きょうは、先月亡くなった安倍晋三元首相の四十九日法要が行われたそう。
満中陰ですね。合掌
◎四十九日は、きょうなの?
銃撃事件があったのは7月8日(金)の昼で、同日夕方に安倍氏の死亡発表がありました。
ですから、ご命日は7月8日ということですね。
そうであれば、四十九日は、昨日(8月24日)に当たるのでは?と思うけど。
私の地域の数え方で言えば、このケースは8月24日が満中陰になります。
「え?安倍さんの満中陰は1日ずれてる?と思いながら、今日のTVニュースを見てました」
まあ、1日違っていても、別にいいんですけどね
◎四十九日の数え方
「亡くなった日から数え始める」か、「亡くなった日の前日から数え始める」か、で1日ズレます。
どちらの数え方もある、ようです。
ウチでは、亡くなった日の前日から、数え始めます。
「なんで、前日から数え始めるの?」
「それ、よく質問されるところです」
法事独特な日数勘定の仕方で、昔から伝統的に、亡くなる前日から数え始めることになっているんです
…と、超強引にまとめてしまうこともありますけれどね(←説明になってへん)
私の師匠は、よく、
『目には見えないが、実は、亡くなる人は、心のなかで、その前の日からすでに旅立ちの支度をしておられるのだ。だから、お亡くなりになったときは、ご命日の前日から数え始めるんだよ』
と言っていました。
受け売りで、私もそういう説明をすることがあるけれど…、これは時と場合によるので、注意が必要です。
安倍元首相のような最期をふまえて、「故人は、前の日から旅立ちの支度をしておられました-」と説くのは適切ではないだろう。事件事故に巻き込まれて思いもよらぬ形で突如命を落とした場合や、自死の場合も、この説明は不適切です。
そういう場合は、ご命日から数え始めるのが分かりやすく、受け止めやすいかもですね。
きょうは安倍元首相の四十九日法要のニュースを聞いて、日の数え方について思いを巡らせてみました。