今月16日、米国テキサス州で行われた試合結果です。
WBOインターコンチネンタル・ライト級戦(王座決定戦):
アイザック クルス(メキシコ)TKO5回1分32秒 ユリオルキス ガンボア(キューバ)
*もう10数年前になります。当時(2009年から2011年にかけて)、フェザー級を主戦場にしていたガンボア。その強打で対戦者を圧倒し、ボクシング界の中心選手の一人として注目されていました。しかし、その怪物性もスーパーフェザー級、ライト級と階級を上げるごとに薄れ、白星を加えても判定勝利が増えていきました。
2014年にテレンス クロフォード(米)の出世試合に花を添えると(クロフォードの9回TKO勝利)、苦しい試合が続くことに。2019年の年末にはジャルボンテ デービス(米)に最終回TKO負けを喫し、一昨年11月にはデビン ヘイニー(米)に大差判定負け。ここ数戦は、将来のスーパースター候補生たちの踏み台に甘んじています。
今回ガンボアが対戦したのは、4ヵ月前にデービスの強打に耐え抜いたクルス。デービスに敗れたとは言え、タフが売り物の勢いのある選手です。ガンボアはそんなメキシカンの強打に初回からグラついてしまい、その後、何度もダウンを奪われてしまいゲームセット。強豪選手たちとの連戦が続いているとはいえ3連敗(2KO負け)を喫してしまった40歳のガンボア。今が潮時と言っていいでしょう。
古豪相手に圧倒的なパフォーマンスを見せたクルスには、注目のライアン ガルシア(米)との対戦話が挙がっています。
下記はガンボア、クルスが活躍する、2022年4月24日現在のライト級の王者たちとなります。
WBA(スーパー):ジョージ カンボソス(豪/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/2)
WBC:デビン ヘイニー(米/4)
IBF:ジョージ カンボソス(豪/0)
WBO:ジョージ カンボソス(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/2)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/2)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/0)