DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

清水、完敗(WBOフェザー級)

2023年07月31日 05時29分49秒 | 世界ボクシング

先週25日、東京都江東区有明アリーナで行われた試合結果です。
WBOフェザー級戦:
王者ロベイシー ラミレス(キューバ)TKO5回1分8秒 挑戦者清水 聡(大橋)

*五輪2大会連続で金メダルを獲得したラミレスと、2大会連続でオリンピックに出場し銅メダルを獲得した清水の対決。アマチュアの実績はもとより、ここ数年のプロでの勢いが違いすぎました。

身長で大きく劣ったキューバ人ですが、初回開始のゴングから試合をコントロールし、中盤5回にTKO勝利。日本のリングで圧勝劇を演じ、今年のエイプリルフールに獲得した王座の初防衛に成功。今後の飛躍がさらに期待できそうです。敗れた清水は試合後、現役からの引退を示唆しています。

2023年7月31日現在の、フェザー級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:リー ウッド(英/防衛回数0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF
:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/1)
WBO:ロベイシー ラミレス(キューバ/1)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:松本 圭佑(大橋/0)

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延期、決定等など(色々:07‐30‐23)

2023年07月30日 05時26分48秒 | 世界ボクシング

最近(2023年7月30日ごろ)のニュースです。

1)来月11日にエディオンアリーナ大阪で予定されていたIBFミニマム級内での王座統一戦、正規王者ダニエル バジャダレス(メキシコ)と暫定王者重岡 銀次郎(ワタナベ)の一番は、重岡の負傷により秋口に延期となりました。

2)どうやら10月6日を目途に再スケジュールされそうなIBFミニマム級戦。その興行では、WBC最軽量級内での王座統一戦、パヤン プラダブスリ(タイ)と重岡 優大(ワタナベ)も組み込まれそうですね。現在、IBFとWBC、そしてWBAにそれぞれ2人の世界王者が君臨しているミニマム級戦線。2023年内に、一人でも多くの世界王者が消えてほしいものです。

3)WBOミニマム級王者オスカル コラーゾ(プエルトリコ)が約一ヶ月後の8月26日、ガレン ディアガン(比)を相手に、5月に獲得した王座の初防衛戦を行います。

4)IBFフェザー級王者ルイス アルベルト ロペス(メキシコ)が9月15日に、ジョエ ゴンサレス(米)を迎え2度目の防衛戦を行う予定です。

5)IBFスーパーフェザー級王者ジョー カルディナ(英)が9月30日、対戦相手は未定ながら次戦を予定しています。その試合がタイトルの防衛戦になるのか、それとも無冠戦になるのかも、現在までに決まっていません。

6)クリス ユーバンクとリーアム スミスによる英国ミドル級勢による再戦が9月2日に行われます。

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今週末の試合予定

2023年07月29日 05時41分23秒 | 世界ボクシング

2023年7月最終週末の主な試合予定です(2023年7月29日から8月4日まで)。

29日 土曜日
米国ネバダ州
4団体ウェルター級戦(王座統一戦):
IBF/WBA/WBC王者エロール スペンス(米)対 WBO王者テレンス クロフォード(米)

WBCバンタム級戦(王座決定戦):
ノニト ドネア(比)対 アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ)

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あっさりと4階級制覇に成功(2団体スーパーバンタム級)

2023年07月28日 05時29分49秒 | 世界ボクシング

先日25日・火曜日、東京都江東区有明アリーナで行われた試合結果です。
2団体スーパーバンタム級戦:
挑戦者井上 尚弥(大橋)TKO8回1分14秒 WBC/WBO王者スティーブン フルトン(米)

*井上が強すぎたのか、それともフルトンが2冠王に反しそれほど強くなかったのか?どちらにしろ、井上があっさりと新たな階級であるスーパーバンタム級の2つのベルトをゲット。自身4階級目の世界王座獲得に成功しました。早ければ年内にも、もう2つの世界ベルトを保持しているマーロン タパレス(比)との4冠戦が実現するようです。

下記は2023年7月28日現在の、スーパーバンタム級のタイトル保持者たちとなります。

WBA(スーパー):マーロン タパレス(比/防衛回数0)
WBC:井上 尚弥(大橋/0)
IBF:マーロン タパレス(比/0)
WBO:井上 尚弥(大橋/0)
OPBF(東洋太平洋):武居 由樹(大橋/1)
WBOアジア太平洋:TJ ドヘニー(豪/0)
日本:下町 俊貴(グリーンツダ/0)

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寺地、中谷の防衛戦が決定(2団体ライトフライ級ほか)

2023年07月27日 05時28分32秒 | 世界ボクシング

9月18日、東京都江東区有明アリーナで予定される試合です。
2団体ライトフライ級戦:
WBC/WBA王者寺地 拳四郎(BMB)対 挑戦者ヘッキー ブトラ―(南ア)

WBOスーパーフライ級戦:
王者中谷 潤人(MT)対 挑戦者アルジ コルテス(メキシコ)

*寺地はこれまでに、ミニマム級とライトフライ級の2階級で世界王座を獲得してきたブトラ―と対戦。中谷は、無冠戦ながらもファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)と12回戦い抜いたコルテスを相手に防衛戦を行います。

また、将来のスター候補生である那須川 天心(帝拳)は、メキシコのフアン フローレスと8回戦で対戦します。

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カンボソス、苦しみながらも再起に成功(ライト級)

2023年07月26日 05時23分59秒 | 世界ボクシング

先週末22日・土曜日、米国オクラホマ州で行われた試合結果です。
IBOライト級戦:
挑戦者/元3団体統一王者ジョージ カンボソス(豪)判定2対0(117-111、115-113、114-114)王者マキシー ヒューズ(英)

*2021年11月に敵地ニューヨークに乗り込み、現WBOスーパーライト級王者テオフィモ ロペス(米)を僅差ながらも堂々の判定で下し3団体ライト級王座を獲得したカンボソス。しかし昨年行ったデビン ヘイニー(米)との2連戦に連敗し、世界王座から転落。同時に評価も大きく落としてしまいました。

今回、世界的には無名のマイナー団体王者ヒューズを相手に再起戦を行ったカンボソス。この非力の英国人(26勝5KO6敗2引き分け=KO率14.71%)が思わぬ曲者でした。

再起と名誉挽回を図るカンボソス。その攻撃は、カウンターパンチャーで、サウスポー(左構え)ヒューズの前に空回りが続いてしまいます。そして威力は無くも、英国人はコツコツとパンチを当てていき試合をリードしていきます。中盤以降、カンボソスの強引な攻めが上回る場面が目立つようになりましたが、最終的にはどちらも明確なリードを保てないまま試合終了。結局は、2人のジャッジが豪州人の攻勢点を支持しカンボソスが勝利。元統一王者が、苦しむながらも再起に成功しています。

前途多難な印象を残したカンボソスの再起戦。2023年7月26日現在の、カンボソスの主戦場であるライト級の王者たちは下記のようになります。

WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数2)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/4)
WBC:デビン ヘイニー(米/7)
IBF:デビン ヘイニー(米/2)
WBO:デビン ヘイニー(米/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:保田 克也(大橋/0)
日本:仲里 周磨(オキナワ/0)

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銀次郎、雪辱に期待(IBFミニマム級:王座統一戦)

2023年07月25日 05時38分47秒 | 世界ボクシング

8月11日、エディオンアリーナ大阪で予定される試合です。
IBFミニマム級戦(王座統一戦):
正規王者ダニエル バジャダレス(メキシコ)対 暫定王者重岡 銀次郎(ワタナベ)

*今年の1月に対戦している両雄。その時は銀次郎が順調な試合運びを見せるも、レフィリーの不手際で世界初挑戦を不本意な無効試合という結果となってしまいました。

銀次郎は4月に、宿敵バジャダレスに王座を奪われているレネ マーク クアルト(比)を見事な左ボディーでKO。「暫定」という不本意な2文字がありますが、世界のベルトを腰に巻くことに成功しています。

7ヵ月ぶりの再戦となりますが、まずは銀次郎に確実に勝利を収め、IBF最軽量級の唯一王者に昇格して貰いましょう。

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後釜争い、等など(色々:07‐24‐23)

2023年07月24日 05時24分25秒 | 世界ボクシング

最近(2023年7月24日ごろ)のニュースです。

1)井上 尚弥(大橋)が返上した4つのバンタム級王座の一つであるWBCタイトルの王座決定戦が今週末29日、米国ネバダ州ラスベガスで行われます。この試合に出場するのは井上の最大のライバルであるノニト ドネア(比)と、今回が世界戦初出場となるアレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ)。

2)来月26日には、タイでWBCバンタム級王座挑戦者決定戦が行われます。この試合に出場するのは、5月にWBO王座決定戦に出場したビンセント アストロラビア(比)と、ナパポーン ソー ルンビサイ(タイ)。

3)来月12日、現在空位となっているIBFバンタム級王座決定戦が行われます。この試合に出場するのは、井上に粉砕された元王者エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)とニカラグアのメルビン ロペス。

4)先日21日、日本ヘビー級王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)が後楽園ホールのリングに登場。韓国の金 正洙と対戦8回戦で対戦し、3対0(80-71x2、79-72)の判定勝利を収めています。昨年4月のデビュー以来、初回連続KO記録を5に伸ばしていた但馬ですが、先月、そして今回と2試合続けて試合終了のゴングを聞くことになりました。

次戦を早くも来月11日に控えている日本ヘビー級王者。3試合ぶりのKO/TKO勝利なるでしょうか?

5)スーパーライト級で2度目の世界挑戦を目指している近藤 明広(一力)が先週20日、後楽園ホールのリングに登場。世界ランカーながらも、これまでに8回戦以上の経験のないホセ マヌエル ガルシア バスケスという長ったらしい名前のメキシカンに8回判定勝利を収めています。

6)同じ興行に、スーパーバンタム級で2度目の世界挑戦を目指している和氣 慎吾(Flare山上)も登場。タイのキアッティサク サウィサップに2回TKO勝利を収めています。

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あの試合から30年(WBCバンタム級暫定王座:1993年7月22日)

2023年07月23日 05時24分57秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年と一日前にあたる1993年7月22日、大阪府立体育会館(現エディオンアリーナ)で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦(暫定王座決定戦):
辰吉 丈一郎(大阪帝拳)判定2対1(116-114、115-114、114-115)ビクトル ラバナレス(メキシコ)

*この試合が行われた前年にあたる1992年9月17日、大阪城ホールで対戦している両雄。その時はWBC暫定王者だったラバナレスが、一年ぶりの実戦となった正規王者辰吉を得意の乱打戦に持ち込みTKO勝利。WBCバンタム級内の王座統一に成功しています。

 

その後の両者とWBCバンタム級王座を振り返ってみると、次のようになります。

1993年1月25日、ラバナレスがダドイ アンドュハル(比)を判定で下し、WBC王座の4度目の防衛に成功。

1993年2月11日、辰吉がホセ ルイス ベガヒル(メキシコ)を2回で下し再起に成功。

1993年3月28日、ラバナレスが渡韓し、辺 丁一(韓国)の挑戦を受けるもまさかの判定負けを喫し王座から転落。

1993年5月28日、辺がホセフィーノ スアレス(メキシコ)を大差判定で退けV1。

その後、7月22日に大阪のリングで、辰吉が辺に挑戦する事が決定。しかし辺の負傷により、辰吉とラバナレスが暫定王座を賭け再戦を行う事に変更。第一戦から10ヵ月を経て、両者が再び対戦する事になりました。

(大阪のリングで大激戦を演じた辰吉とラバナレス)/ Photo: Amazon.co.jp

30年前の大阪のリングで、まさに激戦、死闘が12回に渡り繰り広げられました。前回の雪辱に燃える辰吉が、見事すぎるスタートダッシュを切り先制。スピードに乗ったコンビネーションとフットワークで、ラバナレスに付け入る隙を与えません。しかし如何せん、飛ばし過ぎの印象。案の定、中盤戦にはラバナレスの執拗なボディー攻撃もありペース大ダウン。「ああ~っ、また辰吉は負けるのか...」と暗雲が漂う中、試合は後半戦に突入します。

ペースを奪った感のあったラバナレスも、前半戦の打たれ疲れと中盤戦の打ち疲れによりペースダウン。ここから辰吉が驚異的な反撃を開始します。中盤の疲れが噓のように軽快な動きが戻った辰吉。苦しいラウンドを乗り切り、猛反撃でライバルに襲い掛かります。しかしここがこのライバル戦の凄い所。ラバナレスも負けじとパンチを打ち返し、どちらかが明白なリードを奪えないまま試合終了。結局は辰吉が僅差の判定で大激戦、大接戦に勝利を収める事に成功。暫定ながらも世界王座に返り咲くと同時に、ラバナレスへのリベンジにも成功。そして辺との王座統一戦に向け大きく前進しました。

1991年9月に世界王座を初めて獲得したグレグ リチャードソン(米)戦、そして、1997年11月に3度目の世界王座を腰に巻いたシリモンコン ナコントンパークビュー(タイ)戦と並んで、このラバナレスとの第2戦目は、辰吉が演じた名試合の一つと言って過言ではないでしょう。

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今週末の試合予定

2023年07月22日 05時23分17秒 | 世界ボクシング

2023年7月第四週末の主な試合予定です(2023年7月22日から28日まで)。

22日 土曜日
米国オクラホマ州
IBOライト級戦:
王者マキシー ヒューズ(英)対 挑戦者/元3団体統一王者ジョージ カンボソス(豪)

25日 火曜日
東京都江東区有明アリーナ
2団体スーパーバンタム級戦:
WBC/WBO王者スティーブン フルトン(米)対 挑戦者井上 尚弥(大橋)

WBOフェザー級戦:
王者ロベイシー ラミレス(キューバ)対 挑戦者清水 聡(大橋)

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