DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ベルチェル、ナバレッタがライバルを返り討ち(WBCスーパーフェザー級ほか)

2019年05月23日 00時34分41秒 | 世界ボクシング
今月11日、米国・アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル TKO6回終了 挑戦者フランシスコ バルガス(共にメキシコ)

*2017年1月に拳を交えている両選手。その時は王者バルガスに、ベルチェルが挑戦。終盤11回に挑戦者がレフェリー・ストップを呼び込みTKO勝利。王座交代劇を演じています。

立場を入れ替えて行われた今回の再戦。前回同様激しいパンチの交換を行った両者ですが、勢いの差でしょうか、今回もベルチェルに軍配。王者がライバルを再び下すと共に、バルガスから奪ったタイトルの5度目の防衛に成功しています。


WBOスーパーバンタム級戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)TKO12回2分2秒 挑戦者アイザック ドビ(ガーナ)

*上記のWBCスーパーフェザー級戦同様、両者立場を代えて行われたWBOスーパーバンタム級の再戦。昨年師走に行われた第一戦では、ナバレッテが僅差の判定勝利を収めていますが、この再戦ではメキシカンの一方的な試合展開に。6回、そして最終12回にダウンを奪った王者はそのままTKO勝利を収め、ドビから奪った王座の初防衛に成功しました。世界を狙える日本人選手が幾人もいる現在の日本同級戦線。今後ナバレッテがどのような路線を歩んでいくのか気になるところです。
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久我、10ヶ月ぶりに王座返り咲き(日本スーパーバンタム級)

2019年05月22日 00時34分05秒 | 日本ボクシング
先週末18日・土曜日、東京・墨田区総合体育館で行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
挑戦者久我 勇作(ワタナベ)判定3対0(97-92、96-93、95-94)王者田村 亮一(JBS)

*2年前の7月、『王者久我対挑戦者田村』という形で対戦している両選手。その時は田村が予想以上の頑張りを見せ大接戦に。僅差の判定で久我が王座を死守する事に成功しています。

昨年の7月、世界ランカー・和氣 慎吾(FLARE山上)との日本頂上対決で偉大なる敗者に転じると共に、王座から転落していた久我。和氣が返上した王座に就いていた田村に久我が挑む形で両者の再戦が行われました。

5回にダウンを奪った久我でしたが、ここから田村もしぶとくライバルに食い下がっていきます。最終的には判定勝利を収め、王者に返り咲くことに成功した久我でしたが、前回同様田村の頑張りも目立った一戦。両者の第3戦目が行われる可能性も十分あるのではないでしょうか。


現在(2019年5月22日)、世界を狙える実力者がひしめく日本同級戦線。そのトップ戦線の選手たちを挙げてみましょう。

WBC暫定王者亀田 和毅(協栄):7月にWBC内での王座統一戦に出場
元IBF王者岩佐 亮介(セレス):すでにIBF王座への指名挑戦権を獲得
元IBF王者小國 以載(角海老宝石):順調に再起路線を歩んでいます
元日本/OPBF(東洋太平洋)王者和氣 慎吾(FLARE山上):昨年夏に久我快勝。後は世界再挑戦待ち
OPBF王者勅使河原 弘晶(輪島功一スポーツ):同級1の成長株

年内に、誰が世界戦のリングに立つことが出来るのでしょうか。和毅がWBC王座を一つにまとめる事が出来た場合、和氣との対戦を見てみたいです。その勝者対IBF/WBAバンタム級王者井上 尚弥(大橋)が来春実現、なるでしょうかね?
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ハード、まさかの王座転落(2団体スーパーウェルター級)

2019年05月21日 00時48分15秒 | 世界ボクシング
今月11日、米国・バージニア州で行われた試合結果です。
2団体スーパーウェルター級戦:
挑戦者ジュリアン ウィリアムス 判定3対0(116-111、115-112x2)IBF/WBA王者ジャレット ハード(共に米)

*現在のスーパーウェルター級実力ナンバー・ワンと目されていたハード。今回のハードが迎えたウィリアムスは、2016年師走にジャモール チャーロ(米)が保持していたIBFスーパーウェルター級に挑戦。チャーロの放った凄まじい右アッパーの前に撃沈され、5回TKOで敗れ去った選手です。かつて世界王者候補の一人として挙げられていたウィリアムスでしたが、ここはハードの防衛は固いと思われていました。

試合は蓋を開けてみると、初回から挑戦者の攻勢の前の王者が後手後手に回る予想外の展開に。2回にダウンを奪ったウィリアムスですが、その勢いは最後まで落ちることなく試合終了。今後同級を牽引していくだろうと思われていたハードが王座から転落するという予想外の結果が待っていました。ハードからすれば気持ち的に少々油断があったのかもしれません。


師走にはジャーメル チャーロ(米)がWBC王座から陥落。先月にはWBOタイトル保持者のムンギアが予想外の大苦戦を強いられ超僅差の判定で何とか生き残ることに成功。ここに来てハードが王座から転落とここ半年余り、トップ戦線の移動が激しいスーパーウェルター級。現在(2019年5月20日)の同級の世界王者たちの顔ぶれをおさらいしておきましょう。

WBA(スーパー):ウィリアムス
WBA(レギュラー):ブライアン カスターニョ(亜/3)
WBC:トニー ハリソン(米/0)
IBF:ウィリアムス
WBO:ハイメ ムンギア(メキシコ/4)

ウィリアムスはハードとの再戦もあるでしょう。来月にはハリソンとチャーロの再戦が予定されており、大柄のムンギアもミドル級転向は時間の問題と見られています。WBA第2の王者で一番地味なはずのカスターニョが最終的に生き残るかもしれませんね。
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尚弥、英国でも怪物度発揮(IBFバンタム級ほか)

2019年05月20日 01時36分42秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(18日・土曜日)、英国で行われた試合結果です。
IBFバンタム級戦:
WBAレギュラー王者井上 尚弥(大橋)TKO2回1分19秒 IBF王者エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)

*IBF同級王者ロドリゲスと英国のリングで拳を交えた尚弥。2017年の大晦日以来の2ラウンド目のゴングを聞くことになりましたが、第2ラウンドに入ってアッという間に3度のダウンを奪ってフィニッシュ。圧倒的な強さを見せ、IBF王座の吸収に成功。トーナメントの決勝戦、対ノニト ドネア(比)へと駒を進めています。

ちなみにこの試合には、IBF王座のみが争われています。これはIBFがあくまでWBAのスーパー王者のみをWBAの世界王者として認知しているため。これは素晴らしい処置ではないでしょうか。


IBFスーパーライト級戦:
挑戦者ジョシュ テーラー(英)判定3対0(117-109、115-111x2)王者イバン バランチェク(ベラルーシ)

*試合前から王座交代劇が予想されていたこの戦い。その予想通りに挑戦者が、王者を6回に2度のダウンを奪うなどして圧倒。15戦目(全勝12KO)にして、初の世界王座獲得に成功しています。

バンタム級同様にトーナメントが進行中のスーパーライト級。この試合も準決勝の第2試合として開催されました。勝者テーラーは、すでに決勝進出を決めているWBA王者レジス プログレイス(米)と拳を交えることが決定しました。

『尚弥対ドネア』、『テーラー対プログレイス』戦は、それほど試合期間を置かずに、秋口までには開催してほしいものですね。試合開催地はどこになるんでしょうかね?
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和毅、王座統一なるか?(WBCスーパーバンタム級)

2019年05月19日 00時36分55秒 | 世界ボクシング
7月13日、米国・カリフォルニア州で予定される試合です。
WBCスーパーバンタム級王座統一戦:
王者レイ バルガス(メキシコ)対 暫定王者亀田 和毅(協栄)

*昨年11月に和毅が暫定王座を獲得した時点から対戦が予想されていた一戦。ようやく決まったという印象がありますね。両者はアマチュア時代に対戦し、バルガスが勝利を収めていますが、それは過去の事。

ここまでの両雄の戦績はバルガスが33戦全勝(22KO)で、和毅は36勝(20KO)2敗。バルガスはデビュー以来同級を主戦場にしてきたという体格的アドバンテージがあります。しかし和毅にはバンタム級でも世界王座を獲得。そして海外での試合経験が豊富というプラス面があります。両者の戦力差はほとんどないと言っていいでしょうね。両者ともに決定力に欠けるところがあるだけに、フルラウンドを通しての激しいペース争いが見られるのではないでしょうか。
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今週末の試合予定

2019年05月18日 00時56分44秒 | 世界ボクシング
2019年5月第三週末の試合予定です。

18日 土曜日
東京・墨田区総合体育館
日本スーパーバンタム級戦:
王者田村 亮一(JBS)対 挑戦者久我 勇作(ワタナベ)

英国
2団体バンタム級王座統一戦:
WBAレギュラー王者井上 尚弥(大橋)対 IBF王者エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)

IBFスーパーライト級戦:
王者イバン バランチェク(ベラルーシ)対 挑戦者ジョシュ テーラー(英)

英国(上記とは別会場)
WBOスーパーミドル級王座決定戦:
ビリー ジョー ソーンダース(英)対 シェファ イスフィ(セルビア)

米国・ニューヨーク州
WBCヘビー級戦:
王者ディオンティ ワイルダー 対 挑戦者ドミニク ブレアジール(共に米)

WBCフェザー級戦:
王者ゲーリー ラッセル(米)対 挑戦者キコ マルティネス(スペイン)


19日 日曜日
神戸ポートピアホテル
IBFライトフライ級戦:
王者フェリックス アルバラード(ニカラグア)対 挑戦者小西 伶弥(真正)

日本ライトフライ級戦:
王者堀川 謙一(三迫)対 挑戦者多田 雅(TI山形)
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黒田、世界に届かず(IBFフライ級)

2019年05月17日 00時47分00秒 | 世界ボクシング
先日13日・月曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
IBFフライ級戦:
王者モルティ ムザラネ(南ア)判定3対0(117-112、116-112x2)挑戦者黒田 雅之(川崎新田)

*2013年2月以来6年ぶり2度目の世界挑戦にこぎ着けた黒田。試合を通じ頑張りを見せた挑戦者でしたが、総合的に上回っていたムザラネの牙城を崩すことは出来ず。要所要所にポイントを押さえられ、明確な判定負け。悲願の世界王座奪取はなりませんでした。

昨年7月にマレーシアで同王座を獲得しているムザラネは2度目の防衛に成功。初防衛戦は昨年の大晦日に中国・マカオのリングで坂本 真宏(六島)をワンサイドのTKOで退けています。


ムザラネが一角を担うフライ級戦線。2019年5月17日現在の王者たちの顔ぶれは下記のようになります。

WBA:アルチュム ダラキャン(ウクライナ/防衛回数2)
WBC:チャールズ エドワーズ(英/1)
IBF:ムザラネ
WBO:田中 恒成(畑中/1)
OPBF(東洋太平洋):ジェイアー レキネル(比/2)
日本:中谷 潤人(MT/0)
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チュー2世、自身3つ目の王座を獲得(スーパーウェルター級)

2019年05月16日 02時14分46秒 | 世界ボクシング
現地時間の先ほど(15日・水曜日)、豪州で行われた試合結果です。
豪州スーパーウェルター級戦:
挑戦者ティム チュー 判定3対0(99-91x2、98-92)王者ジョエル カミレリ(共に豪)

*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで12戦行い全勝(10KO)を記録。順調に成長してきました。

今回、豪州国内王座に挑戦する事になったチュー。中盤以降的確なコンビネーションでカミレリを突き放していったチュー。最終的には大差の判定勝利を収めることに成功しています。2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座、今年2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得に続いて3つ目のベルトを獲得する事に成功したチュー。世界ランキングでもIBFとWBAで15位に名前を覗かせています。

全勝記録を13(10KO)に伸ばしたチュー。現在の実力で世界ランキング入りは少々荷が重い気がしますが、一戦ごとに確実に実力を蓄えていることは事実。今後の成長に期待が持てそうです。次戦の対戦相手には、同国人の大先輩で、元WBOウェルター級王者ジェフ ホーンの名が挙がっています。もし実現すれば、チューが初黒星を喫する可能性も十分あるカードです。しかし世界的層の厚いスーパーウェルター級。世界を目指すチューにとって、ホーンは避けて通れない相手でしょうね。
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末吉、苦しんでV4(日本スーパーフェザー級)

2019年05月15日 00時39分44秒 | 日本ボクシング
今月4日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
王者末吉 大(帝拳)判定2対0(97-93、96-95、95-95)挑戦者大里 拳(大鵬)

*昨年2月に対戦している両者。その時は末吉が3回にダウンを喫するも、それ以外の場面では左ジャブを中心にしたボクシングで大里をコントロール。最終的には大里の左目の負傷がひどくなり8回で試合は終了。末吉は2017年10月に獲得した王座の初防衛に成功しました。その後末吉は2度の防衛を重ねますが、そのうちの一つのはOPBF(東洋太平洋)王者三代 大訓(ワタナベ)と引き分けており、タイトル獲得後、何となくスランプに陥っているという印象があります。

両者の初戦から1年3ヶ月。同じ立場で再戦を迎えた両者ですが、前回以上に競った試合内容になりました。末吉が得意の左ジャブでリードしようと試みるも、大里がそれに食い下がる試合展開に。最後の最後まで粘りを見せた挑戦者でしたが、そこは王者というべきでしょうか。僅差ながらも大里を上回ることに成功すると共に、防衛回数を伸ばすことにも成功しています。

現在の日本国内スーパーフェザー級戦線を見てみると、やはり他をリードしている感のある末吉。そろそろ国内ライバルたちに圧倒的な力量差を見せつける時期が来ていると思います。末吉にはさらなる躍進を期待しましょう。
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栗原、僅か35秒のKO劇!(OPBFバンタム級ほか)

2019年05月14日 00時04分29秒 | 世界ボクシング
先週10日・金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)バンタム級戦:
王者栗原 慶太(一力)KO初回35秒 挑戦者ワルリト パレナス(比/森岡)

*昨年のクリスマス・イブ、物議を醸しだす試合内容の末(一つのラウンドが4分など)、当時空位だったOPBF王座を獲得した栗原。タイトル奪取後も、リング外での雑音が気になった事でしょう。

気を取り直して迎えた今回の初防衛戦。栗原に挑戦したパレナスは、2015年師走に当時のWBOスーパーフライ級王者井上 尚弥(大橋)に挑戦するなど、これまで2度世界戦のリングに立っています。ここ2戦は、先日IBFスーパーフライ級王座に挑戦した船井 龍一(ワタナベ)、WBAスーパーフライ級に挑戦経験のある石田 匠(井岡)を相手に連敗を喫していますが、中々の実力者。現在の栗原の実力を測るにはちょうどいい挑戦者と見られていました。

見方によっては、王座交代劇の可能性もあった一戦。蓋を開けてみると栗原がその強打を如何なく発揮。右クロス一発で挑戦者をキャンバスに吹き飛ばした王者。カウント内に立ち上がった比国人ですが、足元はフラフラ。主審はそれ以上の試合続行を許しませんでした。

挑戦者に何もさせずに試合を終わらせてしまった栗原。初防衛に成功すると共に、戦績を14勝(12KO)5敗(3KO負け)に伸ばしています。常にKO決着の可能性を秘めているだけに、今後の活躍に大きな期待が持てそうです。


日本スーパーウェルター級戦:
挑戦者松永 宏信(横浜光)TKO6回終了 王者新藤 寛之(宮田)

*昨年師走に当時の暫定王者だった渡部 あきのり(角海老宝石)と激戦を演じ、引き分けながらもちょうど1年前に獲得した王座の初防衛に成功した新藤。今回は、昨年3連勝全KO勝利を収めている松永を迎えての防衛戦となりました。

試合は終始その松永の勢いを反映したものとなり、王者は後手後手状態。中盤に入っても試合の流れは変わることなく、新藤は6回終了時にあっさりとギブアップ。松永が2016年のWBOアジア太平洋王座に続いて、2つの目のベルトを獲得する事に成功しました。

今年に入り、暫定王者だった渡部がOPBF王座への挑戦を表明。同時に日本王座を返上しました。しかし渡部が4月に出場する予定だったOPBF戦が、王者の負傷により延期となりました。渡部にはOPBF挑戦の前に、是非、正規の日本王座奪取を目指し松永への挑戦を表明して貰いたいものです。
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