団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

世界最大の太陽電池工場

2007年10月31日 | 太陽光発電

  

このところ日本の太陽光発電にとっては気のめいる話ばかりを取り上げてきました。私だってワクワクするような話題の方が楽しいのですが、この業界は日本政府の策の無さに世界での競争力まで失いそうな気がしてきました。

 またまたそんな日本の太陽電池メーカーにとって脅威になりそうな記事がありました。

  日経エコロミー

  (10/26)ノルウェー太陽電池大手、シンガポールに世界最大工場建設

 【シンガポール=野間潔】ノルウェーの大手太陽電池メーカー、リニューアブルエナジーは26日、今後5年間で約30億ユーロ(約4900億円)を投資し、シンガポールに世界最大の太陽電池の一貫生産工場を建設すると発表した。太陽電池用シリコンウエハーから電池パネルまでを製造する。原油高騰や環境問題の高まりで拡大する太陽電池需要に対応する。

 新工場は2010年にも生産を開始する。シリコン自体は米国の同社拠点などから調達し、シンガポールでウエハー、セル、太陽電池パネルを一貫生産、日米欧市場で販売する。完成時の生産能力(発電能力換算)は年1.5ギガ(ギガは10億)ワット。同社によれば昨年の世界の太陽電池生産能力約2ギガワットの75%に相当する規模になる。

 完成後の従業員数は3000人を予定。将来の技術開発に備えて研究開発所や予備生産施設建設の余裕を持たせた。

 今度はノルウエーですか。このリニューアブルエナジーは第2558回で触れていました。それにしても、世界中に太陽電池メーカーが育ってきているようですね。第2959回でも書いたように日本のメーカーが作り上げた市場が日本の政府の無策によって刈り取られるという悔しい結果になりそうですね。

 CPUのインテル、OSのウィンドウズ、メモリーなど本来なら日本が世界を牛耳ってもおかしくなかったものが日本政府の無策で市場を失ったものは沢山あります。最近では液晶テレビも危なくなりそうな予感がします。

  しかしながら、この太陽電池がその最も代表的な商品になりそうな気がするのは私の思い過ごしでしょうか。

そうであれば良いのですが!


中国の太陽電池

2007年10月30日 | 太陽光発電

  中国の太陽電池生産が好調のようです。日中経済討論会で来日した太陽電池メーカー、サンテックの副総経理へのインタビュー記事が10月24日の読売新聞にありました。先日のシャープの不振を証明するものです。

  ・・・略

 ――世界首位のシャープはシリコン不足で生産量が減り採算が厳しい。

  「昨年、シリコンメーカーと10年の長期契約を結び、影響はない。2007年の生産実績は予想していた280メガ・ワットから350メガ・ワットに増える。生産能力も予定の420メガ・ワットから500メガ・ワットに高める」「(京セラを抜き、独Qセルズに次ぐ)世界3位になるのは間違いない。08年は2位の可能性もある」・・・中略

 ――今は9割が輸出だ。中国での需要の見通しは。

 「法律の整備も進み、政府は(購入補助金などの)関連施策を検討中だ。北京五輪メーンスタジアムにもうちの製品を設ける。中国は太陽電池ブームで、関連部品も合わせると300~400社が参入している」・・・以下略

 完全に日本のメーカーのジリ貧が見えてきたと言ってもよさそうです。衝撃の記事がありました。

  産業タイムズ社より

  太陽電池のセル生産能力、中国が日本を超す 年産能力は1600MW 103

 中国の太陽電池セルの生産能力が日本を追い越したことが、半導体産業新聞の調べでわかった。2006年の中国のセル生産能力は合計で約1600MWに到達。それに対して、日本の生産能力は1500MW前後とみられる。

 太陽電池市場の急拡大に応えるため、太陽電池メーカー各社は相次いで増産計画を打ち出してきた。最大の生産能力を誇るシャープは年産能力を710MWに拡大した。そのほか、京セラの240MW、三洋電機の165MW、三菱電機の135MWなどが続く。これらを代表とする日本勢11社の年産能力は、合計で1500MW弱に拡大している。

 その一方で、06年に大規模な設備投資を敢行した中国の太陽電池メーカーは、年産能力を約1630MWに拡大した。生産能力では、日本は中国に追い抜かれ、世界トップの座を奪われた格好となった。

 中国最大の太陽電池メーカーのサンテック(無錫尚徳太陽能電力有限公司)は、07年に年産能力を410MWまで引き上げた。業界第2位のニューエナジー(保定天威英利新能源有限公司)は年産能力を約200MWに拡大。JAソーラー(晶澳太陽能有限公司)は約175MWCEEG(中電電器(南京)光伏有限公司)は約200MW、ソーラーファン(江蘇林洋新能源有限公司)は約150MW、トリナソーラー(常州天合光能有限公司)は150MWCSIアトス(蘇州阿特斯陽光電力科技有限公司)は50MWに到達したもようだ。

 これらの中国メーカー7社のみで年産能力は1335MWに達する。その他にも比較的に規模の小さいメーカーが複数あり、中国全体の太陽電池セルの年産能力は06年に約1630MWに到達したものとみられる。

 何と、生産能力が抜かれてしまったとは驚きです。半導体が韓国に抜かれた時と同じような衝撃を受けました。いよいよ気が付いたら設置だけでなく生産量までが後進国になってしまっていたなんてことにならないとも限らないことになりそうです。

 遂にエネルギー大国になれるチャンスを逃し、石油がなくなればエネルギーをどこからも調達できずに国が滅びてしまったなんてことになるかもしれません。この事態を危機と感じずに自分の懐の心配ばかりしている政治家や官僚の人たちはどう思っているのでしょうか。

本当にバカな政治家ばかりです!


ピークオイル

2007年10月29日 | エネルギー 環境

  ピークオイルという言葉を知ったのはトッテンさんのところだったような気がします。しかし、その後、敢えて触れたくない話題なのか余りニュースなどでも見かけなかったような気がします。しかし、とうとう報告書なるものが出たようです。

  CNN.co.jp

  「世界の産油量は昨年がピーク」と報告書 2007.10.25

 ロンドン(CNN) ドイツを拠点とするエネルギー・ウォッチ・グループは23日に発表した報告書の中で、世界の産油量が2006年にピークに達したと述べた。

 報告書によると、産油量は今後毎年3%前後減少し、早ければ30年までに06年の半分に減少する。石炭やウラン、その他の化石燃料の供給量も減少している。化石燃料の供給減が戦争や人道危機、全般的な社会不安を招く恐れもあるという。

報告書を手がけた「緑の党」所属議員は、「非常に深刻な結果。世界経済は数年内に大きな危機に直面するだろう」とコメントした。

 一方、ロンドンにある世界エネルギー研究センターの関係者は、石油の供給量は潤沢であり、危機は迫っていないと反論し、報告書が不安を煽る内容だと指摘。日産量が落ちる可能性は依然残されているものの、新たな油田の生産が困難もしくはコスト高と判断されているために過ぎない、と述べた。

 原油価格は24日午前、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で1バレル=84.96ドルをつけた。先週には同90ドルを突破した。

 専門家らは、原油価格の上昇が続くとの見方に同意しており、特に中東情勢が一層不安定になった場合は上昇すると見ている。」

 果たして、これが本当なのかどうかは殆んど原油が出なくなってきてはじめて分かるのかもしれません。しかし、そんなのんびりしたことを言っていたのでは、もし本当に無くなって来たときにあわててももう手遅れというものです。

 色々と思惑はあるのでしょうが、やはり無くなるものと思って手を打っておくのが政治と言うものじゃないでしょうか。

 日本の政治家さん達、いや世界の政治家もそうでしょうか、今の状態では将来の人達から恨まれるでしょうね。

恥ずかしいと思はないのでしょうか!


電気自動車

2007年10月28日 | エネルギー 環境

  

太陽光発電が政府の無政策によって停滞状態にあることに腹ばかり立てている私ですが、もう一つ期待している電気自動車が少し動き出したようです。

  日刊工業新聞より

  三菱自動車、EVを1年前倒して09年に投入

 三菱自動車の益子修社長は24日、電気自動車(EV)「アイ ミーブ」を当初計画より1年前倒して09年に投入する方針を明らかにした。当初年1000台程度を予定。価格は「補助金を差し引いて200万―250万円」(益子社長)を目指す。富士重工業の森郁夫社長も「2010年にEVを市場に投入する予定」としており、二酸化炭素(CO2)を排出しない究極のエコカーが相次ぎ発売される。

 益子社長は「開発は順調で当初計画の2010年から前倒しが可能な状況」とし、将来は「欧州をはじめ海外展開も視野に入れ、市場性の検討を始めた」という。三菱自は06年10月に先行研究車両を発表し、複数の電力会社と共同研究を開始。今年度後半には新型の電池とモーターを搭載し、一般道路で実証走行試験を始める計画だ。

 一方、富士重も東京電力と軽自動車「R1」ベースのEVを開発、実証実験を進めている。

(更新日 20071025日)

 太陽光津電と同じで将来主力にならざるを得ないと期待している電気自動車もバッテリーの画期的な製品が出ない状態でなかなか現実のものにはなりませんが、こうやって少しずつでも動いていればそのうち爆発的な発展に繋がっていくのじゃないでしょうか。

 特に、通勤や買い物など近距離での使用を考えればバッテリーが今の状態でも充分使い物にはなるはずです。つまりは、考え方さえ変えれば今でも充分実用にはなるはずです。値段的にはまだまだ高いので急激な普及は難しいのかもしれませんが、皆が近距離は電気自動車で充分と言う考えを持つようになれば意外と道は開けるのじゃないでしょうか。

 今の値段では私には到底手が出ませんが、いずれ軽自動車並みにはなるでしょうから生きているうちに乗ってみたいものです。

さて、間に合うかな!


昭和シェル石油

2007年10月27日 | 太陽光発電

  昨日取り上げたシャープのようにシリコン不足による結晶系太陽電池の不振に比べて、第2911回の昭和シェル石油や第2947回のホンダなど薄膜太陽電池が量はまだまだといえ元気なようです。

  EDリサーチ社 20071023

  昭和シェルソーラーが宮崎沖電気の所有地を購入し、CIS太陽電池第2工場を建設

 昭和シェル石油の100%子会社である昭和シェルソーラーは071022日、シリコンを原料としない次世代型CIS太陽電池の第2工場建設地を決定した、と発表した。現在操業中である宮崎プラント(宮崎市田野町)の隣接地には第2工場の立地に十分なスペースがないため、今回沖電気工業より半導体製造を行っている宮崎沖電気の所有地の一部を購入することで合意した。沖電気が譲渡するこの土地は1999年に取得し、現在は運動場として地域開放している。昭和シェルソーラーは太陽電池事業の拡大を目的に宮崎県内で工場用地を物色、沖電気に対して土地譲渡の申し出をしていた。沖電気の半導体事業では、商品の特性にあわせて自社工場とパートナ工場を効率的に利用して生産活動を展開するファブ・フリー戦略を進めており、同地に新工場の計画はなく、今回の申し出が地域活性化に貢献するものと考え、譲渡することにした。昭和シェルソーラーではCIS太陽電池の生産工程は半導体製造プロセスと類似しており、隣接ということで宮崎沖電気とも協力関係を構築して、第2工場のより一層の円滑な立ち上げを目指す。

 昭和シェルソーラーの太陽電池第2工場の概要は以下の通り。

所在地 : 宮崎県宮崎郡清武町大字加納

敷地面積: 約5m2

生産規模: 年間60MW(予定)

投資金額: 約150億円

稼働開始09年上半期(予定)

  参照:昭和シェル石油ニュースリリース

後2年ぐらいと思われるシリコン不足の解消までの間の繋ぎには間に合わないでしょうが、その後の両陣営の競争でコストダウンが実現する可能性は大きいのじゃないでしょうか。
  それにしても、薄膜太陽電池が何処まで伸びるのか楽しみでもあります。しかし、この薄膜電池も日本で製造されているのが皮肉ですね。どうしてこんなに策の無い日本政府の元で民間企業が頑張るのでしょうか。もう少し後押ししてやっても良さそうなものです。

反省しろよ!


太陽電池の収益悪化

2007年10月26日 | 太陽光発電

  太陽電池の原料、シリコン不足の影響が出てきているようです。恐れていたことが現実のものになってきているようです。
  あの太陽電池シエア世界一のシャープが苦戦しているそうです。

  EDリサーチ社より

  20071023日 シャープの中間期、売上高は12%増だが、利益面は前年度を下回る

 ・・・略

 また原材料の不足と材料価格の高騰による太陽電池の収益悪化などにより、営業利益、経常利益、中間純利益とも前年度中間期実績を下回るという。・・・以下略

  23日、読売新聞より

  シャープ、営業益12.4%減 

  9月中間 太陽電池の収益悪化

  ・・・略

  シャープの太陽電池事業は、市場占有率17.4%(07年3月度)で世界一だが、原料のシリコンが確保できず、生産量が前年同期を下回った。シリコンの価格も高騰しており、「営業利益は赤字に近い」(佐治寛副社長)という。・・・以下略

  参考:シャープ・ニュースリリース

  もう一つこのニュースに係わることを面白く書いているブログがありました。

  Een Japanner die zonnecellen onderzoekt 同僚に話しても理解してもらえない話題たち

   なぜ、ドイツが太陽光発電で世界一になろうとするのか 

  ・・・略

  それでもあえてこのような主張を公開したのは、日本はせっかく培った太陽光発電技術を積極的に育てられなくなっているという現状を、一般世論にも知って欲しかったからだ。苦労して系統連系技術を開発したのに、そのオイシイ部分を全部ドイツに持っていかれそうになってますよ、と、多くの人に知ってもらいたかったからである。・・・以下略

  とうとう心配していたことが現実のものになってきそうな様子です。日本政府の太陽光発電に対する策の無さが足を引っ張ることになってきているようです。折角、世界のエネルギー大国になれるチャンスを逃した付けは余りにも大きいものがあります。
  一体、どうやったら、之ほどの無策を取れるのか全く考えもつきません。自分の懐に入る金の算段ばかりしているとこうなるのでしょうか。

悔しいですね!


ナント

2007年10月25日 | エネルギー 環境

  昨日の自転車道にも繋がる路面電車の話題が読売新聞のコラム編集手帳にありました。いよいよ世の中の動きは私の思う方向に動いてきているのでしょうか。

  10月22日付 編集手帳

 ・・・略

 ◆ナントは、ロワール川が流れるフランス西部に位置する。かつてはブルターニュ公領で、アンリ4世が信教の自由を認める「ナントの勅令」を公布した。そんな歴史があるバルバラの街が変わってきた◆トラム(路面電車)が復活し、郊外の停車場まで車で来た人々は、車を駐車場に停(と)め、トラムに乗り継いで市内に入る。中心部への車の進入が制限され、時速30キロに規制する「ゾーン30」が広がる。歩行者優先が大原則だ◆トラムの普及で市街地の交通量が大幅に減り、渋滞が解消された。街を訪れる人が10年間で2割も増えて、賑(にぎ)わっている。緑地や自転車道の整備が進んできた。人と車が共存し、環境や景観にも配慮する“交通街づくり”の先進例とされる◆日本もナントに学び始めた。都市交通を街ごと改革する構想が、政府と自動車業界にある。人と環境に優しい車社会を目指して、モデル都市がいずれ選定される。複数の自治体が名乗りを上げる予定だ◆東京モーターショーが今週開幕する。進化を続ける環境車などの次世代カーが、日本版ナントをいつか走るだろう。近未来の交通タウン構想の夢は大きい。

  自転車道に続いてモデル都市づくりは良いですが、政府と自動車業界がからむとなるとどうなるのでしょう。心配ですが、いずれはクルマ中心の交通体系は変わらざるを得ないとすれば自動車業界も早く手を打つためには考えるしかないのでしょうね。

  それにしても、ヨーロッパというのはやはり大人の国と言えばいいのでしょうか。この部屋でも何度も取り上げてきた私の好きなフライブルク以外にもこんな都市があるんですね。

  参照:ナント(ウィキペディアなんですが日本語の入ったURLが文字化けして上手く行かないかもしれませんメインページからナントで検索してください。この問題は以前から悩まされています。この文字化けを防ぐ方法をご存知の方教えて頂け無いでしょうか。)

   フライブルク(上に同じ)

   こんな都市が日本に広まるのは何時のことでしょうか。第2952回で取り上げた京都に期待したいものです。

日本の政治家よ考えろ!


自転車道

2007年10月24日 | 自転車・公共交通

  第2802回第2819回第2862回でも書いたように5月の末に自転車通勤を始めて5か月が経ちました。始めた頃は初夏の一番良い時期だったのですが、心配していた夏の暑さは通勤距離の短さもあって何とか乗り切りました。しかし、厳しかった残暑のお陰とは言えさすがに朝晩の冷え込みがきつくなってくると冬の寒さを乗り切れるだろうかとちょっと不安な気持ちになっています。
  それでも、やっとその気になって続けてきたからには何とか冬を乗り切って一年間は続けたいものです。

  実を言うと、こんな根性なしの私が何とかここまで続けてこれたのは、私の通勤路が意外と道路が整備されていた所為もあるのです。我が家から一直線に北に向かい、信号の無い県道を横切って直進して次に左折すると後は広い歩道を真っ直ぐに1キロ弱走ればもう職場です。途中に信号つきの横断歩道が一つあるだけです。
  だから、危険なのは我が家を出て直ぐに県道を横断するときだけなのです。つまり、こんな私でも良い自転車道があれば安心して自転車通勤が出来ると言うわけです。

  お国も、やっと自転車道に力を入れる気になったようです。

時事ドットコムより

  2007/10/20 自転車道整備でモデル地区募集=全国100以上の指定目指す-国交省、警察庁

 国土交通省と警察庁は合同で、自転車と歩行者、自動車が安全に通行できる通行空間を整備するためのモデル地区の募集を始めた。各都道府県で最低1地区以上、全国で100地区以上の指定を目指しており、指定地区には交通安全の施設整備に掛かる費用の半分を補助するなど、重点的に支援する。

 募集期間は12月21日まで。両省庁は「早ければ年内にモデル地区を指定したい」(国交省道路局)としている。モデル地区は(1)地方自治体など道路管理者と警察が現地調査をした個所を含む(2)縁石などで歩道と車道から分離した自転車道か車道のスペースを利用した自転車レーンのいずれかを整備する(3)整備後の効果の検証が可能である(4)指定後おおむね2年で整備が完了する-などが要件。

 各都道府県がモデル地区候補を選定した上で国交省に報告し両省庁で調整した後、地区を指定し通知する。モデル地区には財政面での支援とともに、事業の実施で発生した問題点についても相談に応じる方針。

  全国で100地区というのがどの程度の規模になるのか分かりませんが、そんなけち臭いことを言わずに出来るだけ多く整備して欲しいものです。いずれ自動車優先の交通体系を見直さなければならない時代が来るのですから一日も早く自転車道や歩道の整備をやっておけば将来それが本当に役に立つはずです。
  何と言っても、自転車や歩行者が車に追いやられている今の日本の道路事情は政治の貧困を見事に現していると言えるのじゃないでしょうか。

何が大事か考えて政治をして欲しい!


迷惑メール

2007年10月23日 | PC

  インターネットで世界は変わると期待していましたがどうも伸び悩んでいると感じるのは私だけでしょうか。その原因は人間の欲や悪意にあるような気がします。
  インターネット大好き人間の私ですが、毎日100通くらいの迷惑メールとウィルス対策でパソコンの動きが遅くなることには流石に辟易します。迷惑メールとウィルスがなければインターネットによって世の中はもっと便利になっていたでしょうし、もっと発展していたはずです。
CPUの能力アップもウィルス対策にそのパワーを取られているのじゃないでしょうか。何とももったいないですね。
  それを考えると人間の欲や悪意というのはコンピューターによるばら色の未来さえ邪魔していると言えるのじゃないでしょうか。本当に何とかならないものでしょうか。
  そんなことを思っていたら、お国が乗り出すようです。

  10月20日付 よみうり寸評

 一日の始まりはパソコンにたまった迷惑メールの消去、という人も多いのではなかろうか。「お元気ですか」――。迷惑ではないメールと混同してしまう表題のものもあるから、たちが悪い◆国内だけで毎日、数十億もの迷惑メールが送信されているという。世界を飛び交う招かれざるメールの多くにかかわっているのが「ボット」というウイルスだそうだ◆ロボットのように操れるから、ボット。これに感染したパソコンは、迷惑メール送信者の意のままに作動し、出会い系サイトへの勧誘などを一斉に送信してしまう◆パソコンの所有者は、感染に気付きにくい。知らぬ間に、違法行為に加担しているかもしれない。何とも厄介なウイルスがはびこっている◆総務省の研究会が、迷惑メール対策の中間報告案をまとめた。受信者の承諾なしに広告メールを送ることなどを禁じるという。だが、当の総務省も「対策に特効薬はない」と、心もとない◆トラブルから逃れるには、メールを開かず、消去するのが一番。だが、何よりも、迷惑メール根絶の特効薬が欲しい。

  何だか、最初から弱気なようです。尤も、日本のお国で何とかなるくらいなら今までにプロが何とかしているでしょう。

   それにしても、迷惑メールの件名には悩まされます。どこかで聞いたような名前で来るともしかしたらと削除をためらい開けてしまうこともあります。そういうのは本物だったためしは殆ど無いですね。
  そこで、今は、
SPAMfighterという無料ソフトで迷惑メールをブロックして一括削除しています。これで大分楽になりました。

  迷惑メールやウィルスが本当に無くなればインタネットの世界は万々歳なんですけどね。

本当に、勿体無い!


優先座席

2007年10月22日 | 日本再生

  公共交通好きの私ですが、若い頃、気が弱くて困ることがありました。というのも、お年寄りなどに席を譲る勇気が出ず、声を掛けられず黙って席を立ったりしたものです。それが嫌で、どんなに席が空いていても座らないようにしていたときもありました。
  さっと、席を譲る人を見ると、「凄いなぁ、私もああなりたいものだ」と思いながらも出来ない自分を歯がゆく思ったこともありました。席を譲るって以外と勇気がいるものだと思っているのは私だけでしょうか。

  そんなことを思い出させる阪急電車の優先座席の話題がありました。

  産経新聞【産経抄】10月19日

  落ち着いたマルーン(栗(くり)色)の車体でおなじみの、といっても関西人以外はおなじみでないかもしれないが、京阪神の足となっている阪急電車が「優先座席」を8年半ぶりに復活させるという。残念ながらやむを得ない。

 ▼阪急が優先座席をなくしたのは、「全席が優先席」という理想からだった。21世紀にはお年寄りや妊婦さんが乗ってきたらさっと席を譲るという当たり前のマナーがきっと定着するだろう、という読みだったようだが、甘かった。

 ▼お年寄りが前に立っても狸(たぬき)寝入りするのはまだいい方で、若者たちが平気でぺちゃくちゃしゃべり続ける光景を何度見たことか。学校も会社もモラル低下に頭を悩ませているのに、電車内だけ例外とはいかない。せめて優先座席には若者を座らせないよう徹底させるしかない。

 ▼理想と現実のギャップに気づくのに鉄道会社は、8年以上かかったが、旧日本軍が中国に遺棄したとされる化学兵器処理事業の闇も予算措置から8年を経て明るみに出ようとしている。こちらもある政治家の日中友好を願う「理想」から出発した。・・・以下略

  こんな人たちの中にも私のように内心は葛藤している人もいるはずです。それだけ、席を譲ることが当たり前のこととして定着していないのですね。当たり前であれば、優先座席なんているはず無いのですから。阪急電車も悔しかったでしょうね。
  それにしても、後半の河野洋平さんへの苦言に続くのは笑いました。尤も、笑ってる場合じゃないですが。

  もう一つ

  四国新聞 「一日一言」10月20日付・実験は続く

  ・・・略

 しかし8年前に始まった人間への実験では、チンパンジーとそう変わらない結果が出たようだ。優先席以外は譲らなくていいと誤解されないように、との思いが同社にはあった。つまり全席が優先席。「情けは人のためならず」とも言うし、自発的な助け合いができる人間なら何ら問題はないだろうと考えたらしい。

 もちろん車内では、お年寄りらが催促すれば、それに応じる行動は見られただろう。だが自発的には席を譲ってもらえないケースが多く、優先席設置を求める声が毎年数十件あった。とうとう今月29日に優先席を復活させることになったという。・・・以下略

  こちらはチンパンジーと比べています。席を譲るという弱者をいたわる気持ちを素直に行動に移すのは人間にとっても相当難しいことのようです。それでも、何時かはスマートに譲ってみたいものです。尤も、もはや譲られる歳かもしれません。

遅かったかも!


新しい光源技術

2007年10月21日 | エネルギー 環境

  第2887回で白熱灯に比べて圧倒的に電気の消費が少ない電球型蛍光灯を取り上げましたが、世の中はもっと進みそうです。

  CNET Japanより

  米国政府、新しい光源技術開発に本腰--環境対策へ「研究開発費は無制限」 永井美智子(編集部) 2007/10/16

 米国政府が日本の技術を基にした、新しい光源技術の開発に乗り出す。既存のLEDよりはるかに明るく省電力な白色LEDや面で発光するレーザーダイオードを開発し、世界のエネルギー利用量の2030%を占めるといわれる照明分野で、あらたな覇権を握りたい考えだ。

 日本の技術ベンチャーであるニューパラダイムテクノロジーと米ウエストバージニア大学研究機構、米シンクタンクのIC INOVAが共同で、超高発光度白色LEDおよび面発光レーザーダイオード(LD)を開発する。3者は「日米共同LEDプロジェクト」という名称のプロジェクトを結成することで1015日に合意した。このプロジェクトには米エネルギー省など13の連邦政府機関と、Microsoftなど17の米企業がパートナーとして参加する。

 研究資金は連邦政府機関などが提供する。「2年間で目標とする技術を完成させる。そのための資金は無制限に提供される」とIC INOVAの日本法人であるアイシーイノバジャパン代表取締役の藤木俊也氏は話す。

 3者は共同で、200910月までに現在の白色LEDの発光効率である150lm/Wを大幅に上回る250lm/Wの白色LEDを開発する。また、面発光レーザーダイオードについては、実用化レベルの青色、および緑色のものを完成させる。

 「現在百本以上の白熱灯を使う必要があるオフィスを、1つの照明で照らせるようになる」とアイシーイノバジャパン取締役副社長の秋谷弘一氏は話す。

 豊田合成で青色発光ダイオードの研究開発に携わった経験を持ち、今回ウエストバージニア大学の教授に就任したニューパラダイムテクノロジー取締役の真部勝英氏は「フィルム状の、薄く軽く安い光源も実現できる。また、太陽光に近い光ほど人間に優しいといわれていることから、そういった地球にも人間にも優しい光源を開発する」とした。・・・以下略

  日本の技術が日本で生かされないのは残念ですが、いずれにしても、消費電力の少ないものが開発されることは歓迎します。アメリカにこんなのが普及したらその効果は蛍光灯の普及している日本とは比べ物にならない効果が現れそうです。

 とは言いながらも、発売されれば日本の方が早く普及しそうな気がします。私も欲しいです。

 話は変わりますが、HPの入口にFriend-A(フレンドエー)という新しいリンク先が出来たのに気が付かれたでしょうか。実は、単身赴任時代の同僚が経営している楽天の中のショップの手伝いをすることになりました。
  自転車、電気製品、おもちゃ等を扱っています。この部屋を立ち上げたのも以前から興味があったインターネット販売をやるには自分で
HPをやってみなければその可能性も分からないと思ったからです。ところがやってみてこれは生半可なことでは無理だし、第一、売り物が無いことに気がつき諦めました。

 しかし今回ひょんなことから手伝って欲しいとの打診があったので手伝わしていただくことにしたものです。ここは仕入れのルートがしっかりしているので売り物には困らないようです。
  早速、楽天のマニュアルを送って貰って勉強してみると、流石に行き届いたシステムになっており、成る程、これならそれほど知識が無くても出店できるはずだと関心しました。そこで最後のチャンスと思い引き受けることにしました。

  いずれは、今日も取り上げたような環境グッズも取り扱ってみたいものです。

さて、どうなるか!


水溶液蓄電池

2007年10月20日 | エネルギー 環境

  

電気自動車も太陽光発電も蓄電池の画期的な製品が待たれますがなかなかこれといった物は出てこないようです。

そんな中、第2368回で取り上げた住友電工のレドックスフロー電池のような新しいものがでたようです。

  日刊工業新聞より (既に記事はないようです。)

  琉球電力、バナジウム利用の蓄電池を開発-低コスト・大容量

 琉球電力(沖縄県浦添市、阿部倶巳社長、098・871・1661)は16日、バナジウムを利用した水溶液蓄電池「バナセイバー」を開発したと発表した。08年1月から順次生産を開始する。価格は蓄電容量が1キロワット時で4時間充放電型という、最も小型なタイプで68万円。

 同電池は陽極タンクと陰極タンクのそれぞれにためたバナジウム水溶液を、イオン交換膜のセルに還流させ、電解液の化学反応で充放電する。電解水溶液とセルを別々に設置できるため、低コストで大容量化ができるのが特徴。電池寿命も10年以上と長く、自己放電せず長期間の蓄電も可能。

 同社では風力発電所や太陽電池などとの併設のほか、割安な深夜電力を有効利用したい企業での採用などを見込む。(更新日 20071017日)

  参照:琉球電力

  沖縄電力かと思ったら違うようです。まあ、紛らわしい名前に胡散臭さを覚えますが、要するに製品が良ければ会社の大きさは関係ないですね。

  それにしても、この手の蓄電池は大きいので電気自動車には無理ですが、工場など充分な設置場所がある所には有用かもしれませんね。

  いずれにしても、色んな蓄電池が競走してより良いものを早く作って欲しいものです。何といっても、蓄電池が未来のエネルギー解決の鍵を握っているといっても言い過ぎではないしょう。

夢の蓄電池はいつでしょう!


トランジットモール

2007年10月19日 | 自転車・公共交通

  第437話で京都のチンチン電車にもう一度乗れるのは何時だろうかと書きましたが、人間考えることは同じようです。

  産経ニュースより

  京都市の四条通で一般車両を締め出し 100万以上の都市では世界初の試み (1/3ページ) 2007.10.11

  歩行者優先の街並みを取り戻そうと、京都市のメーンストリート四条通で、バスやタクシー以外の一般車両を締め出す「トランジットモール」の社会実験が12日に始まる。3年後の本格導入を見据え、歩道部分を拡幅、周辺の道路も封鎖するなど国内の大都市では前例のない大掛かりな試みとなる。市はトランジットモールを建物の高さ規制などの新景観政策に次ぐ街作りの柱に位置付ける方針で、活性化を期待する地元企業、大学の後押しがある半面、通行禁止による混乱を指摘する声も出ている。

 週末になると、歩道は観光客や買い物客でひしめき、車道もすし詰めの渋滞となる四条通。見慣れた風景が一変するのは今週末の3日間だ。・・・以下略

 週末3日間のニュースを探して見ましたが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。どこかが報道したのでしょうか。

 それにしても、3年後に本格導入とはいよいよ昔のチンチン電車の復活も見えてきたのかもしれません。これを契機に昔の市電の路線の復活と自動車の通行禁止なんてことになれば最高ですね。そうなれば京都議定書で高めた名前が一層高くなり、日本を代表する古都の景観と環境への取り組みで世界中の観光客を呼べるようになるかもしれません。

 そして、私が何時も言っている、神社仏閣へのフレキシブル太陽電池の設置で環境対策では世界を代表する都市になって欲しいものです。

そんな京都を歩いてみたい!


誇大報道

2007年10月18日 | マスメディア

  第2939回で取り上げた「沖縄11万人抗議集会」報道の数字を福田首相が認めているのだそうです。

  「11万人は事実」と福田首相 「角福戦争」再現も 2007.10.12 

  福田康夫首相は12日の衆院決算行政監視委員会で、沖縄戦で日本軍が「集団自決」を強制したとする記述が教科書検定で削除されたことに関し、「11万人の県民大会があったという事実も、われわれが重く受け止める1つの理由かもしれない」と述べた。

 検定撤回を求めた9月の沖縄県民大会の参加者数を首相が主催者発表通り「11万人」と述べたのは初めてで、首相は集会を受けて政府の対応を変えたことを認めた。関係者の証言では参加者は4万人強だったことが明らかになっている。・・・以下略

  草莽崛起PRIDE OF JAPANによるともっと少なかったようです。

 ・・・略

 前に送りました沖縄報告文で、琉球新報の集会全景写真に写っている人の数を数えてみる、と書いていましたが、この一週間かけて熊本大学の学生が数えてくれました。その結果は、13,307人 でした。・・・以下略

  これほどの数字の違いを発表通り認めると言うのは何か考えがあってのことなのでしょうか。それとも、本当に数字を信じているのか。もし信じているとすれば総理大臣は新聞発表を裏付けも取らずに信じているということになるわけですが、幾らなんでもそこまで寝ぼけているとは信じられません。やはり、何か思惑があって、あえてあの数字を認めると言うことなのでしょう。
  こうなると福田総理は日本軍が「集団自決」にかかわっていたと言う説を採りたいのかもしれません。やはり自虐史観を持っているかそれとも中国や韓国に弱みをつかまれていると考えた方が良いのでしょうか。それとも、もっと深い考えがあるのでしょうか。

  いずれにしても、こんな嘘の数字を堂々と発表するマスコミといいそれをあえて認める総理大臣といい国民をなめきっているとしか考えられません。一体、日本をどうしたいのでしょうか。

何とも怖い!


ノーネクタイ

2007年10月17日 | エネルギー 環境

  新しい職場は普段着や作業服なのでネクタイとは全く縁が切れて毎日気持ち良く仕事をさせてもらっています。10月になっても、もちろんノーネクタイです。長いサラリーマン人生の中でやっと巡ってきた最高の環境です。全てのサラリーマンにこの環境を分けてあげたいものです。

 ところが、アメリカは既にそれに近い状態のようです。

  時事ドットコムより 10/13

  ノーネクタイ、もはや普通=仕事での着用率1割-米調査

 【シカゴ13日時事】仕事の際にネクタイを着用するのはもはや1割にすぎず、3分の2以上の人が仕事でも一切ネクタイをしない-。ギャラップ社がこのほど発表した世論調査で、米国のビジネスマンの服装が急速にカジュアル化していることが改めて確認された。

 仕事で着る服の質問に対して、男性ではスラックスとシャツ、女性ではスカートとブラウスという「カジュアル・ビジネス」が全体の43%を占めた。次いでジーパンなどの「カジュアル・ストリート」が28%、制服が19%、スーツなどの「フォーマル」は9%にとどまった。2002年の調査では、カジュアル・ビジネスは32%、フォーマルは12%だった。

 男性のネクタイ着用については、仕事の時に常に着用する人は9%で、仕事時間の約半分が4%、時々が20%だった。

 以前からアメリカあたりではノーネクタイはどのくらい浸透しているのか興味がありましたが想像以上に浸透しているようですね。

 きっとヨーロッパはここまでは浸透していないのでしょうね。しかし、アメリカのこの数字は心強いですね。アメリカの後追い傾向のある日本もいずれはこの数字に近いものになってくるのでしょうが、せめてこの程度のことはアメリカを抜いて欲しいものです。

何といってもノーネクタイは良いですよ!