DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

無事に新王者誕生(日本バンタム級)

2018年09月04日 00時56分34秒 | 日本ボクシング
先週末1日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級王座決定戦:
斎藤 裕太(花形)TKO2回2分30秒 菊池 永太(真正)

*実に昨年の8月5日以来に行われた日本バンタム級戦。その「最後の日本バンタム級戦」で当時の王者だった赤穂 亮(横浜光)に9回TKO負けを喫している斎藤が、2度目のチャンスを見事にものにして勝利。この試合後の戦績が11勝(8KO)9敗(1KO負け)3引き分けと勝率がほぼ5割ながらも、日本バンタム級の頂点に立つことに成功しました。

指名挑戦者鈴木 悠介(三迫)との防衛戦が義務付けられている斎藤。「斎藤、鈴木のどちらが勝利するか」より、その試合が年内に行われ、はっきりとした結果を出してもらいたいものです。
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渡部、小野(日本スーパーウェルター級:暫定王座ほか)

2018年08月28日 02時28分15秒 | 日本ボクシング
先週24日・金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーウェルター級王座決定戦(暫定王座):
渡部 あきのり(角海老宝石)TKO初回2分51秒 丸木 凌介(天熊丸木)

*2000年代半ばに、15連続KO/TKO記録を樹立。その後日本、東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王座を獲得した渡部。その後一時現役生活から遠のいていた時期もありましたが、しぶとく再浮上の機会を伺っていました。

正規王者である新藤 寛之(宮田)が負傷のため戦線離脱。その留守番役争いを決める一戦で「らしい」ボクシングを披露。初回後半にダウンを奪った渡部は、試合再開後も攻撃の手を緩めず。丸木をストップするとともに、暫定ながらの日本王座の2階級制覇達成に成功しています。同級では以前、PABA王座を獲得している新暫定王者。まずは新藤との王座統一戦実現と勝利が目標となります。


日本ミニマム級戦:
王者小野 心(ワタナベ)TKO8回2分45秒 挑戦者加納 陸(大成)

4月に同王座を獲得した小野。これまでに2013年に一つ上の階級のライトフライ級でOPBF(東洋太平洋)王座を獲得し、ミニマム級では2度の世界挑戦を経験。しかしそれまでの日本王座戦の戦績は2敗1引き分けと実に4度目の正直で日本のベルトを腰に巻くことに成功しています。

師走に36歳を迎える小野に対し、加納は11月に21歳になる若い選手ですがすでに世界挑戦を経験。まさに日本最軽量級の新旧対決となりました。

やや王者のリードで折り返したこの試合。後半に入ると小野がベテランらしさを徐々に徐々に発揮していき最終的にはTKO勝利。初防衛に成功するとともに、30代半ばながらも、まだまだ成長過程にあることを証明しました。
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八重樫、生き残る(スーパーフライ級)

2018年08月21日 02時25分25秒 | 日本ボクシング
先週17日・金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
スーパーフライ級10回戦:
八重樫 東(大橋)TKO7回2分55秒 向井 寛史(六島)

*無冠戦ながらも試合前から注目度が非常に高かった一戦。それもその筈。八重樫は世界3階級制覇を達成してきた激戦王で、対する向井は2度の世界挑戦を経験してきたこちらも実力者。何のベルトも争われませんでしたが、世界挑戦を賭けた一戦といっても過言ではなかったでしょう。

一戦一戦に進退を賭ける八重樫が攻め、それを向井が必至で跳ね返す展開が続き、後楽園ホールの観衆は大満足。最終的には八重樫が勝利を収めることが出来ましたが、敗れた向井も大いに株を上げたのではないでしょうか。

年内にもスーパーフライ級で日本人初の世界4階級制覇達成を目論む八重樫陣営。現在(2018年8月21日)のスーパーフライ級の王者の面々は次のようになります。

WBA:カリ ヤファイ(英/防衛回数3)
WBC:シーサケット ソー ルンビサイ(タイ/2)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/5)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):アンドリュー マロニー(豪/0)
日本:奥本 貴之(グリーンツダ/0)

*現在空位のWBO王座は、来月8日にドニー ニエテスとアストン パリクテの比国勢によって争われます。その興行ではこれまでに3階級制覇を達成してきた八重樫のライバル、井岡 一翔が登場。強豪マクウィリアム アローヨ(プエルトリコ)と対戦します。同じ日に豪州では、OPBF王者のマロニーが前WBA王者ルイス コンセプシオン(パナマ)を相手に以前から保持しているWBAオセアニア王座の防衛戦を予定。これは中々の注目カードと言っていいでしょう。現在の同級をリードするシーサケットは10月6日、イラン ディアス(メキシコ)と防衛戦。

八重樫がどのタイミングで誰にどの王座に挑戦するのでしょうか。来月ニエテスと一翔が勝利すれば、両者が拳を交えることになるでしょうし、シーサケットは秋に防衛戦。アンカハスも同時期に米国で防衛戦を行うとの噂があります。相性的にヤファイは避けたほうがよさそう。ただ、今回の向井戦でのダメージからの回復を考えると、八重樫の同級での世界挑戦は、来春まで伸びるかもしれませんね。



OPBF(東洋太平洋)フェザー級戦:
王者清水 聡(大橋)TKO4回2分45秒 挑戦者河村 真吾(堺東ミツキ)

*初回だけですが、挑戦者が見せてくれました。そのおかげでこの試合も上記の試合同様に好試合となりました。最終的には力の差を見せつけて保持する王座の3度目の防衛に成功した清水。全勝全KO記録も7に伸ばしています。ロンドン五輪銅メダリストにそろそろ世界の声が掛かるのではないでしょうか。
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矢田、何とか初防衛(日本ウェルター級)

2018年08月20日 01時28分25秒 | 日本ボクシング
今月11日、大阪・枚方市立総合体育館で行われた試合結果です。
日本ウェルター級戦:
王者矢田 良太(グリーンツダ)TKO7回1分37秒 挑戦者岡本 和泰(奈良)

*春に敵地、そして日本のボクシングの聖地である後楽園ホールに乗り込んで王座を獲得した矢田。今回が矢田にとって凱旋試合となりました。

王者の防衛戦を大歓迎するかのような立ち上がり。矢田は初回からダウンを奪い短期決戦を思わせる好スタートを切ります。しかしそこから7回に試合が終了まで、王者が予想外の苦戦を強いられました。

ジャブを中心とした岡本のアウトボクシングに翻弄される矢田。6回には挑戦者のパンチでダメージを受けてしまいます。しかし最後は16勝(13KO)という強打がものを言いTKO勝利。試合後大反省の矢田ですが、初防衛という難関を突破することに成功した王者。師走に予定されている2度目の防衛戦に進化を期待しましょう。
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奥本、先輩久高に競り勝つ(日本スーパーフライ級)

2018年08月17日 04時19分35秒 | 日本ボクシング
先週10日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦:
挑戦者奥本 貴之(グリーンツダ)判定3対0(96-94x3)王者久高 寛之(仲里)

*去る4月に、45戦目にして日本の頂点に立つことに成功している久高。苦労して日本王座を獲得しましたが、これまでに4度もの世界王座挑戦を経験。それに加えて以前、WBCフライ級のインターナショナル・シルバー王座を獲得も獲得してきた歴戦の雄です。対する奥本は確か15歳ぐらいでプロデビュー。もちろんその年齢で日本での試合は許されていなかったので、最初の2戦はタイで行っています。驚くべきことに2戦目には、50戦以上のキャリアを誇っていた元IBFミニマム級王者ラタナポン ソーウォラピン(タイ)と拳を交えています(当然のごとく2回でTKO負け)。その後コツコツとキャリアを積んでいき、今回が自身31戦目のリング、2度目の日本王座挑戦となりました。

久高は以前グリーンツダジムに所属しており、奥本とは先輩後輩の仲。お互いを知る両選手の対戦。やりにくさを感じたのは先輩久高でした。先手先手、そして早い動きで常に若干有利で試合を進めていく奥本。3回に先輩がバッティングで負傷したことも幸いします。

倒そうとする久高と倒されまいとする奥本の一進一退の攻防はフルラウンド続きますが、最終的には後輩奥本が僅差の判定勝利。32戦目にして先輩を若干ながらも追い越す事に成功するとともに、自身初のベルトを獲得することにも成功しました。

今回改めて思うのですが、日本国内王座戦はつねに好試合が行われるんですね。
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リーゼント、日本王座を奪取(日本スーパーバンタム級)

2018年08月01日 00時02分46秒 | 日本ボクシング
先月27日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
挑戦者和氣 慎吾(FLARE山上)TKO10回36秒 王者久我 勇作(ワタナベ)

*強打の久我とスピードの和氣の対戦。実力者同士の対戦だっただけに、日本王座戦ながらも試合前から非常な注目を集めていた一戦でした。

試合の方は世界挑戦への経験を持つ和氣が予想以上に試合をリード。2回にダウンを奪うと、そのペースは落ちることなく終盤戦へ。久我も最後の最後まで逆転を目指し前に出ますが、この日は和氣のスピードが最後まで大きく上回っていました。

強豪を最終回にストップしたリーゼント。2016年夏以来の世界挑戦に向け、大きく前進しています。


和氣が再挑戦を目指しているスーパーバンタム級王者の面々は次のようになります(2018年8月1日付け)。

WBA(唯一):ダニエル ローマン(米/防衛回数2)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/3)
IBF:岩佐 亮佑(セレス/1)
WBO:アイザック ドビ(ガーナ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
日本:和氣

*岩佐は今月16日、TJ ドヘニー(アイルランド/豪)を迎えて2度目の防衛戦を行います。そして前OPBF王者となる大竹 秀典(金子)が25日、ドビの持つWBO王座に挑戦。日本でもお馴染みのローマンは、10月20日に以前バルガスとWBC王座を争ったギャビン マクドネル(英)との防衛戦に臨みます。相性からすると、和氣にとってローマンが一番与しやすいでしょう。同じスピード型の岩佐も、サウスポーがあまり得意でないだけに、和氣からすればチャンスがありそう。世界王者以外には、亀田 和毅(協栄)という強敵が国内にいます。和氣の次戦、世界王座挑戦でなくとも、面白いカードが待っているでしょう。
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黒田、接戦を制す(日本フライ級)

2018年07月25日 00時03分47秒 | 日本ボクシング
現地時間の一昨夜(23日・月曜日)、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フライ級戦:
王者黒田 雅之(川崎新田)判定3対0(96-93x2、95-94)挑戦者星野 晃規(MT)

*現役の日本王者の中では、中々の安定度を誇る黒田。挑戦者星野は今回が王座初挑戦に加えて、初の10回戦出場の選手。黒田の防衛は固いと見られていましたが、今後世界のベルト獲得を目論んでいる王者にとって、決して手放しで喜べる防衛戦ではありませんでした。

試合を通して若干有利という印象付けた黒田ですが、3回にはダウンを喫してしまいます。その後、星野のペースダウンにも助けられ、何とか試合終了のゴングを聞くことに成功。何とか王座の防衛に成功したという印象ですね。

日本ライトフライ級王者時代と同様に、4度目の防衛に成功した黒田。しかし現状維持がやっとという感じです。まあ、コツコツと頑張っている選手なだけに、あるきっかけから突然と力がグッと上がるというケースもあります。黒田にその開花期が来ることに期待しましょう。
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久田、ダウン挽回の判定防衛に成功(日本ライトフライ級)

2018年07月18日 02時09分28秒 | 日本ボクシング
現地時間の一昨夜(16日・月曜日)、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者久田 哲也(ハラダ)3対0(96-93x2、96-94)挑戦者小野 晃輝(筑豊)

*久田がプロデビューを果たしたのは2003年11月。ベテランの域に入る久田が初の王座に挑戦したのは実に自身39戦目、昨年4月の事になります。その試合がひょっとしたら最初で最後のチャンスだったかもしれない久田ですが、その機会を見事にものにし王座奪取に成功。これまで3度の防衛に成功するとともに、主要団体の世界ランカーとして君臨するようになりました。

16戦目で王座初挑戦となった小野は、3回にカウンターでダウンを奪い中々の滑り出しを見せました。しかし久田はそこから地力を発揮。徐々に徐々にと試合を自分の流れに持っていきゲームセット。最終的には僅差ながらも明白な判定勝利を収め、保持する王座の4度目の防衛に成功。防衛記録のさらなる更新、そして上のベルト挑戦への期待が高まりつつあるようです。
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末吉、順当に勝利(日本スーパーフェザー級)

2018年06月07日 02時27分47秒 | 日本ボクシング
先月末30日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者末吉 大(帝拳)判定3対0(98-91x3)挑戦者東上 剛司(ドリーム)

*試合開始早々、元気よく打ち合いに持ち込んだのは挑戦者東上。しかしキャンバスに転がったのは末吉ではなく挑戦者の方でした。その後も挑戦者が奮戦も、優位に試合を進めていったのは王者。気がつけば大差の判定で王者が防衛に成功。しかし採点ほどは差のない一戦だった模様です。

昨年10月に王座決定戦に出場し現在の地位を手に入れた末吉。2度目の防衛に成功。今後はどのような路線を歩みながら上を目指していくのでしょうか。注目です。
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小野、33戦目で初の日本王座獲得(日本ミニマム級)

2018年04月25日 01時41分22秒 | 日本ボクシング
先日22日・日曜日、神戸芸術センターで行われた試合結果です。
日本ミニマム級王座決定戦:
小野 心(ワタナベ)判定3対0(97-92、97-94、96-95)平井 亮輝(千里馬神戸)

*今年の日本王座チャンピオン・カーニバルではベテランの奮戦が目につきます。スーパーフライ級の新王者久高 寛之(仲里)に、その久高に惜しくも敗れた翁長 吾央(大橋)。ライトフライ級の苦労人の久田 哲也(ハラダ)と板垣 幸司(広島三栄)の対戦。そしてミニマム級新王者の座に輝いた小野。彼らのようなドラマを生む機会を与えるのが日本王座。いいですね~

最軽量級の新王者となった小野は、苦労人とはいえこれまでに、それなりの結果も残してきた選手です。2013年には一つ上の階級のライトフライ級でOPBF(東洋太平洋)王座を獲得。ミニマム級では2度の世界挑戦を経験し、これまでの日本王座戦の戦績は2敗1引き分け。王座獲得ならなかった5つのタイトル戦でも、それなりの見せ場を作ってきました。ただ惜しいことはその戦績が示す通り(21勝中KO勝利は僅かに5)決定力不足ということではないでしょうか。

4度目の日本王座戦出場となった小野。対する平井はWBOで世界ランク・インしている中々の選手。しかし最終的には小野がキャリアの差を見せつけて勝利。明白な判定勝利を収め、33戦目にして初の日本国内ベルトを腰に巻くことに成功しました。

現在日本には、IBF(京口 紘人/ワタナベ)とWBO(山中 竜也/真正)の2本の世界ベルトがあります。小野がそれらの世界王者たち挑戦するには、彼ら以外の日本国内のライバル撃退後でしょうね。


同日、福岡県春日市・クローバープラザで行われた試合結果です。
ミニマム級8回戦:
前WBO王者福原 辰弥(本田フィットネス)判定3対0(78-74x2、77-74)日本9位高橋 悠斗(K&W)

*昨年、山中にWBO王座を明け渡している福原。その後敵地タイに乗り込みWBC王座に挑戦するも、世界王座復帰ならず。今回、日本国内ランカーを相手に再起戦を行い無事勝利を収めています。次戦を7月に地元熊本で行う予定の福原。世界復帰ロード中、どれだけ名前を売れるかも大きな課題です。
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