ダンポポの種

備忘録です

まさかの質問

2007年12月07日 23時57分48秒 | 鉄 道
先日、夕方から四条大宮へ出かける機会がありました。
クルマではなく、電車で行きました。
(…ってことは、忘年会か?って、察しがつくかもしれませんが。)

S華町から近鉄で竹田まで行き、地下鉄に乗り換えて四条(烏丸)へ、
さらに阪急に乗り換えて大宮へ、というごくふつうのルートで行きました。

烏丸駅で阪急に乗ろうとしたときのことです。
改札を入って、ホームへ続く階段を下り始めたら、どうやら、ちょうど電車が到着したらしい雰囲気です。急ぎ足で階段を駆け下りると、うまい具合に「梅田行き」の電車、快速急行でした。

『えっ? 快速急行…、大宮に止まるんだったっけ?』

乗り込もうとした足が、急に止まってしまった私でした。

ホーム頭上に掲げられた発車案内板に「種別・行き先・停車駅」がセットで示されているのですが、烏丸駅のそれは〝電光表示式〟で、停車駅の表示は〝字幕ニュース〟みたいに文字が流れていくやつなのです! 焦った私が見たときには、「…茨木市・淡路・十三…」あたりの文字が流れていました。

『〝次の〟停車駅はどこなんだー!』
今すぐ知りたいのに、これでは分からない…。

発車がせまるし、もはや万事休す。
私は、片足を車内に踏み入れて、ドアのそばに立っていた女性に、

『これ、大宮に止まりますか?』

と訊きました。
前代未聞、鉄道ファンとしてあるまじき、衝撃のクエスチョン!

しかし、返ってきた答えは、

「大宮? えーっと、どうだったかな…」

なぬー! 沿線住民の人じゃなかったのか。
「止まりますよ」という返事を期待していたのに。

でも、私は、その電車に乗り込みました。
『快速急行…、確か、止まったよな』
ぼそっと、独りごと言いながら。

この様子を見ていた、同じくドア付近に立っていた年配の女性が、微笑みながら声をかけてくださいました。

「たぶん、止まりますよ」

たぶん…って。(でも、ありがとうございます。)


そのとき、最初に尋ねた女性が、

「あっ、大宮に止まるって、書いてあります」

と教えてくれました。
ドアごしにホームの案内板(さきほど私が見た電光表示)をジッと見てくれていたみたいです。スクロール表示が一回りして、また最初から停車駅案内が流れたのですね。
なんだか恐縮です。ありがとうございました。

全体を通して1分にも満たない中でのやりとりでしたが、
『阪急電車の乗客は親切だな…』という印象を受ける内容でありました。
それはともかく…、
地元の「鉄道ファン」としては、今回の一件は反省モノです。
阪急京都線は列車種別がややこしく、停車駅パターンも複雑ですが、
やはりきっちり覚えておかないとだめだな。

復習、復習…。