きょうは、台風が通り過ぎていきました。
京都南部でも、どんよりと雲に覆われたまま一日が過ぎていきました。
風雨は、当地ではさほどでもなく済み、「久しぶりに台風がくるぞ!」と心配していたぶんには、やや拍子抜けの感じもしました。
台風に上空の空気をぐるぐるかき回してもらったら、秋の空気と入れ替わるかな?と期待していたのですが、
結果的にはあまり変わっていないな…。
ちょっと気温は下がったみたいですが、台風が運んできた蒸し暑さのほうが勝っているようです。
◇ ◇ ◇
さて、先日の「京田辺39.9℃観測」の件について、思わぬ〝後日談〟が生じております。
↓きのうの『京都新聞』より。
↑京田辺「日本一」本当? と、トップ面に出ました。(←ひさんな見出しや…)
気象庁が京田辺市内に設置しているアメダス観測機器(気温もここで計測するみたい)について、機器設置場所の周囲に生い茂った雑草等の状況から、
「正確に測定できているのか怪しい…」という疑問が出てきたそうなのです。
温度計は通風筒という筒の中に収められていて、それが支柱によって地上1.5mぐらいのところに設置されているそうです。
京田辺のばあいは、そこに大量の草(つる)が巻きついていたそうで、温度計を収めた通風筒内部の風通しが悪化していたのではないか…?という疑問らしい。
↓きょうの『京都新聞』より。
↑きょうの新聞にも〝続報〟が載りました。
京都地方気象台は、京田辺の観測施設の管理が不十分だったと認め、陳謝。
施設の点検は、年に1回、毎年11月に行われていただけらしい。
まあ、ちょこちょこ頻繁に点検に来るのも大変だとは思うけれど、草は夏にぐんぐん伸びるので、
この時期の草刈りはぜひ作業メニューに加えたほうが良いですね。
話題になった「京田辺39.9℃」の観測記録については、欠測(データの取り消し)の可能性も心配されていますが、
同気象台は現時点では正確な観測記録と認識しているそうで、今後、詳しく調査して結論を出したいそう。
◇ ◇ ◇
先日のブログ投稿で「京田辺には気象観測所がある」ということを書きましたが、私も実際、どんな施設なのかよく知らないんです。
今回の〝後日談〟がオマケで付いたことで、むしろ、いろいろ勉強になっています。「そういうふうに気温は計測されているのか…」とか。
しかし…、気象観測所って、普段は無人で稼働しているんですね。
常駐の職員がいるものだと思い込んでいました。