第38話でも書きましたが、若かりし頃は洋画の登場者のユーモアあふれるセリフ(当然字幕か吹き替え)が大好きで、自分も大人になったらあんなセリフを吐けるようになりたいものだと思っていたものです。
ところが、どこでその初心を忘れたのか何時の間にか只の皮肉屋になってしまったような気がします。
しかし、世の中には死ぬまでユーモアを忘れない凄い人がいるもんです。
25日、読売新聞読書センターから
「11日気流面で取り上げられた死去した元上司から『お別れの手紙』は夫のことです」。神戸市の年森恵子さん(79)から16日、電話をいただきました。夫の守圀さんは今春、85歳でなくなられました。整然、「年賀状をやりとりしている人に送ってほしい」と娘さんに手紙を託されていました。
2枚の便せんに「お先に旅立ちますが、良い席を予約しておきます。みなさん、急ぐことなくごゆりとおいでください。こられた時は美酒を一献楽しみましょう」などとユーモアを交えてつづられています。明るい人柄がしのばれます。投稿した女性は鹿児島県に住む66歳の元部下のかた。「心遣いの大切さを教わったようで、胸があつくなりました」と投稿にあります。・・・以下略
この投稿は私も読みましたが、何と粋な人だろう、私も願わくばこんな心境でおさらばしたいものだと思ったものです。
もし、こんな手紙を貰ったらきっと死ぬまで忘れられないでしょうね。年賀状も止めてしまった私にはこんなことをする資格もなさそうですが、もし、この部屋をまだやっていたら、ここにお別れを書くのも面白いかもしれないですね。
自己満足かも!