DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

チャーリー太田、再び湯場を退ける

2011年05月31日 05時54分03秒 | 日本ボクシング
今月19日「ボクシングの日」に後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF/日本スーパーウェルター級戦:
王者チャーリー 太田(八王子中屋)TKO9回15秒 挑戦者湯場 忠志(都城レオ)

*昨年9月以来の両者による再戦。前回は僅差判定で太田が勝利を収めています。今回も試合終了時までは湯場が主導権を握っていた接近した内容のものでした。

苦しみながらも防衛に勝利を収めることに成功した太田。OPBF王座は4度目、日本王座は3度目の防衛に成功したことになります。

またも日本王座4階級制覇の成功ならなかった湯場。今後はミドル級の王座獲得を目指していくという情報もあります。
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ミハレス、完封防衛に成功

2011年05月30日 00時16分41秒 | 世界ボクシング
今月14日土曜日、、メキシコで行われた試合結果です。
IBFスーパーフライ級戦:
王者クリスチャン ミハレス(メキシコ)3対0(120-108x2、118-110)カルロス ルエダ(ニカラグア)

*バンタム級の体重の壁に跳ね返されたミハレス。同級では相変わらずの安定した力を維持しているようです。ミハレスにとりこの試合は、昨年師走に返り咲いた王座の初防衛戦となっています。

このミハレス、昨年の4月にアルセ弟とNABFバンタム級王座を争っています。その時は2対1の判定で勝利を収めました。しかしその試合でバンタム級制覇を断念した様子。その結果、数ヵ月後にスーパーフライ級王座に返り咲くことに成功しています。

IBFのため王座統一戦以外に、日本人選手との対戦はありません。しかしもう一度その勇姿を日本のリングで見せてほしいものです。
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色々(05‐29‐11)

2011年05月29日 08時22分09秒 | 世界ボクシング
最近(2011年5月29日ごろ)のニュースです。

1)どうやらファン マヌエル マルケス(メキシコ)の次戦、対元WBCライト級王者デビット ディアス(米)戦は、マルケスの保持するWBAのスーパー王座とWBOのライト級王座の防衛戦になるようです。試合は7月16日に米国内で行われる模様です。

そしてマルケスは11月12日に、念願のマニー パッキャオ(比)との第3戦を米国ネバダ州ラスベガスで行います。この試合にはパッキャオの保持するWBOウェルター級王座が賭けられます。両者の契約ウェートはウェルター級リミットの147ポンドを下回る144ポンドになるようです。

2)先週21日に行われたレベデフ対ロイ ジョーンズ戦の前座にサーシャ バクティン(露)が登場。メキシコのホセ バレンサを大差の判定(3対0:100-90x2、100-91)で破り、今年2勝目をあげています。

3)同じ日に、ホプキンス対パスカル戦の前座でチャド ドーソン(米)がアドリアン ディアコヌ(ルーマニア/カナダ)と対戦。ドーソンは中差の判定(3対0:118-110、117-111、116-112)で強敵を退け、ホプキンスへの挑戦権を獲得しています。

4)WBOフライ級王座を16度防衛し、現在はWBOスーパーフライ級王座に君臨する南米の雄オマール ナルバエス(亜)。来月11日、メキシコの新鋭ファン カルロス サンチェスを迎え3度目の防衛戦を行います。この試合、ナルバエスにとり、今年の3度目の試合になります。

5)本来なら先月行われる予定だったIBFバンタム級戦王者ジョセフ アグベゴ(ガーナ)対挑戦者アドナー マレス(メキシコ)。8月13日に米国内で決行されるようです。

6)先月、敵地で強豪ルイス コンセプシオン(パナマ)を破り、WBAフライ級王座を強奪したハーマン マルケス(メキシコ)。7月2日、地元にシルビオ オルティーヌ(ルーマニア)を迎え初防衛に挑みます。

7)その正規王座戦の前に、来月10日に同暫定王座戦がアルゼンチンで予定されています。これまでにWBAライトフライ級王座を2度獲得しているファン カルロス レベコ(亜)が、王者ファン ピエロ ペレス(ベネズエラ)に挑戦。2階級制覇達成に挑みます。
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今週末の試合予定

2011年05月28日 02時06分27秒 | 世界ボクシング
2011年5月最終週末の試合予定です。

28日 土曜日
メキシコ
WBAインターナショナルライト級王座決定戦:
ホルへ リナレス(帝拳/ベネズエラ)対 フランシスコ コルデロ(コロンビア)

*今週末、この試合以外大きな興行は予定されていません。WBOライトフライ級王者ジョバンニ セグラ(メキシコ)も試合を行う予定がありましたが、どうやらそれはお流れになったようです。
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ルイス、アルセ弟を退ける

2011年05月27日 04時13分24秒 | 世界ボクシング
今月14日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBA暫定バンタム級戦:
王者ウーゴ ルイス 判定3対0(114-109x2、112-111)挑戦者フランシスコ アルセ(共にメキシコ)

*両者がそれぞれ2度ずつダウンを喫するという大激戦を制したのはルイス。アルセ兄弟の同時世界王者の夢を阻止しています。

WBAバンタム級の正規王者として存在するのが亀田 興毅(亀田)。亀田は年内にもう2つの防衛戦を予定しているそうです。ド派手な倒し合いを演じたルイスとの王座統一戦、是非実現させてほしいものですね。
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ロイ ジョーンズ、ロシアのリングに沈む

2011年05月26日 04時32分20秒 | 世界ボクシング
先週末21日土曜日、ロシアで行われた試合結果です。
クルーザー級10回戦:
デニス レベデフ(露)KO10回2分58秒 ロイ ジョーンズ(米)

*色々な記事(といっても数は知れていますが)に目を通すと、ジョーンズが善戦したという事が書かれています。しかし個人的(Corleone)には、レベデフがほぼワンサイドで試合を進めていたように思えました。9回終了時までの私の採点は90対81でロシア人を支持。しかしジャッジは2対1(90-81、87-86、85-86)でレベデフを支持していました。

瞬時に全盛期を思わせる攻撃を見せていたジョーンズ。しかしそれも長くは続かず、しかも非常に散発的なものでした。

サウスポー・スタイルから放たれるレベドフの左は対戦者に的を絞らせず、しかも威力のあるもの。ジョーンズもこれには苦労していました。レベドフは左だけでなく、右にも確かなものがあります。右で放つパンチはジャブとボディーのみ。しかしこれだけで対戦者をコントロールすることも可能でしょう。そしてそのフットワークは無駄のないすり足気味のもの。攻撃時には直線的でなく、ジグザグと相手に迫っていきます。これはこの試合からコーチを務めているコスチャー ズー(露/元スーパーライト級統一王者)の流れを汲むものです。私はレベドフを大いに買っています。ちなみにズー、トレンドマークの弁髪はなくなっていました。

最終回は面白いラウンドでした。最初にペースをつかんだのはジョーンズ。その回開始早々からKO狙いで攻め、ワンツーでレベドフをロープから押し出しました。残念ながらこれはダウンに取られず、そのまま試合が終了かと思われた時です。ロープ際に詰まったジョーンズにレベドフの左、左、そして強烈な右フックが炸裂。この時点でジョーンズは立ったまま気を失っています。それに気がつかないレフェリー。そのためレベドフの攻撃が続き、右にダブルアッパー、左、そして右がもう一度炸裂し、ようやくレフェリーが試合を止めています。

試合後、数分後にリング上で意識を回復した元スーパーマン。大事に至らなくてよかったです。昨年師走の世界初挑戦失敗後の初戦でビックネームを仕留めたレベドフ。実力は世界王者です。ちなみにその世界戦では、レベドフの判定勝利を支持する声が多く聞かれました。

ジョーンズ、再びリングに登場する可能性もあるかもしれないと試合後にコメント。無理はしないでほしいものです。
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ホプキンス、歴史的快挙!!

2011年05月25日 04時44分13秒 | 世界ボクシング
先週末21日土曜日、カナダで行われた試合結果です。
WBCライトヘビー級戦:
挑戦者バーナード ホプキンス(米)判定3対0(115-113、116-112、115-114)王者ジャン パスカル(カナダ)

*この試合を通し、目を引いた事が3つあります。

まずはリングの色、赤でした。これって結構珍しい事だと思います。

そして7回が始まってからのホプキンスの行動には笑えました。どの回もゴングがなると同時に準備が出来ていたのはホプキンスです。それとは対照的に、ゴングがなるまで椅子に座り続けていたのが若いパスカル。そんなモタつくパスカルに業を煮やしてか、待たされ人ホプキンスは腕立てを始めました。この時は5回。ちなみにレフェリー、フロアにタッチしたホプキンスのグローブを拭きませんでした。そして試合終了後、再び腕立てを始めたホプキンス。この時は1回少ない4回でした。そして最後はパスカルも一緒に腕立てをやっていました。

最後に試合を通じ、2度のダウンがありました。9回と10回、それぞれパスカルがダウンをしています。9回、ホプキンスの右を受けたところ、リング中央でバランスを崩す感じでパスカルがフロアに手をつけています。10回にも同じ事がリング中央で起こっています。試合後のインタビューで、ホプキンスも「あれはスリップだ」と言っていました。しかし2つのダウンとも、レフェリーによってはダウンとみなしていたでしょう。

何はともあれ46歳4ヶ月の新王者登場しています。これはこれまで元ヘビー級王者ジョージ フォアマン(米)が保持していた45歳9ヶ月という記録を半年以上も上回るもの。判定は僅差ながらも、明白なホプキンスの勝利を支持しています。この判定にはホプキンスにとり敵地のファンも、そして戦友パスカルも異議はなかった様子です。

初回から4回まではイーブン。次の4回(5回から8回)でホプキンスがペースに乗り始めました。そして後半4回、ホプキンスが完全にペースを握っています。最終回、パスカルの右でピンチに陥ったホプキンスですが、そこはホプキンス。非常にうまくパスカルの攻撃をさばきました。

私(Corleone)は116対112でホプキンスを支持。ホプキンスの継続的に放たれる左ジャブ、突然の右、そして小刻みなステップワークが目につきました。

50歳まで戦い続けると宣言した新王者。今後の対戦者候補に、チャド ドーソン(米)、パスカルの同胞でIBFのスーパーミドル級王座を保持するルシアン ブテ(カナダ/ルーマニア)の名を挙げています。

この試合にはWBCの正規王者、同ダイヤモンド王座、そしてマイナー団体IBOの王座が争われました。しかしホプキンスがIBOに認定料を支払わなかったため、同王座は空位となっています。個人的には、そんなもの払う必要はないと思いますが。
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大沢、OPBF王座奪取

2011年05月24日 04時44分27秒 | 日本ボクシング
先週20日金曜日、メルパルク大阪で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)フェザー級戦:
挑戦者大沢 宏晋(大星)判定2対1(115-113、115-112、113-114)王者ジョネル アリビオ(比)

*個人的に全くのノーマーク状態だった大沢。失礼ながら世界ランキングに名を連ねながらも、まったくの予備知識がありませんでした、申し訳ありません。

戦績は19勝(9KO)3敗3引き分けの大沢。右構えで、先日19日に26歳になったばかりの選手です。今回が王座初挑戦となりましたが、対戦したのは昨年11月に松田 直樹(帝拳)から王座を奪った元無印のアリビオ。大沢は2回、ダウンを奪われる苦しい展開でしたが混戦を制し判定勝利を収めています。

この試合同様、今後も苦しい試合が待ち受けているでしょう。そんな中、まずは初防衛が目標になりますね。将来的には同じ関西地区の長谷川 穂積(真正)との対戦もあるかもしれません。

知名度を上げたい大沢と、フェザー級に慣れたい長谷川。ありえるでしょう。
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ワード、進化を証明

2011年05月23日 00時22分40秒 | 世界ボクシング
先週末14日土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級戦:
王者アンドレ ワード(米)判定3対0(118-111、118-110、120-108)挑戦者アーサー アブラハム(独)

*2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得し、プロ入り後の戦績も24戦(13KO)全勝と不敗を維持しているワード。それに加え、世界王座を奪った相手があの常勝将軍ミッケル ケスラー(デンマーク)です。それにもかかわらず、これまで安定した評価を得られていませんでした。

そんな不満を払拭させたのが今回のアブラハム戦です。これまでの殻に閉じこもったスタイルを維持しながら、試合開始から積極的に攻勢を仕掛けてきたアブラハム。最初の3回はアブラハムのペースで試合が進んでいるように見えました。

判定は大差でワードを支持しています。しかしフルラウンドに渡り、両者が必死で打ち合いに徹して好試合を演じました。採点自体に問題はありませんが、ワードにとり判定が示すような安易な試合ではありませんでした。ちなみに私(Corleone)は117対111でワードを支持しています。

すべての面で並以上のものを備えたワード。特徴のないのが特徴なボクサーに思えます。しかしこの試合では、手数(特に左ジャブ)の多さと、時折サウスポーにスイッチしてアブラハムを翻弄するという器用さも見せました。10回がワードにとりベストラウンド。その回、元金メダリストはほとんど左構えで戦っていました。また精神面での強さを見せたのも大きな収穫ではないでしょうか。

この敗戦で、アブラハムの株が下がったとは思えません。ただワードがよかった、というものでしょう。

多分次戦ではカール フロッチ(英)と対戦するワード。出来ればカリフォルニア州以外でスーパーシックスの決勝戦を行ってもらいたいです。
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2つの王座が空位に

2011年05月22日 07時25分16秒 | 世界ボクシング
世界王座の増加傾向に歯止めがかからない今日この頃。主要4団体の2つの王座が空位となっています。

WBOライトヘビー級:

*長らく戦列から離れているユルゲン ブラーマー(独)。最後の防衛戦は昨年4月、13ヵ月もさかのぼる事になります。昨年7月に予定されていた防衛戦、新年早々に予定されていたWBA王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)との王座統一戦、そして現地時間の今頃行われる予定だった暫定王者ネイザン クレバーレー(英)とのWBO内での王座統一戦を次々に自身の怪我のためキャンセル。そんなブラーマーの王座をWBOは剥奪しています。

暫定王者だったクレバーレーがそのまま正規王者に昇格し、今頃アレクシー クゼンスキ(ポーランド)との初防衛戦に臨んでいることでしょう。


IBFスーパーフェザー級:

*昨年9月に同王座に返り咲きを果たし、指名挑戦者のアルヘニス メンデス(ドミニカ)との防衛戦を義務付けられていたムゾンケ ファナ(南ア)。6月に対戦との話もありましたが、その試合はお流れの様子。IBFはファナが保持していた王座を空位にし、メンデスと上位ランカーでの王座決定戦を近日中に発表する方針です。


ブラーマーの王座剥奪は当たり前。IBFの処置は少々厳しいですが、さすがと言ったところでしょう。老舗2団体もIBF、WBOを少しは見習うべきではないでしょうか。
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