら、打合せ。ここで今回会わなくてはならないアーティストと合流、新しいDVDをもらう。このあとサーカス学校に寄って、それから昨日のサーカスのオーナーの事務所で打合せということになっていたのだが、突然の積雪ということもあって、車があちこちで事故を起こし、道路は絶望的に渋滞している。サーカス学校に行くのはあきらめ、まっすぐサーカスの事務所へ。15時の約束だったが、30分ほど遅刻。
17時すぎまで打合せ、このあとは19時から始まるサーカステントの公演を見に行くことになっているのだが、また渋滞に巻き込まれて、町を出るのがたいへんになる。結局30分遅れで、サーカスに到着。ショーの方は、自分たちの到着をぎりぎりまで待っていてくれたようだが、すでにオープニングと一番最初の番組は終わってしまった。
今日の公演では、かつてのミミクリーチのメンバーが、結成したミミリッチのメンバーが今日だけ特別に参加することになっているので、ミミクリーチのイーゴリが来ていた。休憩中に、オーナーのお父さんのワゴンに連れて行かれ、またウォッカを一杯。
公演後、自分たちが見逃した空中芸を特別に見せてもらう。かなりいい番組だった。そのあと昨日来れなかった空中ロープのアーティストが、わざわざ違う町から来ているので、見ることになっていたのだが、アシスタントがいなく、芸にならないというので、今日はやめることに、ビデオだけもらう。なんか気の毒な感じだ。
このあと、気乗りはしなかったが、ミミクリーチのメンバーのイーゴリに連れられて、「シャンバラヤ」という、エスニックレストランへ。昨日もだいぶ飲んでいるし、転んで痛めた尻もいたいということで、エスケープしたかったのだが、断れず。ここではウォッカを飲まず、ワインを飲む。ミミリッチのメンバーと日本に行きたいというが、話半分に聞いておく。それにしてもぜんぜん変わりない、というか成長していない連中だ。なんでも30日からサーカスコンクール「シルクドマン」に出演するためパリに行くという。もう彼らを呼ぶ気持ちはまったく自分にはない。
2時間もいないで、帰ることにする。自分たちを送るためにパーシャがずっと待っていたのだが、結局はミミクリーチのイーゴリが送ってくれることになった。パーシャが気の毒。今日は渋滞もあり、苛立っていたが、これで結構切れてしまったみたいだ。イーゴリにかなり強い口調で怒っていた。1時すぎにホテル到着。すぐに寝る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2005年1月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

バックナンバー