ダンポポの種

備忘録です

忍者列車

2010年08月30日 23時55分56秒 | 旅のあと
 (出かけた先で

きょうは、午前中は通常業務でした。
それを済ませたら、あとは業務予定なし!

というわけで、
「よっしゃ! 行ってこよう~!」(←テツ活動に行く、と言っているのです)

◇            ◇            ◇

午後スタートで、約4時間ほどのテツ活動をしてきました。
きょうは、「伊賀鉄道」に乗りに行ってきました。

私は、近鉄時代の伊賀線には乗ったことがあるのですが、伊賀鉄道に変わってからはまだ乗ったことがありません。
「一度乗りに行かなくては…」と思っているうちに、時間が経ってしまった格好です。


きょうは、昼過ぎにウチを出て、祝園駅からJR電車でスタートしました。
まず、木津へ行き、そこで加茂ゆきに乗り換えて、加茂からは亀山ゆきに乗り継いで…、という具合で進みます。
JRで伊賀上野まで行き、そこから伊賀鉄道へ乗り込もうという計画です。

関西本線で活躍する小さなディーゼルカー「キハ120形」に乗るのも久しぶりのことでした。

↓以下、画像です。


↑JR関西本線のキハ120形の車内から撮影。笠置にて。
 亀山ゆきの車内です。〝亀山車中〟ですわ。(←いらんこと言わんでもええねん!)
 同駅では、下車客が運賃精算にちょいと手間取った影響で列車もなかなか発車できなくて…。
 「じゃあ…、せっかく、ゆっくり停車してるんだし、写しておこうか」
 と、私もおもむろにデジカメを取り出し、駅名標など撮影してみました。



↑キハ120形は、小型のディーゼルカー。
 しかも、1両編成で走るので、最後部の座席に陣取っても、容易に前方を見通せます。
 はるか前方に、トンネルが見えてきました…!



↑島ヶ原で、対向列車(加茂ゆき)とすれ違いました。
 あちらも同じくキハ120形。
 この区間(加茂~亀山間)は、上りも下りも1時間に1本しか列車が来ません。



↑加茂から島ヶ原付近にかけて、自然ゆたかな木津川の風景が車窓の友となります。
 ディーゼルエンジンの響きを聞きながら眺める車窓風景は、良いものです。



↑伊賀上野に着きました。ここで下車して、伊賀鉄道に乗り換えます。
 亀山へ向けて発車していくキハ120形をお見送り。




↑伊賀上野にて。JRと伊賀鉄道の駅(ホーム)はくっ付いていて、乗り換えは容易です。
 逆光で真っ暗な画像になりました。すみません。
 これが「伊賀鉄道」の電車です。(←近鉄のままやん!?)(←でも、銀帯がカッコイイ)
 伊賀鉄道は、伊賀上野~伊賀神戸(いがかんべ)間を結んでいる鉄道です。
 もとは近鉄伊賀線でしたが、数年前に分社化されて、近鉄ファミリーの「伊賀鉄道」として独立しました。
 近鉄時代の車両が継続して使われていますが、車体老朽化が進んでおり、新しいタイプの車両も導入され始めています。
 画像の車両は860系と呼ぶのかな(?) 
 この形式は、もう、先は長くないみたいです(絶滅危惧)。思い出乗車はお早めに…。
 画像の列車は、伊賀上野発→上野市ゆき。



↑近鉄京都線では見かけなくなった、天井の扇風機。懐かしい。(860系車内。上の画像と同じ電車)
 クーラーも付いていましたが、扇風機がアシストして、涼しい風を車内全体に行き届かせます。



↑車窓には、上野城も見えます。



↑伊賀といえば、やはり、伊賀流忍術(忍者)が有名。
 そうした地域の特徴を取り込んで、忍者をモチーフにしたイラストやキャラクターも車内を彩っています。
 窓に貼られたイラストは、いかにも社員さんの手作りという感じがして、素朴でいいですね。



↑上野市駅にて撮影。
 伊賀上野から乗った860系電車は、上野市駅で終点です。
 市町村合併によってご当地は「伊賀市」と呼ばれるようになったので、上野市という駅名は、まさに〝昔の名前で…〟やね。
 近鉄カラーの赤白ツートンの860系も止まっていました。(←これも現在は、伊賀鉄道の車両です)



↑上野市駅には、車両基地(車庫)もあります。(ホームからよく見えます)
 ここにも860系がいました。
 手前のイラスト電車は、インパクト十分な「忍者列車」編成です。
 奥の電車は、画像では色がちゃんと出ていませんが、ダークグリーン塗装になっています。(あっ、だから、色は出ているのか…)
 ずうっと昔にこの路線を走っていた電車のイメージを再現した〝復刻版塗装〟のようです。



↑上野市駅から先へ、伊賀神戸までを結ぶのはこの電車です。
 これが、伊賀鉄道が新しく導入した200系電車。東京急行(東急電車)からやって来た車両です。
 忍者列車(イラスト列車)に〝変身〟しているので分かりづらいかもしれませんが、車両そのものの顔つきは変わっていないはず…。
 よーく見たら、東急電車でしょう?
 現在、200系は2編成あるそうで、青色1編成とピンク色1編成に仕立てられています。
 ピンク色の編成も忍者列車です。
 ご存知の方も多いでしょうけれど、伊賀鉄道の「忍者列車」の車体イラストは、松本零士氏のデザインによるものです。



↑200系の車内。
 座席配置は基本的にロングシートですが、一部だけこんなふうになっています。



↑車内に〝風鈴〟が吊ってあるのが、分かりますか?
 この季節、「風鈴列車」という遊び心も加えられているようです。
 いろいろとアイデアを考えていますね。
 ただ…、窓を開けて走るわけじゃないので、あまりチリンチリン♪とは響いてなかったけれど。



↑ドアの上のところには、子供たちが描いた絵が飾ってありました。地元の保育園児たちが頑張って描いてくれたみたいです。
 こんなふうに飾ってもらったら、子供たちも思い出になるでしょうね。
 一方、吊り広告は『伊賀鉄道運転席展望DVD』の宣伝に励みます。かなりマニアックな一品だと思えますが…。
 あと、蛍光灯のカバーのところには、手裏剣みたいなマークが貼ってありますね。そんなところにまで気を配るとは、脱帽です。



↑伊賀上野から伊賀神戸までの乗車券。(車内で買った)



↑伊賀鉄道の車窓から。
 沿線には田んぼが多いですが、すでに〝黄金色のじゅうたん〟みたいになっていました。
 稲刈りをしている田んぼも、車窓から見てとれました。
 ウチの近所よりも1ヵ月以上早いな…。


…というわけで、無事に伊賀神戸に到着しました。
伊賀鉄道への初乗車はこれでおしまい。



↓おまけ画像 (伊賀神戸駅にて撮影)


↑伊賀神戸駅です。近鉄大阪線の駅ですが、周辺にはのどかな風景が広がっています。



↑向かいのホームに、宇治山田ゆき急行が入ってきました。(大阪上本町から走って来た列車です。この駅に停車します。)
 例によって、ちゃんと写しとれていないなぁ…。
 光量不足というか、ここへ来て、にわかに空が曇り始めて、辺りが暗くなってきたのです。
 ゴロゴロと雷鳴も聞こえてきて、ザーッとひと雨きそうな気配です。



↑さきほど乗ってきた伊賀鉄道の200系電車。(手前に見えている線路は、近鉄大阪線です)
 車体側面にも忍者(顔)が描かれています。本当に忍んでいるのか(!?) めちゃめちゃ目立ってますけど~!
 伊賀神戸はもともとから大阪線と伊賀線の乗り換え駅だったので、現在でも、伊賀鉄道のホームと近鉄線のホームは隣り同士で並んでいます。
 宇治山田ゆき急行からの乗り継ぎ客を受けると、200系は再び上野市駅へ向けて折り返し発車して行きました。



↑やっぱり、雨が降ってきました。
 ゴロゴロ鳴らしながら、大粒の雨が豪快に落ちてきます。
 この駅に着いたとき、すでに、強めの風が吹いていました。
 「涼しいな~♪」と悠長に構えていたのですが、やっぱり、雨を呼ぶ風だったか。



↑降り始めから数分のうちに、えらい土砂降りになってしまって…。
 典型的な夕立やね。



↑降りしきる雨を切り裂いて、時の特急列車が通過していきました。
 伊賀神戸に停車する特急もありますが、通過する場合は、結構スピードを出したまま駆け抜けて行くんです。
 雨をはじき飛ばし、その水しぶきを身にまとうようにして高速で駆け抜けて行く様子は、結構カッコ良かった。(やるやん、近鉄特急)
 こういうシーンこそ、動画モードで撮影しないといけないんだな。うっかりしてました。
 伊賀神戸駅には構内踏切があるし、雨で見通しも悪いので、この特急列車も〝ヴィッ! ヴィーーッ! ヴィーーッ!〟と入念に警笛を響かせながら通過していきました。



このあと私は、大阪上本町ゆき急行に乗りこんで、大和八木から橿原線経由で帰ってきました。
名張あたりでは、まだ雨も降っていましたが、大和八木に着いたときには止んでいて…というか、そこでは降ったような形跡もなくて、
「やはり、あれは局地的な夕立だったのだな」と思いました。


もう、終わってもいいかな?

(↑1日の投稿が長い!っちゅうねん)

(↑撮ってきた画像を全部載せたら、こうなるねん)

(↑何日かに分けて投稿すればいいのに…)