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ダンポポの種

備忘録です

昔、私が歩いた道

2008年06月12日 20時33分23秒 | 日記・雑記


昨年3月に家族と広島へ行ったときに写した一枚です。
(↑そうそう、昨年は広島へ行ったんだったな)

これは、JR西広島駅の近くで写したものです。(あくまでも西広島重視!)
プラットホームが見えますか?

ホームから岩国方向へ進んで最初の踏切がある地点で、写しました。
肝心の踏切が写っていませんが、画面の右端に「踏切一旦停止」のハタが見えますね。
画面の枠外になりますが、ハタのさらに右側に、踏切があるのです。

◇          ◇          ◇

私が広島に住んでいた頃、ここの踏切は、まだ「手動式」でした。
踏切のそばに小屋みたいな詰め所があって、踏切担当の職員さんが常駐されていました。
この職員さんが、遮断機の上げ下げをするのです。

踏切を渡っていると、不意にどこからか、
〝プープープープープー〟
という、ブザーの音が聞こえてくるのです。
この音が聞こえたら、
「もうすぐ踏切が閉まりますよ」の合図でした。
現在の自動式踏切では、こういう〝予告〟はないですよね。

ブザー音に急きたてられるように、踏切内の歩行者は足を速めるのでした。
すると、おもむろに警報機が〝カンカンカン…〟と鳴り始めて、
頭上から遮断機が下りてくるのです。

そう、遮断機は、頭上から垂直に下りてくるものでした。
現在の自動式踏切に見られる開閉の仕方とは、仕掛けが違っていました。
棒高跳びの「バー」が上からぴゅーっと下がってくる…っていう感じかな。

いよいよ遮断機が下りてきているのに、まだ踏切内に〝残存歩行者〟がいる場合は、
人間の背丈ぐらいの高さで遮断機が〝待ってくれる〟というオマケ付きでした。
で、全員が渡り終えたのを確認して、遮断機は定位置まで下がるのです。

遮断機を完全に下ろしたら、踏切係の職員さんは白旗を大きく振って、
接近する列車の運転士に、踏切の安全を知らせていました。


…と、長々と書いてしまいました。
(↑画面に踏切が写ってない、と言いながら、踏切の話をしてどうするねん。)