団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★イスラエル、「99%、ミサイルとドローンを迎撃した」

2024年04月23日 | 国際

 

イスラエルにイランがミサイルと度ローンの攻撃をしたが、99%を撃ち落とされたようです。なんだか、中東は大変なことになっていいるようです。

  宮崎さんが取り上げてくれています。いよいよ大惨事世界大戦かと思ったが、とりあえずは収まっているようです。
  さて、どうなるのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)4月15日(月曜日)
  通巻第8216号  

 イスラエル、「99%、ミサイルとドローンを迎撃した」
  イランが300発以上の弾道、巡航ミサイル、ドローンでイスラエルを攻撃
 
 ほぼすべてのミサイルを迎撃したとイスラエルが発表した。「ほぼすべて」? もし、そうならイランは赤恥をかいてことにならないか。
 4月13日、およそ300発と推定されるミサイルはイラン、イラク、イエメンから発射された。応戦態勢をとっていたイスラエル空軍に、英・米ならびにヨルダン空軍が迎撃の協力体制を敷いた。英空軍は空中給油機を追加で協力した。

 目標のおおくはゴラン高原だったとも言われるが、なにしろイスラエル軍の発表では「ほぼ全てを迎撃した(打ち落とした)。歴史的な勝利だ」という。
となると、防空体制の成功になるが、『エルサレムポスト』によれば例外的に七歳の少女が重傷を負ったという。

 もとよりイスラエルは「アイアンドーム」という迎撃システムがあり、エルサレム、テルアビブは護られている。
キエフが供与を要請したが、イスラエルはウクライナへの供与を断った。独自開発のアローミサイルも迎撃作戦に用いられた。

 アイアンドームと似た類似防空システムの「ディビットスリング」をイスラエルは3億ドルでフィンランドに供与し、またドイツにはアローミサイル3型システムを供与する。イスラエルのミサイルは国際的にも認められたかたちとなった。

 現時点ではイスラエルの軍事基地のどこも損害がでていない。イランの国連大使は「報復は終わった」としており、こうなると日本としても、イスラエルから迎撃システムを輸入すれば北朝鮮のミサイルも中国のそれもちっとも怖くないゾ。

  イスラエルの防御体勢は素晴しいようです。これこそ日本が目指すべき防御体勢です。

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)4月18日(木曜日)
 通巻第8220号  

 米英、EU諸国とイスラエルの緊急協議は物別れ
   この異常事態と西側の慌てふためきはおかしくないか?

 イランが330発のミサイルとドローンでイスラエルを攻撃した。イスラエルは「99%を迎撃した」と発表したが、これは防御であり、イスラエルは必ず報復に出る。建国以来のイスラエルの国防の基本方針である。
 となるとイランへの空爆、ミサイル攻撃、いやイランの核施設破壊作戦などが想定される。それも「週末」に。つまり20日から21日にかけて。。。。。。。

 狼狽しているのは西側諸国ではないか。石油が暴騰、米ドルは高騰、なにかの予兆である。金価格は史上最高値を更新した。

 アメリカの対応は迅速だった。バイデンはG7緊急会議をオンラインで開催した。英国のスナク首相はネタニヤフ(イスラエル首相)に電話をかけ自制をうながしたばかりか、キャメロン英外相が緊急にイスラエル訪問。同日、ドイツ外相も急遽テルアビブへ飛んだ。

 キャメロンは「これ以上のエスカレーションをしないように。スマートに(報復戦は)限定的に」と釘を刺した。ネタニヤフは「あらゆる可能性が卓上にあり、イスラエルは自分のことは自分で決める」と話し合いは平行線だった。

 BBCはEU諸国と英米は「週末におこりそうな不測の事態に備え始めた」と伝えた(4月17日)。ブリンケン米国務長官は再度、G7緊急外相会議をオンラインで行うとし、WSJ(ウォールストリートジャーナル)は「イランの再攻撃も想定される」と報じた。

 この状況に元モサッド長官だった人物がインタビューに登場し「イランへの空爆で核施設を破壊する? それは『机上の空論』だ」と述べたため、逆の煙幕と取られる。それもシナリオの一つだからだ。

 ハマスとヒズボラを支援してきたのはイランである。
 「ハマスとは軍事部門だけではなく、イデオロギーそのものでもある。イデオロギーは軍事力では破壊できない」と23年10月にNHKのインタビューに応じたイスラエルの情報機関「シンベト」元長官のアミ・アヤロンだった。
 戦線は拡大している。
中東の戦雲はおさまりそうにない。円安は続くだろう。

  それにしても、このイスラエルの防御が上手く行ってなかったら今頃は大惨事世界大戦が始まっていたのじゃないでしょうか。
  こうしてみると、やはり、万全の防御体勢が急がれます。さて、日本は間に合うでしょうか。


★IS─Kの次の標的は欧州のスポーツ大会、最大の警戒態勢へ

2024年04月02日 | 国際

 

ロシアのテロを起こしたIS─Kが次の標的として欧州のスポーツ大会と軽快されているそうです。何とも、不気味ですね。

  宮崎さんが取り上げてくれています。やはり、何とも恐ろしい状況です。何かが起きるのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)4月1日(月曜日) 通巻第8196号  <前日発行>

 IS─Kの次の標的は欧州のスポーツ大会、最大の警戒態勢へ
   中国、『ガザで刺激されロシアでテロ、多くの潜在テロ分子を覚醒させた』

 欧州ではことし、サッカー世界大会、パリで五輪、そのほか大集会やイベントが開催される。IS─K(イスラム国ホラソン派)の次のテロの標的となる危険性が高まり、最大の警戒態勢に入る。

 中国の治安当局は、『ガザで刺激を受け、イランとロシアで大規模なテロを実行したIS─Kに触発され、南アジアでも、多くの潜在テロ分子を覚醒させた』とし、とくにETIM(東トルキスタン独立運動)をテロリストと位置づけてきたが、一層の警戒を強める。

 IS─Kはイラン、ロシアの他、パキスタンにおける中国人襲撃はバロチスタン独立運動との連携がある可能性もあり、またトルコで2023年11月に起き たイスタンブールの繁華街イスティクラル通りでのテロ(6名が爆死、81名が重軽傷)の実行犯の可能性があるとしてトルコの治安当局は捜索を続けてきた。

 とくにトルコは日常、クルド過激派のテロを警戒しており、23年6月からこれまでに2900名の容疑者を拘束している。3月26日にもテロリストのアジ ト疑惑30ヶ所を一斉に手入れし、147名を拘束した。というのも、ロシアのテロ実行犯のうち、二人が直前にイスタンブールからモスクワへ飛んだことが判 明したからだ。

 パキスタンはIS─Kのアジと構築を「黙認」したタリバンを激しく批判しており、タリバン政権が結果的にテロを助長する不作為の所為である、とする。パ キスタンのグアダール港プロジェクトはたびたびのテロ襲撃で中国人エンジニアが殺害されており、プロジェクトそのものが暗礁に乗り上げた』」
  
  それにしても、物騒な時代ですね。東京のオリンピックが狙われなかったのは幸運としか言いようがないでしょう。
  これも、地の利かも。しかし、そんな油断は禁物でしょう。日本人もテロの恐ろしさを覚悟すべきですね。出きるかな。


★モスクワのコンサートホール奇襲、爆弾テロの背後にウクライナ ?

2024年03月26日 | 国際

モスクワのテロには驚きました。やはり世界は混沌としているようです。平和ボケ日本では想像も出来ないことが世界では起きているようです。

  宮崎さんがこのテロを取り上げてくれています。一体、世界はどうなるのやら。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)3月24日(日曜日) 通巻第8188号  

 モスクワのコンサートホール奇襲、爆弾テロの背後にウクライナ ?
  犯行声明のIS─Kは中央アジアのイスラム圏に拠点

 まるでハマスのイスラエル奇襲と攻撃方法が似ていた。事前に警告が発せられていたが、軽視された点でも酷似している。在モスクワの米大使館は在留アメリカ人に「テロ情報があるので、外出と控え、とくに人の集まる場所へは行かないよう」警告していた。

 23年10月7日にハマスはイスラエルの音楽祭会場を襲い多数の死傷者と二百名以上の人質を取った。イスラエルのガザ報復が始まり、惨劇は続いている。世界世論は、アメリカを含めてパレスチナ支援となった。

 3月23日、テロリスト集団のIS─Kは、モスクワ西北郊外のクロクスシティ・ホールを襲い、機関銃を乱射、150名を越える死者、爆弾で建物は破壊された。
IS─Kの襲撃犯四名は現場で逮捕され、7名が「ウクライナとの国境付近」で拘束されたとロシアが発表した。この「ウクライナ国境付近」とする意味はテロの背後にウクライナがあると示唆していることになる。

 ウクライナ政府はただちに否定し、「IS─Kとは関係がないし、そもそも厳戒態勢の国境に向かって犯人たちが逃亡を企てるわけはない。プーチのテレビ演説は事件から20時間も後である。IS─Kは中央アジアが拠点である」とした。

 ISはシリアを拠点にアサド体制打倒を叫んで武装闘争を繰り返したが、ロシアがアサドを擁護して戦ったため、いつしかシリアから撤退していた。
 情報筋は、今回のテロ部隊はアフガニスタンから出撃したとみている。

  それにしても、テロが終わることはないのでしょう。そんな心配をほとんどすることのない日本はやはり異常なのかも。
  せかいから、テロが無くなる時なんて来るのでしょうか。そう考える事自体が甘いのかも。

 


★捏造数字の一人歩きは戦争の情報操作の定石である

2024年03月19日 | 国際

 

やはり、情報というものは恐ろしいようです。日本が第二次世界大戦に引きずり込まれたのもその例と言えるでしょう。
  今回のウクライナやハマスの戦争にもその情報が働いているのは間違いないようです。
  宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。船倉も結局は金の亡者達の金儲けの為でしかないようです。何とも憐れなことです。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)3月16日(土曜日) 通巻第8177号 

 捏造数字の一人歩きは戦争の情報操作の定石である
  ハマスの犠牲者数は偽造とペンシルバニア大学教授が実証

 ガザ地区の使者は「三万人以上」。この内の「70%が女子供」と報道されている。
世界の同情があつまり、イスラエルの残酷生を非難する。また米国は、この数字をバイデンもオースチン国防長官も追認しているため、西側のメディアは裏付けも取らずに報じていることになる。民主党上院院内総務は「ネタニヤフ対陣が望ましい」と言い出した。

 思い出されたい。南京「大虐殺」、アゥシェビッツ、パターンetc。。。捏造された数字が一人歩きした。しかしこれは戦争におけるプロパガンダ戦争の定石である。
不都合な真実は絶対に報道したり、認めたりしないから日本人が虐殺された通州事件も通化事件も頬被りする。それどころか日本の教科書がこんな甚大な被害を受けた日本人の惨劇を書かないのだ。

 米国が中国国民党ですら知らなかった「南京」を『ジャーナリスト』やら『牧師』の肩書きを持たせた事実上のスパイに出鱈目を書かせた。米国は広島、長崎、 そして日本の五十都市への無差別攻撃(死者は30万人を超える)への批判をかわすために、日本軍の残虐をでっち上げる必要があった。それで南京を、架空の 数字を20万としたが、それでも足りないので30万として、便乗した中国は『記念館』をつくり国民を洗脳した。ピクニックと替わらず途中珈琲ブレークも あったパターン行進を「死の行進」と作り替えた。

 ハマスが毎日発表するガザ地区の犠牲者数は「捏造だ」と米ペンシルバニア大学教授が実証した。ペンシルバニア大学ウォートン校(MBAでは世界一)で、 データサイエンスを教えるアブラハム・ワイナー教授は「ハマスは毎日の死者を250名プラスマイナス15%と恣意的に決めており、また犠牲の70%を女子 供とするなど、毎日の発表基準としているようだ」と述べた。

 直近の報道例。「(3月15日)ガザの保健当局は15日、支援物資を待つパレスチナ人がイスラエル軍の攻撃を受け、20人が死亡、155人が負傷したと発表した。イスラエル軍報道官は「報道は正しくない」と否定した」。
 つまり、ガザの発表数字を毎回イスラエルは否定しているのである。

  それにしても人間の欲とは恐ろしいものです。金の亡者達の欲に振り回されて庶民は戦争に巻き込まれるのは余りにも憐れです。
  やはり、ここでこそシラス国の意味があるのでしょう。詰まりは、世界は日本を待っているのかも。
  その前に、まずは日本が目覚める必要があります。


★欧米は目覚めるのか

2024年03月13日 | 国際

 

アメリカが正常に戻ることが出来るかはトランプの復活がなるかどうかに掛かっていると期待していますが、どうやら上院選挙が復活したトランプさんを助けることが出来るかどうかの問題のようです。
  アメリカ国民はどうするのでしょうか。何とか目覚めて貰いたいものです。
  一方、欧州は目覚めはじめたようです。

  宮崎さんが報告してくれています。今度こそ世界が目覚めてくれることを期待したいものです。まだ、甘いのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)3月12日(火曜日)
 通巻第8173号  <前日発行>

 トランプ「次期政権」は上院で多数派をとれるか?
  米国上院選挙の帰趨がトランプ外交を左右する

 大統領選挙の結末はすでに見えている。
 トランプが暗殺されない限り、おそらく圧勝だろうが、問題は上院の帰趨にかかっている。現在、米国連邦議会上院は、民主党51 vs 共和党49。つま り上院を支配しているのはバイデン与党。党則を越え、もし民主党側から一人でも共和党案に投票が流れ、50vs50となっても、この場合、議長の副大統領 が採決に加わるから、与党の政策が成立しやすい。

 11月に「改選される上院議員の議席は34議席。現在、このうちの23議席が民主党である。(米国の上院議員は定数百名で。二年ごとに三分の一が改選される)。

 共和党に覆ることが確実視されるのはウェストバ支那原発のトリチウムが上限超え!福島第1処理水の最大9倍!福島みずほ、山本太郎、原発反対の連中、汚染水流すなの連中、出番ですよ!ージニア州、モンタナ州、オハイオ州だ。
また2020年にバイデン大統領が僅差で獲得した激戦州はアリゾナ、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシンである。共和党現職のテッド・ク ルーズ(テキサス州)とリック・スコット(フロリダ州)は、共和党が有利となっている。あと2席上積みできれ共和党が多数派となる。
 それぞれの激戦州の状況を一瞥してみよう。

 ●オハイオ州
シェロッド・ブラウン上院議員(民主)が4期目に挑戦する。共和党からの厳しい標的に直面している。もうひとり非改選の上院議員は共和党の新人だが、ベストセラー昨夏でもあるJ・Dバンズ。
ブラウンは半世紀の政治家としてのキャリアを誇り、民主党の選対には1350万ドルもの潤沢は選挙資金があるという。
このブラウンに挑む共和党候補にはマット・ドーラン州上院議員と実業家のバーニー・モレノである。
 ドーランはプロ野球「クリーブランド・ガーディアン」ズを所有しており、前回は私財数百万ドルを投じた。予備選挙は3月19日である。

●モンタナ州 
モンタナ州のジョン・テスター上院議員は民主党で、1500万ドルの資金をすでに集めている。
 共和党の対抗馬はティム・シーヒー。元ネイビーシールズ、イラク、アフガニスタンなどに従軍し数々の勲章にかがやく。23年6月に共和党予備選への立候補を表明し、24年2月にトランプの推薦を得た。
6月4日に予定されるモンタナ州共和党予備選には、元モンタナ州務長官ブラッド・ジョンソンら4人が出馬しており、前回2018年上院選挙でテスターに僅差で敗れた。最有力とみられていたが、撤退した。もう一人の候補ジョン・テスター陣営は1500万ドルを集めた。

●ウェストバージニア州
ジョー・マンチン上院議員が不出馬のため、共和党にとって明るい展望がある。マンチンは民主党を批判し、独自の戦いを宣言しているので、リバタリアン党かノーレーベルからの大統領候補となるのか、とくに第三党を目ざすノーレーベルの動静に注目が集まっている。
リバタリアン党は一時期RKJに接触したが基本政策が会わず、独自候補を模索中。ノーレーベルは3月8日に全国大会をオンラインで開催し大統領選への挑戦 を正式に発表したが、マンチンが辞退、ニッキー・ヘイリーにも打診したが断られた。候補に名前が挙がっているのは元メリーランド州知事のホーガン(共和党 だった)。
ウェストバージニア州の戦況だが、民主党から共和党知事となったジム・ジャスティス知事がトランプの支持を得ている。ジャスティス知事に対抗する共和党議 員6人のうち、共和党上院議員指名争いの最大のライバルは、アレックス・ムーニー下院議員だ。ムーニーはドルの金本位制復活を示唆する「ムーニー法案」で 知られる。
同州の予備選挙は5月14日。

●ウィスコンシン州
現職タミー・ボールドウィン上院議員(民主党)が上院議員3期目の当選を目指している。
 ボールドウィンはウィスコンシン州議会議員から1999年に下院議員となった。第2下院選挙区の代表を務めていた。
共和党の実業家で不動産王のエリック・ホブデが2月に上院選に立候補を表明した。ホブデは2012年にも出馬したが、共和党予備選でトミー・トンプソン元知事に敗れた。

●アリゾナ
民主党から無所属に転じたキルステン・シネマ上院議員が再選を目指さないと発表したことで、激戦州アリゾナ州の上院選の注目は二人の候補者に移った。
民主党はルーベン・ガレゴ下院議員。共和党はカリ・レイク(女性。元テレビニュースキャスター)。民主党集会や支援者からガレゴ陣営は年初に1300万ドルを集めた。レイク女史はすでにトランプの支持を得ているので、最有力とされている。

 ●ペンシルベニア州
民主党のボブ・ケーシー上院議員は、州会計検査長官を10年間務め、2006年から上院議員。つぎも4期目に挑む。元知事の息子である。
 共和党はデイブ・マコーミック支持で団結している。マコーミックは元ヘッジファンド幹部、ウェストポイント卒業、湾岸戦争退役軍人だ。共和党が奪回できるかどうかは未知数。 

  アメリカも一筋縄では行かないようです。それだけ共産党の仕掛けが巧みだということでしょうか。

  こちらがヨーロッパの動きです。

 ポルトガル総選挙でも保守躍進
  得票率いきなり三倍、やはり不法移民問題が最大要素

 3月10日、投開票のポルトガル総選挙で与党社会党がおおきく得票を減らし、コスタ党首は辞任を表明した。賃金、インフレ対策で失策が目立ち、得票率は半減に近い。これでは、単独過半だった左翼政権は連立となるだろう。
 第一党の民主同盟(AD)が29・8%、第二党のPS(社会党)は28・7%だった。三倍の大躍進はポルトガルの保守党「チェガ党」で2020年の7%から19%となった。

 不法移民、治安対策で保守党への有権者の傾斜は、すでにフランス、ドイツ、オランダ、オーストリアで顕著となった。後者弐ケ国とイタリアでは保守政権が誕生しているし、もし明日フランスで大統領選挙となればルペンに当確ランプが点っている。
 欧米のメディアは極左支配ゆえに保守を「極右」と表現しているが、日本のメディアがこれに習う必要はないのではないか。
 近世においてポルトガルは日本と密接な関係を保ち、宣教使兼通訳だったルイス・フロイスは信長にも会って『日本史』を著した。大航海時代の主役エンリケ航海王もバスコ・ダ・ガマもポルトガル人である。

  日本人もいい加減に目覚めないと世界に置いて行かれることになりそうです。それだけは何としても避けて貰いたい。
  やはり、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」ですね。


★やっぱり中国とロシアがハッカーの元凶である

2024年02月29日 | 国際

 

やはりChinaとロシアがハッカーの元凶だったようです。ハッカーがなくなるなんてことは有り得ないのでしょうか。折角のネットもこの為に中途半端の発達になっているのが何とも勿体ない。
  ハッカーやウイルスなんてものが無ければどんな世界になっていたことでしょう。

  宮崎さんが取り上げてくれています。人間なんて所詮こういうことから逃れられないのでしょうか。何とも情けない。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)2月26日(月曜日)
 通巻第8150号  

 サイバー戦争のデータから判断できた事実
  やっぱり中国とロシアがハッカーの元凶である

 日本で最初にハッカー攻撃の脅威を書籍で著したのは宮脇磊介『サイバー・クライシス』(PHP研究所。2001年)だった。インターネットの通信革命が本 格化したのが1990年代、その頃は単に「ネット」といわれ、ハリウッド映画の邦題が『インターネット』(サンドラ・ブロック主演)。公開は1995年 だった。
筆者もすぐに見に行った。

 この映画は犯罪集団が株価操作によりウォール街が大混乱に陥る恐怖を描き出した。何か異常な通信の革命が起きていると考えた筆者は米国に取材し、『インターネット情報学』〔1996年、東急エージェンシー。絶版〕を世に問うた。

 前掲宮脇磊介の著作は「日本企業や政府、官庁がハッカーや外国の情報機関によるサイバーテロの絶好の標的になっている」と警告し、IT革命の裏側で頻発するハッカーや海外の情報機関によるサイバー攻撃の実態を活写した。彼は元内閣広報官だから政・官界への影響力があった。

 ハッカー集団は「日本の危機管理は甘く、格好の標的」と豪語していた。
CIAなど海外の情報機関が日本企業の情報を盗み、それを自国の当該企業などに流して日本企業をとの商談を有利に進めたり、破談にしているとも警告した。
 まさに「見えない敵」との戦いが激化していたのだが、日本の危機管理はユル褌だった。
宮脇は皇宮警察本部長から内閣広報官(中曽根政権)。退官後もハッカーの究明と、事件の概要のレポートなどを作成する個人事務所をもっておられ、その頃、筆者も何回か氏とあった。

 欧州のサイバーセキュリティ対策は米英とともに進んでいる。『欧州サイバー事故リポジトリー』(EUREPOC)の調査報告では、常習犯的なハッカーグループは679が確認されているとする。
リポジトリーとは『貯蔵庫』『倉庫』だが、転じて『データベース』「アーカイブ」の意味で使われている。

 ▼ハッカーの識別では案の定、中国がトップ、ついでロシア

 同EUREPOCが2000年から2023年までの注目すべき「ハッカー事件」を調べてデータベース化したところ、ハッカー発信の国別シェアがまとまった。

 発信元不明   44・8%
 中国      11・9
 ロシア     11・6
 イラン      5・3%
 北朝鮮      4・7
 ウクライナ    2・6
 米国       2・3
 パキスタン    1・8
 トルコ      1・7%
 ほか      13・4%
(出典 STATISTA)

 国家そのものの政治宣伝目的のハッカーは全体の三分の一、そして身代金要求のハッカー集団は、エネルギー、発電、通信目、医療機関、運輸などを攻撃目標にしている。
中国では民間企業の「アイスン(ISOON)」などにハッカーの機密盗取などを委託していることは前号までに小誌でも紹介した。
中国は米国官庁、大企業、ペンタゴン、ハイテクラボ、大學などから機密データを大量に盗み出していたことも判明している。米国のサイバーセキュリティ庁(CISA)、国家安全局(NSA)、そしてFBIはこうした実態の脅威を警告している。

 日本の警察庁にはハッカー対策部隊があり、先頃インターポールと組んで犯人逮捕に漕ぎ着けている。コンピューターウイルス、ランサムウェアで攻撃を仕掛けるハッカー集団「LockBit」の主犯格二人を摘発した。

 このLockBitランサムウェアは、ユーザーがPCやスマートフォンなどにアクセスできないようにし、身代金を要求するソフトウェアだ。多額の身代金を要求できそうな標的に暗号化する。
被害者が要求に従わない場合データを盗難し違法に公開すると脅迫する。

 LockBitの標的は国家機関や医療機関、金融機関など、業務を妨害して多額の金銭を要求すれば、応じる可能性が高く、資金力のある組織の狙い撃ちが得意。だが、ロシアやCIS(独立国家共同体)の国々のシステムへの攻撃は意図的に避けている。

 日本の警察庁ハッカー対策部隊は、被害にあった団体や組織などのデータベース復元に成功している。

  やはり、こういう後ろ向きのものは無くなることは無いのでしょう。それとも何時の日にかこういうものが無くなるのでしょうか。その前に地球が無くなるのかも。
  やはり、勿体ない。


★ナワリヌイ氏暗殺をなぜ見える化

2024年02月28日 | 国際

 ナワリヌイ氏暗殺を青山さんが「ぼくらの国会」で取り上げてくれています。やはり、プーチンは独裁者として動いているようです。
  それにしても、独裁者とは憐れなものですね。回りが信頼出来ないのでしょう。
 


  さて、プーチンはどうなるのでしょうか。無事に引退する時が来るのでしょうか。それ程までにして独裁者で居たいのでしょう。憐れですね。それ程に独裁者とは良いのでしょうか。


★プーチンが尊敬してやまないのはソルジェニツィン

2024年02月16日 | 国際

 カールソンのプーチンへのインタビューはプーチンの思わぬ正体も分からせることになったのじゃないでしょうか。
  尤も、どこまで本当かどうかは分からないようです。どちらも、相手を利用するのが目的だけに本音は出さないのかも。

  宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、プーチンがソルジェニツィンを尊敬しているとは意外でした。どこまで本当でしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)2月12日(月曜日)
 通巻第8128号  

 「AIと遺伝学の研究を止めることは不可能、「超人」誕生への道が開かれる可能性。
  人類は最終的脅威に気づき、規制に関する国際合意に達するだろう」(プーチン)

 プーチン大統領がタッカー・カールソンとのインタビューのなかで、脳に埋め込んだAIと医療分野でもAI革命とも言える最近の動きについて語っている箇所がある。
これはイーロン・マスクのニューラリンクが行った医療の技術進歩をロシアの指導者がいかに評価したかという世界観の認識に繋がる問いである。

 「AIの進歩は続くだろうが、規則が必要である」として、プーチン大統領はカールソンに発言を続けた。
「AI帝国が間もなく現実になると思う。イーロン・マスク氏を止めることはできない。AIと遺伝学の開発は形式化され、一定の基準に従う必要があるため、何らかの共通点を見つけることが重要だ」

 さらにプーチンは次を指摘した。
「AIと遺伝学の研究を止めることは不可能であり、これにより「超人」誕生への道が開かれる可能性がある。けれども人類は最終的に技術の野放しな開発がもたらす脅威に気づき、規制に関する国際合意に達するだろう」。

 AIと遺伝学の発展を核兵器の出現に例え、「ひとたび人類が核兵器による生存の脅威を感じると、すべての核保有国は核兵器の過失による使用が危険な可能 性があることに気づいて以来、互いに歩み寄り始めたように、AIを人間存在の「新たな章」と認識すべきだろう。認知機能をもつAI誕生を阻止することはも はや不可能である」。

 このような大議論が展開されたのだが、西側の

 反応はやぶにらみ、最初から否定的な態度だった。
 ジョンソン英元首相は「プーチンの言い分を聞くなど裏切りだ」 
スナク現英首相は「西側が戦争を始めたというプーチン大統領の主張はばかばかしい」
 ジョルツ独首相は「不条理だ」
 ヒラリー・クリントン元国務長官は「米国政府よりロシアの指導者を信頼するとは!」

 ロシアでリベラルな立場に立脚し、プーチンに批判的なのが『モスクワタイムズ』である。同紙はプーチン政権から「外国の代理人」と批判されている。しかし、中国がリンゴ日報を潰し、創刊者のジミーライを逮捕し、起訴したが、ロシアではまだ言論の自由が担保されている。

 同紙はこう皮肉った。「プーチン大統領は、約2年前の戦争開始以来定期的に持ち出してきた、疲れ果てた不満に満ちた歴史物語を語った。彼は西暦862年 のリューリク王朝の創設と西暦988年のルーシの洗礼か、ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンが「人為的に」ウクライナ国家を創設したとされる時代、その後の ソ連の崩壊に至るまで、あらゆることを語った」

 『キエフポスト』に、次のコラムがでた。
「タッカー・カールソンのモスクワへの旅行は、内なる欲求不満を和らげ、誇大妄想を満たすために、自分を認めてくれる簡単な機会を掴む人々の長い伝統に従っている」。つまり敵のプロパガンダを宣伝し、売名に使ったのだと批判である。

 プーチン礼賛の英語版プラウダは、書いた。
「プーチン大統領は、一冊のメモも持たずに東ヨーロッパの1000年の歴史を28分以上費やしたが、バイデン氏は昼食に何を食べたか全く分かっていない。恐ろしいことだ。」

 こっぴどく非難するかと思われたニューヨーク・タイムズは意外と冷静に「ロシア大統領が米国にウクライナ問題で交渉するよう求めた。プーチン大統領は2時 間のインタビューで、ウクライナ侵略が軍事的勝利で終わるのではなく、西側諸国との合意で終わるとの見方について、いつもより率直に語った」と伝えた。

 まったく奇妙なのが保守系メディアのFOXニュースだろう。カールソンの古巣である。同局はものの見事に一行もカールソンvsプーチンの記事を報じていない。黙殺である。

 その一方で、米国メディアはバイデン大統領の記憶力を問題としている。
トランプが言った。「バイデンは自分が生きているのかさえ認識できないのではないか」。

   令和六年(2024)2月14日(水曜日)弐  通巻第8132号 

 習近平が尊敬する思想家はマルクスと毛沢東である
   かたやプーチンが尊敬してやまないのはソルジェニツィン

 習近平が尊敬する思想家はマルクスと毛沢東である。習のまわりを囲む御用学者らは毛沢東思想礼賛のカチカチの共産主義者だ。欧米に留学し近代経済学や国 際金融を学んで,多少は中国の経済『改革』を進めてきた改革思考のブレーンは不在となった。朱容基も、李克強も居なくなった。周小川も易鋼も退官し、そし て胡春華も閑職に飛ばされた。

 一方、ロシアのプーチン大統領が尊敬してやまないのはアレクサンドル・ソルジェニツィンである。
 ソルジェニツィンはゴルバチョフ、エリツィン、プーチンの三人の指導者とそれぞれ別個に懇談したが、もっとも共鳴した政治家は、じつはプーチンだった。そしてプーチンもソルジェニツィンの考え方に深く共鳴し、尊敬していた。

 ノーベル文学賞受賞の作家にして哲学者の残した言葉をプーチン大統領はよく演説に引用する。
「彼の心、魂、思考は祖国への痛みと尽きることのない祖国愛で満たされていました。こうした感情が彼の創作活動の原動力となったのです」とプーチン大統領は、2018年にソルジェニツィンの記念碑除幕式で演説している。
「彼は何百万人もの人々を苦しみや厳しい試練に陥れた「全体主義体制」と(純朴な)「ロシア人」とを明確に区別した。20世紀のロシアが産んだ社会政治思想家である。その知的遺産が今日までロシア政治に影響を与えている」

 代表作は『イワン・デニーソヴィチの一日』で、実際にソルジェニツィンは、8年間強制収容所で過ごした。労働収容所や外国への亡命生活で何年も過ごし、共産主義イデオロギーに幻滅し、ロシアナショナリズムとキリスト教正教会の価値観に強い関心を抱く。

 ソルジェニツィンは土着の愛郷心と魂を重視する宗教への回帰を訴えた。ソ連指導部に対し、共産主義イデオロギーを手放し、国内の発展を妨げる世界中の左翼政権への支援をやめるように呼び掛けた。

 「私たちの国は、国民の内的、道徳的、健全な発達を考慮して導かれるべきです。私たちは女性を、お金を稼ぐための強制労働、特にバールやシャベルから解放 すべきです。学校教育と子供の育成を改善する。土壌、水域、ロシアの自然全体を保護し、都市の健康な生活を回復しなければなりません」

 この共産党指導部への公開書簡のため、1974 年 2 月、ソルジェニツィンは逮捕され、「大反逆罪」と「ソ連の市民権」を剥奪された。ソルジェニツィンは西側諸国を放浪し、1976年に米国バーモント州に定住した。

 ▼ソルジェニツィンの葬儀にはプーチンもメドベージェフも参列した

 国家の独立を維持し、ロシアとその国民の利益を守ることが、ソルジェニツィンの創作活動の重要なテーマとなった。
やがてペレストロイカの雪解けが訪れ、ソルジェニツィンは市民権を回復、1994年、ロシアに帰国した。2008年にモスクワで死去。享年89歳だった。
葬儀にはプーチン、メドベージェフにくわえてロシア科学アカデミー会長、ロシア科学院学長らが参列した。何千人もの一般の人々が花束を捧げた。

 2022年のヴァルダイ・フォーラムで演説したプーチン大統領は、「西側諸国は新植民地主義と一極性によって『盲目』になっている」としたソルジェニツィンの言葉を引用した。
西側諸国の外交政策に対するソルジェニツィンの批判は時間の経過とともに強まるばかりだった。

 ソルジェニツィンは米国が複数の国を占領していると非難した。
「ボスニアでは9年間、コソボとアフガニスタンでは5年間、そしてイラクでは3年間。こうした状況が続いているが、現地の状況は長期化するのは確実だ」
彼はまた、東欧での軍事的プレゼンスを拡大し続け、同国を南から包囲し続ける米国にとって、ロシアはいかなる脅威にもなっていないと指摘した。
それは「『小さな自由』であり、大きな意味での『自由』を風刺したものにすぎません。責任や義務感のない自由です」とソルジェニツィンは1975年にフランスのジャーナリストとのインタビューで語った。

 ソルジェニツィンにとって、道徳的発達は、事実上、社会的、政治的問題と切り離せない価値であり、義務感や個人の責任は、現代の西洋の思想家や指導者の中では信じられていない。

 プーチンの演説の言葉の端々、その行間に秘められているのはソルジェニツィンの思想なのである。
 毛沢東とマルクスの幻惑に浸り,全体主義に盲進する短絡的な習近平とプーチンを同列に論じるのは基本的な誤謬といえる。

  桜チャンネルもこのインタビューをとりあげてくれています。

  新日本文化チャンネル桜


  プーチンと習皇帝のどちらが悪党なのでしょうか。どちらも本音は出さないのでしょう。奴等にとっては庶民なんか人間とも思ってないのじゃないでしょうか。
  それにしても、こいつらは世界をどこへ連れていくのでしょうか。心配です。


★ルペン、51%の支持を獲得。「フランスをフランス人の国にもどそう」

2024年02月14日 | 国際

 

ヨーロッパの保守回帰がいよいよ本物になりだしたようです。ルペンがいよいよ 51%の支持を獲得したそうです。

  宮崎さんが報告してくれています。いよいよ世界は目覚めてきたのでしょうか。この流れが本物になることを期待します。

   「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和六年(2024)2月13日(火曜日)
 通巻第8129号  <前日発行>

 『日本列島は日本人だけの国ではありません』と鳩某が妄言を吐いた。
   ルペン、51%の支持を獲得。「フランスをフランス人の国にもどそう」

 IFOPの直近世論調査で国民連合(RN)のマリーヌ・ルペンが「2027年の第2回投票でガブリエル・アタルに対抗し大統領に当選する」という結果を発表した。

 同調査で、エドゥアール・フィリップと対決した場合、ルペン女史が得票率50パーセントで同点となる。アタルもフィリップも与党の有力政治家で、マクロンの後継とみられている。

 アタルはまだ34歳。マクロンのお気に入りで、フランス史上最年少の首相である。同性愛者であることを公表している。
フィリップはENA出身。野党所属だがマクロン政権前期で首相を務めるなどのベテラン議員で53歳。

 ルペンは言う。
「フランスをフランス人の国にもどそう」。トランプのいう「アメリカ・ファオースト」のフランス版である。

 IFOPはフランスで国際的な権威を誇る世論調査および市場調査会社。1938 年 12 月、元ソルボンヌ大学教授のジーン・ストーツェルがジョージ・ギャラップと出会って設立した老舗である。つまり調査に信憑性が高いのである。

 ともかくこの類いの予測調査は架空現実に拠るもので、三年後の「2027年」の大統領選挙では、決選投票に持ち込まれ、ルペンが初めてガブリエル・アタルを破るとの予想だ。今回の世論調査で彼女がこれほど好調な支持をあつめたのは初めてのことだ。

 フランスの主要メディアは左翼だからルペンを「極右」とレッテル張りして罵り続けたが、国民の多くがもはや大手メディアに信頼を置いていないという実態が鮮明に反映された。
問題は、あと3年間、ルペン人気が持続するか、どうか。前回、彼女はエマニュエル・マクロンに対して42%の得票率を獲得した。2002年の第2回投票で父親のジャンマリー・ルペンが獲得した18%と比較すると大躍進だった。

 隣のドイツでは「AfD』(ドイツのための選択肢)が著しく党勢を拡大しており、ドイツの左翼メディアは「極右」のレッテルを貼った激しく攻撃している。
しかしドイツ国民もまた「ドイツファースト」を謳うAfDへの支持を強め、連邦議会で81議席(定員736)、州議会では合計228議席(1884議 席)、EU議会でも96議席のうち、9議席をもつ、大勢力となった。共同党首のアリス・ワタル女史は45歳。元ゴールドマンサックスで、6年間北京に駐在 し、中国語に堪能である。

 オランダ、オーストリア、伊太利亜、ハンガリーでは保守系政治家が政権を握っている。
しかし日本では外国人の流入にいささかの歯止めもかかっておらず、「日本列島は日本人だけのものではありません」と獅子吼した鳩某の呪縛のなかにいる。

  これで、トランプさんが復活すれば世界は一気に正常化されるかもしれません。何とか、そうなって欲しいものです。
  となると、問題は日本かも。正に、「いい加減に目を覚まさんかい、日本人! 」です。


★民主主義の終わりか

2024年02月12日 | 国際

 あおやまさんが、「ぼくらの国会」で、今や民主主義のピンチと警告してくれています。
  究極の民主主義のシラス国が世界に広まるより民主主義が共産主義に負ける方が早いのかも。つまりは、世界の終わりが近いのかも。 

 
 【ぼくらの国会・第670回】ニュースの尻尾「周庭さんをスパイに?」


  これはシラス国がウシハク国に負けるということでしょうか。人間なんてこんなものかも。

★プーチン大統領、沈黙を破ってかく語りき

2024年02月11日 | 国際

 

プーチンとの対談を宮崎さんが報告してくれています。やはり、プーチンが最大限にりようしているようです。
  さて、どこまでが本当なのか。真実が分かる日がくることはあるのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)2月9日(金曜日)
  通巻第8124号

 プーチン大統領とのインタビューがこれほど騒がれたことはなかった
  タッカー・カールソン、モスクワを離れベオグラードへ

 モスクワに、ウクライナからのミサイル攻撃ではなく『カールソン旋風』が襲った。プーチンの動静より、タッカー・カールソンが、その日何をしたか、パパラッチやらストーカーまがい、滞在したホテル前にはカメラマンと群衆。
 カールソンは2月1日にモスクワ入りし、6日にクレムリン宮殿でプーチンとのインタビューを収録した。このカールソンのプーチン大統領へのインタビューはモスクワ時間で2月9日朝にクレムリンのウェブサイトに掲載される。

 2月8日、カールソンはモスクワからベオグラードへ向かった。
 滞在中はオペラ観劇やら、「ヴクスノ・イ・トーチカ・レストラン」(旧マクドナルド)でハンバーガーを食し、夕食はどこそこで等々。まるで米大統領が日本へ来たときのような騒ぎ方だった。

 ホワイトハウスは周章狼狽気味でジョン・カービー報道官は「カールソン氏がプーチン大統領にインタビューする必要はない」としていたし、また元米国下院議員アダム・キンジンガーは、カールソンを「裏切り者」と呼んだ。

 一方、米国下院マージョリー・テイラー・グリーン議員は、「アメリカ人はタッカー・カールソンのようなジャーナリストからしか真実を聞くことができない」と賞賛した。

 ニューヨーク・タイムズは、「プーチン氏が交渉による戦争終結に前向きであることを示唆した場合、このインタビューが米国内のウクライナをめぐる政治的分裂を激化させる可能性がある」と分析した。

 ブルッキングス研究所の上級研究員、スティーブン・パイファー(元駐ウクライナ米国大使)はCNNに対し、「このインタビューが米国社会の分裂を引き起こす可能性がある」と語った。

 フランスのフィガロは、「アメリカ国民に向けられた素晴らしい宣伝行為」であると評価し、「カールソンと親しいドナルド・トランプ前大統領とその支持者に裨益するイベントとなった」と、褒めたのか、貶したのか意味不明の論評。


     令和六年(2024)2月10日(土曜日) 通巻第8125号  <前日発行>

 プーチン大統領、沈黙を破ってかく語りき 
 アメリカを本当に動かしているのは誰か、プーチンは把握している

 2024年2月6日に行われたタッカー・カールソンのプーチン大統領への独占インタビューにおける主要なプーチン発言は次の通り。

 「ロシアはあなた方の敵ではありません。私たちは戦争を望んでいません。平和の準備はできています」と平和論から始めたインタビューで、プーチンはすぐさまバイデン批判に転じた。
 「彼は国を運営していないと確信しています。それを確認する有力な情報源はありますが、誰が見ても明らかです。バイデン氏の選挙勝利を(私が)祝って以 来、(ホワイトハウスの)誰からも電話がありません。冷戦時代よりもコミュニケーションが冷たくなっているのは不可解です。アメリカは今、暗黒の時代に突 入しています。説明責任を果たせない指導者がいるのです」

 (何故ウクライナへ侵略したのかと問われて)「侵略したのか、それとも侵略されたのか? 歴史を見てください。そこに住んでいる人々を見てください。歴史 的に見れば、侵略されたのは我々であり、今は反撃しているだけです。土地と人々はロシア人であり、私たちはもともと私たちのものだったものを再び手に入れ るでしょう」。

 (トランプへの期待は?)「トランプ氏が大統領だった頃は良好な関係でした。戦争はありませんでした。私たちの関係は絶頂期にありました。ロシアは(トラ ンプ再登場に)準備をしています。彼はウクライナでの戦闘を終わらせると約束しており、私たちはその考えを支持しています。トランプ氏は決して我々を侮辱 していないからです。彼はロシアを尊敬しています。私たちは友好と信頼の立場から始めるでしょう。そうすれば、すべての問題は解決可能です」。

 (ゼレンスキー氏についてどう思いますか?)「彼がロシアでコメディアンだった頃、彼のジョークに笑ったことを覚えています。再び笑いに戻りましょう」。

 (イーロン・マスク氏についてはどう思われますか?)「マスク氏をビジネスマンとして見ています。彼は巨万の富を築き、多くのファンを持っています。彼は ユニークな思想家であり、買収されることのない個性の持ち主です。それを恐れる人もいます。米国内に(マスクの)敵がいることは明らかです。500億ドル の資産を剥奪されたことは、特別扱いのシグナルが出されたと言えます」。

 (ロシアと中国が手を組んで米国に対抗するような事態を想定していますか?)「経済的な意味ですか、それとも軍事的な意味ですか? どちらも望んでいません。米国と衝突することは私たちの利益にはなりません」。

 当然と言えば当然すぎるほどに予測された回答が続いた。
だが、言葉は穏やかでもプーチンがバイデンとゼレンスキーをよく観察し、ジョークを含む余裕の批判なのである。
 放映直後、米国の左翼メディアは小さく報じるか、あるいは無視した。一方、ロシア国内では大多数が見て、「タッカーは本物のジャーナリストね」「ロシア への偏見を解いて呉れた」と評価する街頭インタビュー(「スプートニク」)、賞賛に満ちた『プラウダ』とは別にリベラル派の『モスクワタイムズ』は冷やや かな反応だった。

 さて筆者の印象と言えば、プーチンはアメリカを本当に動かしているのは誰々かを冷静に分析し認識していること。その情報解析能力の高さ、しかも巧妙に穏健な語彙で、示唆に富む回答をしていることだった。

 バイデン大統領いかに大声上げて追加予算を呼号しても、ウクライナ支援予算は議会を通過しない。おんな戦争屋(ヌーランド)、廊下鳶の軽量級(ブリンケ ン)が走り回ってもアメリカの民意はバイデンの戦争政策から離れた。議会を動かしているのはトランプである。まるで闇将軍のごとくに。

 世論をニューヨークタイムズがリードしてきた時代は終わり左翼プロパガンダより、タッカー・カールソンが保守陣営の指標となった。そしてこうした発言を 支え、アメリカの言論の自由を守っているのはイーロン・マスクであるとう現実、その軽量化できない力関係をプーチンはふかく認識している。

  やはりプーチンもトランプを待っているのでしょう。世界は今年の大統領選で見えてくるのかもしれません。
  こうなってくると、民主党が何をやるかが恐ろしくなります。トランプさんの復活はなるのでしょうか。まだまだ油断は出来ない。


★露中北が勝つ?!

2024年02月10日 | 国際

 青山さんが「ぼくらの国会」で、民主主義が終わりそうとけいこくしてくれています。
  何と、露中北が勝つのだそうです。そんなことになったら世界も終わりでしょう。だいじょうぶでしょうか。 


  やはり、究極の民主主義であるシラス国が世界に認められるなんてことは有り得ないのでしょうか。


★プーチン大統領がバシコルスタン共和国へ飛んだ

2024年01月22日 | 国際

  

バシコルスタンなんて国があるのは全く知りません。世界は広いようです。その国にプーチンが訪問したそうです。何があったのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。どうやらプーチンも沢山の問題を抱えているようです。大丈夫なのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)1月19日(金曜日)
  通巻第8097号  

 プーチン大統領がバシコルスタン共和国へ飛んだ
  バシキール人自治共和国の初代大統領ラヒモフの葬儀に列席

 2024年1月13日、プーチン大統領はモスクワから南東1400キロ、ウラル地方にある「バシコルスタン自治共和国」を訪問し、バシキール人の自治共 和国としてロシア連邦の一員となった初代大統領ラヒモフの葬儀に列席した。プリコジンの葬儀には欠席したプーチンが、なぜ辺境の少数民族自治区へわざわざ 出向いたのか?

 まずバシキール人とは何か。
チュルク系遊牧民を祖先として突厥、鮮卑、鉄勒などと交接し、モンゴル帝国時代以後、この土地に定着したと言われる。イスラム教スンニ派で、詳細な歴史は諸説があってよくわからない。

 明らかなことはチェチェン、イーグーシ、オセチアなどと同様な少数民族であり、ロシアとは敵対的でありながらも、リアルポリティクスでは政治地政学的にはロシア連邦内で、自治権を確立している。

 表向きは平等でもロシア人とは差別される。げんにウクライナ戦争ではバシキール人が動員され、初期段階で171名が戦死している。脱線すれば、アフガニス タン戦争で、ロシア軍の戦死者で一番多かったのはウクライナ人だった。少数民族、非主流派民族を先端の前衛の送り込むのはロシアの伝統的な遣り方だ。

 バシキール人は、ロシア革命時代にボルシェビキと闘った。タタールの血が混じるとされる。
1919年にソ連邦内の自治共和国として、タタルスタンと同様な地位にあった。
バシコルスタン自治区の民族構成はロシア人が36%、バシキール人が30%、タタール人が24%だが、大方はロシア語を喋る。少数言語では比較多数派のバ シキール語より、タタール語を喋る人が34%もいる。自治区の人口は410万、近隣のタタルスタンの380万人よりすこし多い。
首都はウファ(人口122万人の大都会だが住民の過半はロシア人)。この国は石油とガスを産する。経済的資源に恵まれ、また水資源は豊富である。

 さてなぜプーチンは、このバシコオールウ人の自治区共和国「バシコルスタン」へ飛んだのか?

 勿論、大統領選挙を控えての少数民族対策のための政治効果を狙ったのだろう。チェチェンをなびかせたように、少数民族自治区では反政府運動を抑え込みたいからだ。

 現実には反体制運動がある。
 バシキール民族の尊厳と文化伝統の尊重を訴えた活動家のアルシノフは「差別を扇動し社会を不安にした」として1月17日に懲役四年の判決を受けた。
 ところが裁判所の前には零下21度という厳寒状況にもかかわらず、五千人のバシキール人が裁判は不当だと押しかけ、警官隊と衝突した。
 日本にはまったく伝わらないニュースである。


  令和六年(2024)1月20日(土曜日) 通巻第8098号

  バシキール人はプーチンに何を求めているのか
   バシコルトスタン首都ウファの抗議集会に数千

 台湾独立問題と重厚に絡むのが、バシコルトスタンにおける反プーチン運動の盛り上がりである。
 ウラル地方の「小さな自治区」だが、全ロシアの関心事となった。前『大統領』ムルタザ・ラヒモフ(88歳、ロシアの傀儡=1月10日に死去)の葬儀(1 月13日)にプーチンが、わざわざモスクワからバシコルトスタンの首都ウファへ飛んだ。聞いたこともない少数民族の自治区が突如、ロシアのメディアで報じ られた。

 チェチェン人が勇名を馳せたのはプーチンとの血を血で洗う戦争だった。
オセチア、アブハジアがロシアから突然「独立」を認められ(「アブハジア共和国、南オセチア共和国」)、親ロシア大統領という、プーチンの傀儡的な政治 リーダーがいるのも、グルジアがロシアに無謀な戦争を挑んだからだ。当時のグルジア大統領は米国帰りのサアカシビリで、米国の支援があると錯覚して戦争を 始めた。

 アルメニアがナゴルノカバラフを失ったのは、アゼルバイジャンの背後にトルコがいても、プーチンはウクライナ戦争にかまけて介入せず、ナゴルノカラバフ に駐在していたロシア軍がそそくさと引き上げたからだった。ナゴルノにいたアルメニア人はバクーに9万人が引き上げ、諍いは終わった。アルメニアはこれで 親プーチンのスタンスを変えるだろう。

 バシコルトスタンには苛性ソーダ工場があった。
住民の環境保全を標榜する工場建設反対運動がブルドーザの進行を妨害し、建設を阻止した。当該ソーダ企業はプーチン系とされる資本家に売却された。
 この間、ラミルヤ・サイトバという反戦を訴える女性活動家がウクライナ戦争と徴兵に反対して逮捕され、五年の懲役刑となった。

 ベルリン在住のバシキール人ジャーナリストのラスダン・バリエフに拠れば、「アフガニスタン、チェチェン、そして今回のウクライナ侵攻に動員されたバシキールの若者およそ1350人が犠牲になっている」とした。

 2020年頃から環境保護活動家が騒ぎはじめたのは鉱物資源の鉱脈がみつかり鉱山工場建設に乗り出したからで、これはウラル山脈とボルガ河に挟まれた地区の美観と環境を破壊するとして激しい抗議行動が続いていた。

 リーダー格がファイル・アルシノフ(37歳)。かれは15年間、環境保護運動を展開してきた。モスクワ寄りの自治政府とは対立してきた。
アルシノフの排斥を決めた勢力は、「アルシノフは民族差別主義者で、バシコール人以外のタタール人やロシア人を『黒人』と差別用語を使い。また分離独立を訴えた」とし、1月16日に懲役四年の判決がでた。この不当判決に民衆が騒ぎ出したのだ。

 ちょっとでも民族主義にもとづく発言をすると、『分離独立主義』『祖国への反逆』だと難癖をつけて運動を芽の裡に摘み取るのはチベット、ウイグル、南モンゴルの活動家を弾圧する、かのゾンビ国家とそっくりである。

 アルシノフは裁判で「差別語や他の民族は出て行けとも言っていない。バシキール語からロシア語の通訳の誤訳だ」と訴えたが、裁判官から退けられた。
2024年1月16日、裁判所前に集まった数千人の抗議集会は警官隊と衝突し、催涙ガスが使われて40名が負傷し、六名が逮捕された。18日には8名が逮捕された。

 バシコルトスタン全土に飛び火した。
1月19日には首都ウファで大規模な集会があった。この首都における抗議行動には、ロイターや英国のメディアが現地取材をなし、およそ1500名が雪のなか、サラワトユライフ公園にあつまって歌ったり、踊ったりの平和的な集会だったと報じた。10名が逮捕されたという。

 ウクライナとの戦争がつづくなか、プーチンンは選挙を敢行する。当選は確定的とはいえ、この状況下で社会的不安定を煽るようなデモや抗議集会は珍しいため、沈静化に躍起となるのだ。

 ▼未承認国家とは何か?

 国際政治学では『未承認国家』のなかに「アブハジア共和国」「南オセチア共和国」「沿岸ドニエルトル・モルドヴァ共和国(コソボとナゴルノ、チェチェンな どは決着がついたとみられる)が含まれるが、たとえば廣瀬陽子『未承認国家と覇権ないき世界』(NHK出版)でも、バシコルトスタンはリストにない。

 バシキール人の分離独立運動がまだ目立たず、そのうえ地下組織はなく武装闘争やテロリズムにうったえない。だから世界の政治学者は認知しないのだろう。

 山内昌之の『スルタンガリエフの夢』(岩波文庫)は、ロシア革命でイスラム社会主義を訴えた英雄で、ボルガ・タタールの闘士の活躍と悲劇を活写した作品である。

 タタール自治共和国はバシコルトスタンに近い。ウファの西北に位置し首都はカザン。スキタイ、モンゴル、そしてロシアのイワン雷帝の侵略から露西亜革命後はソ連邦内のち自治区とされた。 
民族主義者だったスルタンガリエフは「タタール共和国」「バシキール共和国」の独立を唱え、スターリンの抜擢を受けながらも1940年に処刑された。
1990年に名誉回復があった。
スルタンガリエフはタタール人だが、バシコルトスタンの首都ウファ生まれなのである。

  まだまだ世界はどうなるか分からないようです。これは人類の原罪なのかも。やはり、人類は地球の敵なのでしょう。
  こんな世界を日本が率いるなんて日が来るのでしょうか。やはり、甘い夢想なのかも。


★ダボス会議は飽きられた?

2024年01月18日 | 国際

 

怪しげなダボス会議が飽きられたようです。環境問題で世界を食い物にして来た奴等の正体を世界が知るようになってきたということなら喜ばしいことです。

  宮崎さんが取り上げてくれています。こうした怪しげなものがその正体を暴かれることは歓迎です。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」  より   令和六年(2024)1月15日(月曜日)  通巻第8091号 

  ダボス会議は飽きられた? 日本は閣僚が一人。韓国は大物財界人ゼロ
  環境保護を謳う会議にプライベートジェット機が千機、二酸化炭素輩出が凄い

 1月15日からスイスで世界経済フォーラム(ダボス会議)が開催される。
テーマは「信頼の再構築へ」とか。ブリンケン米国務長官、サリバン補佐官、中国の李強首相など、各国の首脳60人以上が出席する予定。
日本の参加者は企業人がごっそり、岸田政権としては新藤義孝・経済財政・再生相を派遣する。ウクライナのゼレンスキー大統領も出席して演説する予定。
中東からはカタールやアラブ首長国連邦の首脳ら、イスラエルはヘルツォグ大統領が出席する。国連のグテレス事務総長や40カ国以上の外相も参加する。 

 飛行場ははやくもプライベートジェット機で満杯状態となっている。ダボス会議では居丈高に地球温暖化など環境を論じながら、参加者が温室効果ガス排出量 の多いプライベートジェット機で乗り付けるのは矛盾である。2023年のダボス会議中に付近の空港を発着したプライベートジェットは1040機。二酸化炭 素(CO2)排出量は自動車35万台の排出量に相当した。

 さて注目を集める国がある。韓国は、サムスン、SK、現代自動車、LGら大手企業トップが欠席する。
2023年は、釜山が立候補していた2030「万博」を誘致させるため、宣伝をかねて尹錫悦大統領以下、夥しい韓国財界人がダボスに乗り込んだ。
ところが万博がリヤドに奪われたため、ダボスの重要性が落ちた。もっともダボス会議はグローバリストの集まりで、左翼的変更があり、韓国の判断は正しいと言える。

 世界のメディアはダボスよりアイオア州だ。共和党大統領候補選出の予備選が1月15日にアイオア州から始める。13日の世論調査ではトランプが48%と ダントツの強みだが、ニッキー・ヘイリー元国連大使が20%に追い上げ、デサンティス(フロリダ州知事)の支持率を上回った。
 トランプ「次期大統領」はパリ協定からの再離脱を標榜している。だから言うだろう。
「ダボス会議? 意味がない。さようなら」と。

  トランプさんの復活が実現すると信じたいところですが、あの民主党だけにまだまだ油断出来ない。
  それにしても、トランプさんの返り咲きが実現しなかったら世界はどうなるのか心配です。


★米インテル、イスラエルに250億ドル投資し、7ナノ半導体工場

2023年12月31日 | 国際

 

インテルがイスラエルに半導体工場を投資するのだそうです。あんな危険な国に同意S手投資するのか不思議です。
  宮崎さんが報告してくれています。インテルのイスラエルへの投資はかなり以前からのようです。それだけイスラエルを重視しているのでしょう。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和五年(2023)12月29日(金曜日)弐 通巻第8073号  

 ガザで戦闘が激烈に続いていますが。。
  米インテル、イスラエルに250億ドル投資し、7ナノ半導体工場

 ガザではすでに五万人の死傷者がでている。世界から批判をあびているが、ネタニヤフ政権はハマス殲滅を宣言し、停戦に応じる気配はない。

 こんな中、12月26日に、イスラエル政府は、インテルの250億ドルにおよぶ半導体工場新設に32億ドルの助成を正式に発表し、「米国の半導体メーカーとの取引はイスラエルにとって『史上最大の投資』である」と述べた。
戦争の最中、銃弾飛びかう中でも大型投資だから評判がた落ちのネタニヤフ政権としては、格好の政治宣伝である。

 イスラエルとインテルの契約は、米国大手企業による大きな支援の表れであるとイスラエル政府は認識した。そのうえ、総投資額の12.8%に相当する補助金 に加え、インテルは今後10年間でイスラエルのサプライヤーから166億ドル相当の商品とサービスを購入することも約束している。

 インテルは、ガザ地区から42キロの距離にあるキルヤットガット工場を含み、四つの工場、研究ラボをイスラエルで運営している。
インテルは「欧米における継続的製造投資に並行して、強靱なグローバル・サプライ・チェーンを促進するための重要な取り組みである」との見解をだしている。

 2028年に改行を予定するイスラエルの新工場でインテルは 7 テクノロジーを製造する。すでに10 ナノ半導体はイスラエルで生産しており、12000 人が雇用されている。

 インテルは 1974 年にイスラエルに進出し、輸出額は約 90 億ドル。
CEOのパット・ゲルシンガーは半導体の優位性を回復し、AMD、エヌヴィディア、サムズンなどとの競争力を高めるために、新工場建設に意欲的である。

  それにしてもイスラエルに投資する意味が解りません。どうして日本に投資しないのでしょうか。
  インテルにとっては、日本よりイスラエルの方が安全なのでしょうか。利用がイスラエルなのがも。それにしても不思議です。

  こうなると、やはりイスラエルの国毎沖縄へ誘致したくなります。