団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

雑草

2007年03月31日 | 日記・その他

  一週間以上使い物にならなかったメガネの台がやっと何とか使えるようになって来ました。とは言いながらもまだ完全復活とは行かず、なるべくはメガネなしで過ごしています。
  その所為もあって、暫らく雑草を抜く気ににもならなかったのですが、芝生も一部緑色になって来たようなので、もしかしたらと、メガネを掛けて見ると、不安は的中。あちこちに雑草が伸びているじゃないですか。それも、かなり大きくなっています。
  
第2726回で一通りは抜いたと思っていたので油断もしていたのですが、この時期の1、2週間はまさに油断大敵ですね。これほどまでに延びているとは想像もしていませんでした。
  早速メガネを掛けて退治にかかりましたが、結局2、3時間かかって、小さなポリバケツ一杯ありました。

  相変わらず、オランダミミナグサホトケノザアメリカフウロムラサキカタバミは勢力を張っています。
  驚いたのは
カラスノエンドウです。流石にもう殆ど無いだろうと高をくくっていましたが、何とあちこちで既に花をつけていました。何処まで行っても抜き残しはあるものです。全く恐れ入ります。この分では今年も雑草との戦いは手を抜けそうもありません。と言うか、手を抜けばあっという間に雑草が芝生に勝ってしまいそうです。

  今年は、新しい雑草も目に付きましたが、今のところ名前を調べる気力がありません。そのうち気が向いたら調べてみようとは思っていますがどうなることやら。

又、長い戦いの始まりです!


黄砂

2007年03月30日 | 中国

  第2381回でも書いたように香川の去年の黄砂は23、4日だったようです。今年は第2685回でも取り上げたようにもっと早くなると思っていたのですが、発表は28日でした。温暖化で開花が早くなると騒いだサクラと同じで例年と余り変わりはなかったようです。この日は良く晴れていましたが、やはり黄砂の影響で抜けるような空とは言えませんでした。
  もっと早くに車のフロントガラスに砂が溜まっていた日があったような気がしますが定かではありません。

  我が家の太陽光発電が同じ28日に去年の発電量の実績を越えました。後3日でどの位上乗せしてくれるか天候が気になります。
  ところが、去年には4日以上あった1日30kwhが今のところ1日しかありません。最高値も去年の31kwhを記録していません。トータルでは去年を越えても最高値は足らないということは全体的に晴の日が多かったがスカッとした青空は少なかったと言えるのじゃないでしょうか。
  それを、黄砂の所為にしたかったのですが無理があるかもしれません。しかしながら、この部屋でも何度も触れているように、スカッとした青空が少なくなっていることは間違い無さそうです。
  それを、温暖化の所為にするか、それとも太陽電池のパワーが落ちたと見るか。まさか1年でそれ程効率が悪くなるとも考えられないので、やはり、天候の方がおかしいと考える方が妥当のようです。

本当のところはどちらでしょう!


フリーゲージトレイン

2007年03月29日 | 自転車・公共交通

  第531話第923話第1311回で取り上げた四国への新幹線乗り入れの夢をかなえてくれるフリーゲージトレイン、その後話題をここ暫らく聞きませんでしたが、久し振りに記事がありました。

時事ドットコムより

2007/03/25-14:21 最高速アップへ新型試験車両導入=広・狭軌両用電車で鉄道機構

国土交通省所管の独立行政法人、鉄道建設・運輸施設整備支援機構は2007年度、車輪の間隔を変えることで線路の幅が異なる在来線と新幹線の直通運転を可能にする「フリーゲージトレイン」の新型試験車両を導入する。旧型より最高速度を上げられるよう強力なモーターを搭載したほか、高速走行の安定性を高めるなどの改良を施した。九州新幹線新八代駅(熊本)付近の試験線を中心に走行テストを行う予定だ。

 参考:鉄道建設・運輸施設整備支援機構

 まだかろうじて実験は続いているんですね。早く実現して瀬戸大橋を新幹線が走る姿を見たいものです。
  それにしても、日本の独立行政法人というのは一体いくつあるのでしょうか。それぞれもっともらしい名前をつけて多くの費用を使っているようですが、本当に役に立ったことがあるのでしょうか。それとも、お役人の無駄遣いの為の受け皿会社でしかないのでしょうか。多分、大半は後者でしょうね。

 参考:独立行政法人一覧

何か違っている!


世界の太陽電池メーカー

2007年03月28日 | 太陽光発電

  第2727回で日本の太陽電池メーカーの増産を取り上げましたが、海外も負けてはいないようです。

  ソフトエネルギーより

  BPの「Mono2」がいよいよ登場!太陽電池のシェア拡大を狙う

  再生可能エネルギー市場にもっとも積極的な石油会社として評価されることもあるBPがいよいよ太陽光発電用の新方式の製造方法によるセルの生産ラインをスタートさせるとアナウンスしました。・・・中略

  年間30%増しの状況が続く世界の太陽電池業界は、北京オリンピック、ヨーロッパでの盛んな大型プロジェクトなどで可能ならばさらに拡大を続けると予想されています。その中で、足をひっぱっているのが、高純度シリコン不足のよる結晶系セルの頭打ち状態です。これにより太陽電池の今年度ののびは、さらなる需要拡大が可能にもかかわらず頭打ちで昨年度並みと予想されているのです。そこで各社、非結晶系の太陽電池の製造、開発に拍車をかけているわけです。BPMONO2も、”The new cell lines use state-of-the-art screen printing technology”、まるで印刷のような工程で作られる太陽電池ということで話題になってきたものです。同様の太陽電池の開発は、アメリカでもみられ、シリコンバレーなどからの大きな資金の流入や、政府のテコ入れなどが最近も話題になっています。BPが本格的な稼動工場の建設をアナウンスしたことで、市場で実際に新方式の太陽電池が見られる日も近いと期待したいと思います。

  参考:Release date: 22 March 2007  BP Solar will expand its cell manufacturing capacity in Spain.

 もう一つ

 EDリサーチ社より

 2007323日 AMAT、欧州に初の大型太陽電池パネル製造ライン納入

Applied MaterialsAMAT)社は07320日、2.2m×2.6m5.7m2)の大型ガラス基板を用いた欧州初の薄膜太陽電池モジュール製造ラインをスペインのT-Solar Global S.A.社に提供する契約を受注したことを発表した。第8.5世代のFPDと同サイズの大型基板を利用するこの一貫製造ラインは、太陽電池パネルの製造コストを引き下げると同時に、工場の生産能力を倍増することができる。T-SolarではAMATが提供する薄膜製造ラインを利用して、08年半ばまでにパネル生産を開始する予定。今回の契約では、太陽電池パネル製造に必要な装置をフル装備した生産ラインをAMATが納入し、年間生産能力は発電量換算で40MWと、通常の薄膜太陽電池生産設備の2倍を予定している。最終製品のサイズは1.4m2から5.7m2まで設定することができる。
  
URLhttp://www.appliedmaterials.com/news/index.html

 日本語のサイト巡回で手一杯だし、英語のHPを巡回するほどの英語力も無いので世界の情報はどうしても手薄になります。それでなくても、日本のマスコミは世界の太陽電池情報を取り上げる気配もなさそうなのでこれからも世界の情報には縁遠くなりそうです。
  しかしながら、世界のメーカーも市場の拡大のチャンスを逃さないように増産に動いているようです。
  韓国に抜かれてしまったメモリーなどのように気が付いたら日本メーカーの生産量も下位に落ちてしまっていたなんてことになりそうな気がするのは私だけでしょうか。
  何と言っても、日本政府に気が入ってないだけにありえそうな気がします。

参考:Q.CEIIS

どうなることやら!


正社員化

2007年03月27日 | 非正規・派遣

  第2623回のワールドがパート5000人を正社員化のニュース以後、ユニクロなど流通業界が後に続いているようです。
  非常に歓迎すべきことではあるのですが、ここに来ての人員不足を恐れての動きのようですが、本当に従業員のことを考えての正社員化であるのならば良いのですが、何となく企業の都合ばかりが目に立って素直に喜べないのは私だけでしょうか。

  流通業界だけでなくメーカーにも動きが出てきたようです。第2702回のトヨタに次いでキャノンも発表しました。

  YOMIURI ONLINEより

  キヤノン、派遣・請負から3500人を直接雇用へ

 キヤノンは2007、08年度の2年間に、国内のグループ19社の製造部門で働く計3500人の派遣社員や請負労働者を、正社員などの直接雇用に切り替える計画を明らかにした。

 同社は、請負業者の労働者を、正社員の指揮下に入る派遣社員のように働かせる「偽装請負」があったとして、03~05年に労働局から計7件の文書指導を受けた。この問題の反省を踏まえ、派遣社員らの正社員化に取り組む姿勢を強める。

 2年間にグループの製造部門で新卒採用を含め計5000人を正社員などの直接雇用で採用。このうち、現在、派遣社員や請負労働者として間接雇用している従業員から1000人を中途採用の正社員として、2500人を契約期間3年未満の期間社員として採用する計画だ。

  同グループの製造部門では、従業員の75%にあたる約2万1400人が間接雇用(派遣社員約1万3000人、請負労働者約8400人)。偽装請負の指摘を受けて昨年8月、御手洗冨士夫会長(日本経団連会長)の指示で「外部要員管理適正化委員会」を設け、雇用形態を見直してきた。

  団塊世代の大量退職を背景とした人材確保や「偽装請負」問題を契機に、大手企業では間接雇用の非正規社員を直接雇用に切り替える動きが広がっている。(2007325314読売新聞)

  前・現日本経団連会長の会社がこうやって正社員化を打ち出したことは喜ぶべきことなのでしょうが、そうした会社が今まで率先して派遣社員や請負労働者や期間従業員制度を採用してきたことにこそ問題がありそうです。果たしで、どういうつもりで正社員化を打ち出したのか。何となく、体面を保つ為の方針であって本気で従業員のことを思ってとは思えない私がいます。

どうなんでしょう!


メガネの台

2007年03月26日 | 日記・その他

  私事ですが、今日で約一週間普段常用している近視のメガネなしの生活が続いています。なくしたとか合わなくなったというのでなく、メガネを掛ける台の故障のためです。
  10日程前、鼻の頭に違和感を覚えたと思ったら、小さなできものが出来ていました。直ぐに治るだろうと気にも留めていなかったのですが、どうも様子がおかしい、2、3日して、だんだん酷くなるので意を決して皮膚科に行きました。
  先生曰く「疲れから来たヘルペスだと思います」。私も思い当たる節もあったので納得して塗り薬と飲み薬を頂いて帰りました。その時点で、もう2、3日すれば治るだろうと甘く考えていました。ところが、治るどころか、日に日に鼻全体が赤くなり夜も寝苦しくなって来ました。
このときから、メガネの台(つまりは鼻)が痛くてメガネが使えなくなったのです。しかし、普段当たり前のように使っている台が使えないのは不便ですね。生活が一変しました。まず、この毎日の更新も字が殆ど見えない状態なので出来そうもありません。
  いよいよ、更新も今回で終わりか。マァ、それもよしと思ったものの、そんなに簡単に諦める事も無いかといろいろと考えました。何のことは無い、画面に目を近づければ良いだけのことでした。とは言うものの、画面に顔を近づけてこれを書いている姿は余り他人には見せられたものじゃないですね。
  もう一つは、車の運転です。これも、安全運転していれば何とかこなすことが出来ました。テレビは画面がボケていますが雰囲気で楽しんでいます。それにしても、健康のありがたさは、何かあって初めて分かるものですね。まさか、メガネの台に苦労するとは思ってもいませんでした。

  薬の変更と朝晩の点滴に治療法が変わりましたが、先生も心配になったのでしょう、安心の為耳鼻科の先生に診断をしてもらうようにとのことで紹介を頂き行ってきましたが、そちらでは、特におかしなところは無いので今までどおり、皮膚科の治療を続けてくださいとのことでした。その後、鼻のCTスキャンも撮りました。
  今は、かなり良くなってきましたが、メガネの台にはまだ痛みがあります。

さて、乗り切れるか!


地球

2007年03月25日 | エネルギー 環境

  第2709回などで2050年が原材料や温暖化など地球がどうなるかのカギを握っていると書きましたが、長い地球の歴史から見れば50年なんて誤差の内でしょう。
  もしも、人類が何の手も打たずに滅び去っても、地球は残り、何も無かったかのようにその歴史を刻んでいくはずです。そして、その地球も、太陽の消滅と共にその歴史を終えるのでしょう。そう考えると、人類の滅亡なんて地球にとっては何の関係も無く、騒いでいるのは人間だけと言うことのようです。

 何時もの「国際派時事コラム・商社マンに技あり!」 がそんな地球の姿のHPを紹介してくれています。面白い。

   2億5千万年後の地球の姿…… 

   1月9日の『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事を今ごろ読んでいます。今から2億5千万年後の地球がどうなっているか。その頃の人類文明の姿がどうのこうのという話ではなく、地球の陸地がどう動き世界地図がどんな姿になるかを地質構造学的に予測したもの。・・・以下略

  HPEarth History

   5000万年後

   1億5千万年後

   2億5千万年後

  地球の不思議によると5億年後には太陽の熱のために地球の水は蒸発してしまい生物は絶滅するのだそうです。
  それまででも、地球は上記のように大陸の移動で現在の地球とは似ても似つかない様相になるようです。そんな変化に比べたら人間なんて何をやっているんだろうと思わずに入られません。
  小さなことに悩まずに高々百年、楽しく毎日を暮らしたものが勝ちかもしれませんね。人類の歴史に名を残しても、その人類も何れは消滅するのですから。とは言いながらも割り切れないのが人間かも。

やっぱり足掻きますか!


イギリス

2007年03月24日 | エネルギー 環境

  第2731回EUCO2削減に対する意欲的な取り組みを取り上げましたが、その中で、第2717回のエセ化学でそのたくらみの元凶と書かれたイギリスが大きな目標を発表しました。記事は少し古いですが取り上げておきたいと思います。

  NIKKEI NETより

  英が温暖化防止法案・CO2排出削減、20年に2632 

  【ロンドン=吉田ありさ】英政府は13日、地球温暖化の防止を目的とする特別法案をまとめた。二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに1990年に比べ2632%削減する目標を掲げ、温暖化ガス排出抑制のための予算を5年おきに編成するのが柱。温暖化ガスの排出量に法律で上限を設ける試みは主要国では初めてという。 

  欧州連合(EU)は先週末の首脳会議で、温暖化ガス排出を20年に20%削減する目標を承認したが、英政府はさらに踏み込んだ数値目標を打ち出した。50年までには60%削減する。

  温暖化ガス抑制のための予算には、企業や個人の取り組みを促す優遇税制などを盛り込む見込み。0812年の第一期に続いて、22年まで5年おきに編成し、温暖化ガスの排出状況に対応して新たな施策を盛り込んでいく。

  まさかイギリスが第2718回のドイツ以上のこんな数字を出すとは驚きです。やはり発展途上国の成長の一部をくすねるつもりなのでしょうか。
  それにしては、素晴らしい言葉がありました。

  Greener Worldより

  イギリス 2050年までにCO260%削減を立法化へ

  ・・・略

  環境・食料・農村問題省(DEFRA)のミリバンド大臣は、ビデオメッセージのなかで次のように語っている。

「イギリスのような豊かな先進国こそが、気候変動対策において世界をリードすべきである。この取り組みは、発展途上国が先進国と同じ過ちを繰り返さないよう、低炭素経済を選択していくのに役立つ。イギリスが率先して取り組むことが発展途上国の信頼と国際的な連携をもたらす」・・・以下略

 この言葉を本当と思いたい。それとも、これも世界を騙すための言葉でしょうか。しかしながらこの言葉こそ日本の政府に言って欲しい。

無理なのでしょうか!


自転車

2007年03月23日 | 自転車・公共交通

  

今年になって、自転車バッシングが酷くなっているように感じたのは私だけでしょうか。特に、自転車が歩行者に対して加害者となる場合が増えているというものです。しかしながら、増えているとは言いながら、自動車事故に比較すれば本当に微々たるものでその増加数も誤差の内とも言えそうな数字でしかないように私には思えました。
  それよりも、きちんとした自転車道を作らない日本の道路事情の方が余程問題ではないかと憤りを感じていました。これは、もしかしたら、自転車道を作れなんて言う私のような意見を押さえつける為に自転車悪者論を定着させようとする何処かの陰謀ではないかと思えるくらいです。

  そんな心配が本当になりそうな記事がありました。

  320日 毎日新聞より

  歩道を猛スピードで走る自転車に歩行者がはねられるなどして起きる交通事故が増えていることを受け、警察庁は20日、全国警察に自転車による悪質運転の指導取り締まりを強化するよう通達した。

  同庁によると、自転車が関係する人身事故は昨年17万4262件で前年比5.1%減少したが、自転車と歩行者による事故は2767件で7.4%増加。歩行者の死者と重傷者は計335人で、前年に比べ26.4%増えた。

  自転車の悪質運転取り締まりを巡り、同庁は昨年4月、罰金刑など刑事処分の対象になる交通切符(赤切符)の積極適用などを全国警察に指示したが、赤切符での摘発は昨年計268件だった。

  また、違反者に注意を促す「指導警告票」を145万1353件(前年比28.7%増)交付した。内訳は、無灯火が約51万件、2人乗りが約41万件。歩道通行者に危険を及ぼす行為でも約12万件が交付された。

  悪質運転を取り締まることに異論はありませんが、それ以上に自転車道の整備などやることがあるんじゃないですかと言いたい。日本というのはどうして物事に対して本質から取り組まないのでしょうか。
  こういうやり方を見ていると、電気の質を言質に太陽光発電の普及に取り組まないやり方を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか。尤も、その中身は質の良い電気と質の悪い道路と全く逆かもしれませんね。

どちらも、目指す方向が違うんじゃないですか!

  


蛍光灯

2007年03月22日 | エネルギー 環境

  第508話でも取り上げたようにアメリカの家庭の照明は殆どが白熱灯、それも日本の様にせいぜい100Wと言うのでなく300Wなんてのもあると知り驚いたものです。蛍光灯が当たり前のように使われている日本との違いは大きそうです。ちなみに我が家も白熱灯は全く使っていません。
  ところが、そのアメリカも変わりそうな記事がありました。

   NIKKEI NETより

  白熱電球追放、米議会に機運・地球温暖化で

  米国で発明王エジソンが生みの親の「白熱電球」に逆風が吹き始めた。電機大手フィリップスや米上下両院議員は14日、10年かけて蛍光灯などに切り替えを促す方針を発表。州レベルでも規制する動きが浮上している。白熱電球はエネルギーの大半が熱に変わり、効率の悪さから地球温暖化対策の標的になっているためだ。

 フィリップスと民主党上院のプライヤー、共和党下院のマンズーロ両議員は白熱電球を蛍光灯やハロゲンランプ、発光ダイオード(LED)を使った効率の良い照明への切り替えを急ぐべきだと表明。両議員は環境団体などと組み、法制化も検討している。

  マンズーロ氏らによると、全米の企業や消費者が電気を大量消費する電球を使わなくなれば、年間で180億ドル(約21000億円)の電気代の減少につながり、原発30基分の電力も浮くという。カリフォルニアやニュージャージーの州議会では電球の販売禁止や州施設での利用禁止を盛り込んだ法案が出ている。

やはり殆どが白熱灯というのは本当だったようです。壮大な無駄遣いをしていたんですね。日本人のくそ真面目さとの落差を感じずにはいられません。それにしても原発30基分とは驚きですね。しかし、これだけの効果があるのなら原発の再開発に踏み出したのも見直すことにならないのでしょうか。
  それにしてもエジソンさん
直流送電といい白熱電球といい今の時代には会わないのでしょうか。それとも見直される時が来るのか。

アメリカも本気になったか!


お猪口にならない傘

2007年03月21日 | 日記・その他

  技術の発達した現代でも克服できない技術と言うものはあるものです。今年の冬の爆発低気圧の日本縦断のニュースなどでも出てきましたが、台風シーズンの映像で傘が強風に煽られて骨が折れたりお猪口になったりするのが良く取り上げられます。
  今の時代、材料も良いのがありそうなものなのにあの風に耐えられる傘というのは出来ないのだろうかと不思議に思っていました。
  ところが、やはり同じようなことを考える人はいるものですね。とうとう開発されたそうです。

  お猪口にならない雨傘、暴風雨にも耐久性抜群

  【大紀元日本314日】オランダのメーカーがこのほど開発した新製品の雨傘が話題になっている。この製品は、米軍の「ステルス爆撃機」に形態が似ており、樹木が倒れ、家屋が倒壊するような暴風雨に遭っても骨組みが絶対に曲がらず、いわゆる「お猪口」にならないことから、科学者はこれを「究極の防風雨傘」と呼んでいる。この製品は、発表されるやいなや市場で爆発的な人気を博している。

 この防風雨傘の外形は、米軍爆撃機のステルスによく似ており、「前が短く、後ろが長い」奇妙なデザイン。前方では使用者の視線を遮らず、後方では水滴が背中に垂れない造りになっている。

流線型のデザインのために、傘面は常に乾燥しており、傘骨がアルミニウム製のため非常に軽い。更に、重要なのは強風に耐えうることで、普通の製品のように、骨組みが折れ曲がることはない。製造元によると、この防風雨傘は強風の中だけでなく、流体力学の専門家による航空試験も既に済んでおり、文字通りの「お墨付き」だという。

 リンク先に映像もあります。意外と小さな感じでした。材質より空力デザインで来たという感じでしょうか。それにしても人間って凄いですね、私のように思うだけでなくきちんと実現する人がいるのですから。
  この傘、日本には輸入されないのでしょうか。きっと大ヒットするのじゃないでしょうか。と思いながら、金儲けする人はここで自分が輸入することを実行する人なのだろうなぁと思い至りました。

さて、どこが輸入するのかな!


重要度

2007年03月20日 | 太陽光発電

  第2737回で取り上げた質の高い電力を考え直さないと日本は世界から孤立することになりそうな気がします。
  電力会社がなんだかんだと屁理屈をつけて太陽光発電などの導入を阻み続けていれば取り返しの付かないことになりそうです。ドイツの動きをみているとその彼我の差に愕然とせざるを得ません。そんなドイツの現状に詳しい面白いブログを見つけました。

  効エネルギーの日記 

  2007-03-17   ■ドイツの再生可能エネルギー

  ・・・略

  ドイツの再生可能エネルギーが想定以上のテンポで伸びているという情報だった。ドイツ環境省の発表だが、2010年の目標として設定しているのは、電力供給量の12.5%を再生可能エネルギーにするという数字だが、おそらく今年にはそれを上回るだろうということだ。一次エネルギーに占める再生可能エネルギーのシェアも、2010年の目標である4.2%をすでに抜いて5.3%になったという。同環境省の予測では、2020年の一次エネルギーに占める再生可能エネルギーのシェアは16%に達し、これはEUの提案する平均20%という目標を少し下回る数字となる。ドイツはさらに積極的に再生可能エネルギーの普及に力を入れ、原発に代替させていくとしている。再生可能エネルギーからの発電量は、毎年一基の原発発電量に匹敵するものが増えているとのことだ。・・・中略

ヨーロッパ諸国の送配電網は相互に繋がっている。日本の電力事業者は、ヨーロッパの一体化した送配電網の容量が大きいから、ドイツは再生可能エネルギーの拡張ができるのであって、いわば、フランスの原子力発電に依存しながら自国の原発をなくしていこうという勝手ができるのだとよく言う。電気が常時国をまたがって流れているからドイツの再生可能エネルギー政策が実現できるのだというのはそうかもしれないが、地球温暖化防止に向かうEU諸国が基本的に同意しているわけで、ドイツが非難されているとは聞いたことがない。日本は電力会社間の電力流通も極めて限定された量しか実現できないために、風力発電の受入量がすでに限界に来ているとよく言われる。しかし、技術的にその流通量を増やすことは可能であることは明白であって、後は経済的、政治的にそれを実現する方策を考える知恵がないのだ。これは電力会社だけで負担するべきものではなく、電気料金を経由して国民全体で負担すべきものだと思っている。消費者全体で負担する方法を政策的に合意できれば、送配電網を日本全国どこにでも電気を移送できるようにして、再生可能エネルギーの受入を増やすことはできるはずだ。特に今回のトラブルからして言えるように、原発依存に赤信号がともっている現状を見ると、もっと真剣な対応が必要だろう。

  結局は、何を一番重要と考えるかでその取り組み方が違ってくるということのようです。自然エネルギーを如何に増やすかを考えるドイツ、質の高い電気を求める日本。確かに、質の高い電気はありがたいですが、地球が滅びてまで欲しいものではありません。
  今の時代、どちらを目指すべきかは明らかだと思うのは私だけでしょうか。地球温暖化防止対策など日本の電力会社にとってはひたすら質の良い電気を目指すことより重要度の低いことなのでしょうか。

そんなことで良いのですか!


直流ハウス

2007年03月19日 | 太陽光発電

  第2735回で取り上げた直流ハウスには素人の私には分からない問題点が多くあるようです。
  お世話になっている
KAさんからメールを頂きました。折角なので全文を紹介させていただきます。

  直流送電の問題点

 §高電圧に対する危険性が大きい」

 1.いったん絶縁破壊すると瞬間に絶縁距離を伸ばしてもアークが消滅しない。1500ボルトでも2~3メートルはアークが切れません。

 2.保護回路としてアーク吹き消し用の高速遮断機が必要です。

 3.現在の家庭用のNFB(ブレーカー)では直流保護の対処は困難です。

 4.制止型の保護継電器(外見では動作が見えない)制御ゲート付きサイリスタ等の高価な物です。ゲートの制御装置が必要。トランジスタのエミッタのようなもので電圧とかパルスで電流の流れをカットします。現在電車線路変電所の超高速電流遮断装置として使われています。

 5.10ボルト20ボルトぐらいでも大電流になればアークは危険性を増します。溶接機は20~50ボルトで電流は50~200アンペアーで使用しています。

 6.長距離の電力配電線路の継電器保護(接地。短絡)が困難になります。直流の場合、5キロに一カ所ぐらい保護用の変電所が必要。

 7.変電所は交流は20キロぐらいは必要なし。直流の10倍くらいは可能。

 8.直流の高電圧送電は難しい。変電所までは交流で後は直流と言う考えも出来ますが、今近所の電柱にトランスを付けて配電しているような形態の配電が出来ません。変電所からかなり太い電線が必要。

 9.直流は電圧が同じであれば両地点から同時に送電可能(両方から)交流は出来ませんから単一方向送電です。そういうことで太陽光発電は良質な電気どころの問題ではないのです。位相差が出ると循環電流が流れて危険なのです。パーコンが作る交流波形と電力会社の交流波形の相違があります。わずかですが、オシロスコープで見るとかなり違います。パーコンは力率100%で出しているので電力会社としては地域的には有利な点もありますが、日中だけのことですからどうかな?低圧の場合はトランスに付いている電力ヒューズでカバー出来る可能性があるため仕方なく思っているのでは無いでしょうか。

 10.直流の場合、最大の問題点は電解腐食です。周辺の水道管や地中内の金属が腐食します。

 11.直流の場合、まあ~いいかとされるのは力率が100%であることだけ。

JR四国の電車線路の場合(DC1500V)変電所は2万Vないし6万V変電所は高松から順に  高松ー国分ー坂出ー番の州ー多度津ー詫間電流は2500kw、4000kw 過電流保護1000A以上あるかな?問題は事故に対する電流です。これの保護が5000メートルぐらいが限界たとえば、モーターのブラシにカスが付着して火花が飛び漏電したとすればこれは普通の電流使用ではなく一秒の何百分の一の早さで電流が突入します。これを変電所が分らないと電車のスイッチが切れたぐらいではアークはおさまりません。配電線が長いと電線の抵抗が何百オームにもなり継電器がその突入電流を察知出来ないのです。これが直流のネックです。普通の電流使用は何百アンペアーも流れても遮断機が切れることはありませんが、事故電流の場合は数アンペアー以内で遮断します。貨物の電気機関車のスタート時、いきなりノッチ上げたら2000A以上流れるから流さないようように工夫をしています。500kw級のモーターが付いています。√×∞≧?貨物でも何でも屋根にソーラー発電を付ければいい。各車両が休止中でも発電する。直流にして電車線に回生すればよし。全国ではかなり発電。JRの頭の豆腐見たいな脳みそには分からん。今JRはインバーターモーター(バリアブルボルテージバリアブルフリケンシー)に夢中。地上は地デジ。次世代はリニア。宇宙と暗号化。それから先は??ですが引力の解明でも出来れば反重力装置付物体出現。(*^_^*)
 まだあった。その前に燃料電池。水素を簡単に作り出せばいい。水を酸素と水素に簡単分ければいい。酸素と水素を燃やすだけで水になるのだから逆にすれば酸素と水素になる??????ですな。何かあるぞ~~~~。簡単言えば分子結合を解除すればいい。  あまり深く考えない!

  完全には理解できませんが、直流送電には大きな壁があるようです。エジソンさんでも勝てなかったのにはそれなりの理由があったということですね。
  しかし、いざとなったら人類は何か解決策をかんがえてくれそうな気がします。というより、蓄電池さえできれば送電のいらない独立システムが出来るわけですから、やはり蓄電池の開発が待たれます。それにしても、キャパシターも鳴かず飛ばずのようですし、上手く行かないものですね。

何か出来ないものか!


質の良い電力

2007年03月18日 | 太陽光発電

  偶然でしょうか、昨日も触れた飯田哲也さんが何時もの市民のための環境学ガイドに取り上げられていました。

  今月の環境 2007316 () 

  3月15日: 飯田哲也氏の「私の視点」

  朝日新聞の私の視点。「自然エネルギーの上乗せを」。

 電力会社に自然エネルギーの利用を義務づける新エネルギー利用特別措置法(RPS法)の新しい目標が決まった。小委員会が答申したのは、2011~14年度の値で、14年度の目標を160億キロワット時(全電力の1.63%)とした。すでに決まっていた10年度の122億キロワット時から3割の積み増し。

 しかし、これでも少ない。今後10年前後で、電力の20~30%を自然エネルギーで賄う計画を持っている国として、ドイツ、英国、カリフォルニア州などがある。日本の目標よりも1桁以上多い。

 だれが費用を負担するかについて、本質的な合意がなければ、今後も伸びないだろう。RPS制度は英国を見本とする制度だが、自然エネルギーによる電気を高い価格で電力会社が買い入れる「固定価格買取制度」は、ドイツが採用。発生する追加費用は、電気料金全体に薄く乗せる。

C先生:多少抑え気味の論説のように拝読。導入限界の議論を尽くすことなく、低めに誘導された、という認識のようだ。これまでも書いているように、「質の良い電力」というものの考え方をそろそろ変える時期に来ているように思える。周波数、電圧が安定している電力よりも、自然エネルギーがより多く活用されている電力の方が、「質の良い電力」なのではないだろうか。その準備のために、全国電力系統の強化、50Hz、60Hz両立の解消など、超長期の対策を考えるべきだ。

  やはり第2720回第2724回で取り上げた太陽光発電の問題点が電力会社の反対の根拠になっているのですね。
  確かに、日本の電気は世界一の品質だと良く聞きました。子どもの頃には停電なんてしょっちゅうでしたが何時の間にか停電しないことに慣れてしまって、私などパソコンを使っている時に停電でもしようものなら一瞬パニック状態になったこともありました。
  電力会社のたゆまぬ努力がもたらした品質を当たり前のこととしてその恩恵をこうむっているんですね。
  しかし、時代は変わっているのです。質の良い電気を求めるか、それとも少々不便でも太陽光発電などの自然エネルギーを増やすのかの決断が必要なのかもしれません。
  優秀な日本の電力会社なら何とか打開策を見つけ出してくれるのじゃないでしょうか。

期待したいものです!


分厚さ

2007年03月17日 | エネルギー 環境

  昨日の直流と交流 エジソンとテスラのリターンマッチ中で触れられていた飯田哲也氏が気になったのでサーチして見ました。

  環境エネルギー政策研究所の代表者だそうです。

面白い記事がありました

 記事 → 飯田哲也の「エネルギーデモクラシー」

 かなり分量が多いので全部は読めていませんが、流し読みした中でも興味深い記事がありました。

 第5回 太陽をめぐる戦争は無いの最後です。

 ・・・略

 しかし、自然エネルギー2004に凝縮されたドイツの知識社会の「今」と日本との「時差」は、はるかに大きい。今回、ドイツが果たした、国連の枠組みを外れながら国連のプロセスを強化していく役回りを、いったい日本が担うことは可能だろうか。政府や政治家の力量の差は言うに及ばず、自然エネルギー産業の広がりや市民社会の分厚さの違いを考えるとき、自然エネルギー普及量や、いまだに原子力に固執をして、自然エネルギーを「不安定」だとして「きわもの」扱いする質的に低水準な日本エネルギー政策だけでなく、とくに知的営為の水準において、途方もない遅れを痛感してしまうのである。

  日本の太陽光発電の政策の遅れはここに見事に表されていますね。「分厚さの違い」とは良く言ったものです。
 政府の無策を非難する私も、その「分厚さ」のない日本を形成している一人なのですから。

どうやら日本の未来は暗そう!