孫のソフトバンクグループがとうとう虎の子のアリババの株式の大半を売却のようです。
習皇帝の攻撃でボロボロのアリババですがまだ売却する価値が残っているのが残念です。
宮崎さんが詳しく解説してくれています。それにしても、Chinaもソフトバンクもしぶといですね。何故奴等が今もまだ崩壊しないのかが不思議で仕方ない。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)8月11日(木曜日) 通巻第7429号
あの孫・馬の蜜月はこうして終わりを告げた
ソフトバンク、アリババ株式の大半を売却へ
8月10日、SBG(ソフトバンクグループ)はアリババグループ株式を先渡し売買契約で現物決済すると発表した。これに伴い (第2四半期)決算で関連利益を計上し、税引き前利益に対する影響額は約4兆6000億円に達するという。
現物決済後のソフトバンクアリババ株の保有比率は14・6%と6月末時点の23・7%から低下し、「議決権保有」 (20%)を下回る。アリババの営業方針の策定にSBGは参画できなくなる。
ソフトバンクグループの株価は米金利上昇を契機とした世界的なハイテク株下落で、旗艦のビジョン・ファンドの運用成績が急 激に悪化し、第1四半期の最終損益が3兆1627億円の赤字となった。
孫正義は2000年に将来のビジョンが描けない段階のアリババに対してぽんと27億円を出資した。14年にアリババがNY に上場すると、その保有株式の含み益などを勘案し、孫は世界のビリオネアの仲間入り。トランプ大統領とも会見し、米国への 大々的投資を、馬雲と並んで発表し、意気揚々たる雰囲気があった。
暗転は2019年秋、馬雲の中国共産党への間接批判に習近平が怒り、金融子会社アントの上場が延期された。2020年6月 には馬がSBGの取締役を退任し、また孫はアリババ取り締役を降りた。
このSBGのアリババ株売却が意味するのは、孫正義と馬雲の蜜月が終ったことである。
日本企業の中国撤退百社分に相当し、いずれ「中国よ、さようなら」の本格化に先鞭をつけたと評価されることになるだろう。
日本企業百社分の撤退か。これでソフトバンクがそんな評価を得るのは納得できないものがありますが、果たしてどうなんでしょう。
これも、未だにソフトバンクを利用する平和ボケ日本人が支えているとうことでしょうか。
「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」としか言い様がない。どこまで利用されたら気が済むのでしょうか。情けない。