DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

田中、再びパヤンの軍門に下る(WBCミニマム級)

2023年06月30日 05時37分34秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨日(28日・水曜日)、タイで行われた試合結果です。
WBCミニマム級戦:
王者パヤン プラダブスリ(タイ)TKO8回2分11秒 挑戦者田中 教仁(三迫)

*昨年8月の最終日に対戦している両選手。その時はパヤンが実力差を見せつけ大差の判定で防衛に成功しています。その後、両者共に一試合も実戦を行っておらず、WBCが今回の再戦を認可したこと自体が不思議でなりません。

両者による第13ランドから積極的に打ち合いに持っていった田中でしたが、逆にパンチを貰ってしまい、初回からダウンを喫する苦しい展開に。その後も田中が粘りを見せますが、やはり両者の実力に差には大きな溝がありました。

中盤8回で日本からの挑戦者を再び退けたパヤン。2020年11月に獲得した王座の4度目の防衛に成功。4月から暫定王者として君臨している重岡 優大(ワタナベ)との王座統一戦の早期実現が求められます。

現在までの日本ボクシングコミッション(JBC)が公認したタイでの日本人選手が出場した世界戦の戦績は、「パヤン対田中」の2連戦、そして田中の世界初挑戦となる2020年3月のWBAミニマム級戦を含め26敗1分と散々なもの。一体この負の連鎖に終止符が打たれる時が来るのでしょうか?

唯一の引き分けは、2011年の師走に向井 寛史(六島)が当時のWBCフライ級王者ポンサクレック ウォンジョンカム(タイ)に挑み、偶然のバッティングで初回負傷引き分けという試合となります。

2013年の夏に、江藤 光喜(白井・具志堅スポーツ)がコンパヤック ポープラムック(タイ)に判定勝利を収めWBAフライ級王座を獲得しましたが、暫定王座だったため世界戦としては数えられず。30年近く前にあたる1993年の春休み、WBCフライ級王者だったユーリ アルバチャコフ(協栄/露)が、圧倒的な強さを見せつけ前王者ムアンチャイ キティカセム(タイ)を撃退しますが、日本人ではないとして数に数えられていません。

2023年6月最終日の、最軽量級王者たちの顔ぶれは下記のようになります。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/4)
WBC(暫定):重岡 優大(ワタナベ/0)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/1)
IBF(暫定):重岡 銀次郎(ワタナベ/0)
WBO:オスカル コラーゾ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:小林 豪己(真正/1)
日本:高田 勇仁(ライオンズ/0)

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比嘉、2階級制覇に向け前進(バンタム級ほか)

2023年06月29日 05時03分30秒 | 世界ボクシング

先週末24日、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
バンタム級戦(10回戦):
元WBCフライ級王者比嘉 大吾(志成)TKO4回1分34秒 元WBAフライ級暫定王者ヨドモンコン CP フレッシュマート(タイ)

*2018年4月に、自らの体重超過という大失態でWBCフライ級王座を手放し、試合でも初の黒星を喫した比嘉。その後、中々波に乗れない状態が続いていました。今回、暫定ながらもフライ級のWBAタイトル保持者だったヨドモンコンと対戦した比嘉は、久々にその強打を披露。タイ人を約10分間に4度倒しKO勝利。2020年大晦日以来の豪快な勝利を収めました。

しかし、この試合のようなパフォーマンスを常に見せる事が出来ないのが比嘉が苦しんでいる理由。2020年10月には日本国内王座保持者の堤 聖也(角海老宝石)と引き分け、翌年4月には西田 凌佑(六島)に判定負けを喫してしまい、当時保持していたWBOアジア太平洋王座を手放してしまいます。

世界2階級制覇を目指す前に、日本国内にもまだまだ倒さなければならないライバルたちが存在します。

比嘉が2階級制覇を目論んでいるバンタム級。6月29日現在の同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:空位
IBF:空位
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/1)

 

OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦(王座決定戦):
森 武蔵(志成)判定3対0(117-110x3)渡邉 卓也(Dragon Aoki)

*3月末に後楽園ホールで同じ王座を賭け対戦している両者。その時は3人のジャッジが揃って114対114のイーブンとする引き分けという採点を下し、新王者誕生ならず。3ヶ月のインターバルを経てダイレクトリマッチに臨むことになりました。

大接戦だった春の戦いから打って変わって、23歳の森が主導権を握り続けた今回の戦い。若き新鋭が、大ベテランからダウンを奪うなどして大差判定勝利を収め、WBOアジア太平洋フェザー級王座に続いて2つ目のベルトを獲得する事に成功。これまでに様々な王座を獲得してきた34歳の渡邉ですが、今回も念願のOPBF王座奪取は叶いませんでした。

下記は2023年6月29日現在の、スーパーフェザー級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):森 武蔵(志成/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)

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一翔、価値ある王座返り咲き(WBAスーパーフライ級)

2023年06月28日 05時26分25秒 | 世界ボクシング

先週末24日・土曜日、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBAスーパーフライ級戦(王座決定戦):
前WBO王者井岡 一翔(志成)判定3対0(116-112x2、115-113)前王者ジョシュア フランコ(米)

*試合直前に色々とゴタゴタのあったこの一戦。それまで保持していたWBO王座を返上してまで今回の再戦に固着した一翔が、3キロ以上の体重超過を犯したフランコに執念の勝利。昨年の大晦日に王座統一戦として行われ、引き分けとなっていた両者のライバル対決に決着をつけています。

執念と同時に、一翔の学習能力の高さが伺えたこの戦い。前回の対戦では、WBOタイトル保持者だった一翔が前半戦を大きくリードして後半戦に突入しました。一翔のストップ勝利すら期待出来た雰囲気が一転、フランコが異常なタフネスとスタミナを発揮。後半戦に猛チャージを駆け前半の失点を挽回。一翔の2冠統一を阻止しました。

今回の再戦でも終始一進一退の攻防が続きましたが、10回以降の3ランド、前WBO王者が確実にラウンドを抑え試合終了のゴングを聞きました。結局はそれが判定に反映されることになりました。強豪相手に勝ち取ったこの白星は、ただの一勝以上に価値のあるものと言って過言ではないでしょう。

悲願のフランコ退治を果たし、WBA王者として世界チャンピオンに返り咲いた一翔。今後はWBC王者ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)との一戦を目指し動き出す方針のようです。対するフランコは試合後に引退を表明。何でも数年前から精神面で苦しい状況が続いていたそうです。

 

この試合が終わった2023年6月24日時点での、スーパーフライ級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:井岡 一翔(志成/防衛回数0)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/1)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/0)

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ベルランガ、また倒せず(スーパーミドル級)

2023年06月27日 05時37分57秒 | 世界ボクシング

先週末24日、米国ニューヨーク州で行われた試合結果です。
NABOスーパーミドル級戦:
王者エドガル ベルランガ(プエルトリコ)判定3対0(118-106、116-108x2)挑戦者ジェイソン クィグリー(アイルランド)

*2016年4月のデビュー戦以来、16試合連続で初回KO/TKO勝利を収めてきたベルランガ。しかし2年前の春以降、3分以内での決着はもちろん、KO/TKO勝利から遠ざかっています。

旧KOキングが自身21戦目の対戦相手として選んだのは、世界王座への挑戦経験を持つクィグリー。世界王者レベルの実力は無いものの、世界ランカーとしては確かな実績を積んできた中堅としてはレベルの高い選手と言っていいでしょう。そんなクィグリー相手に、ベルランガは3回と6回、そして最終12回に2度の計4度のダウンを奪う事に成功。久しぶりのKO/TKO勝利は逃すも、大差の判定で全勝記録を21(16KO/TKO)に伸ばしています。

まだまだ世界への期待が持てるベルランガですが、16連続KO勝利と言う実績がアダとなっているのではないでしょうか。その強打は魅力的なのですが、自身が知らず知らずにKO勝利を狙うあまりに手数が少なくなる傾向が強いようです。その辺りの意識改革をしない事には、今後もKO勝利から遠ざかるでしょうし、格下相手に思わぬ黒星を喫する可能性も出てくるでしょう。どうやら長いスランプに陥っているようですね。

 

一昨日もお届けしましたが、下記は2023年6月27日現在の、ベルランガが虎視眈々と狙うスーパーミドル級の世界王者たちと、日本関連のタイトルホルダーたちとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数6)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/5)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/5)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/1)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/2)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:帝尊 康輝(一力/0)

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プログレイス、代役に大苦戦(WBCスーパーライト級)

2023年06月26日 05時12分18秒 | 世界ボクシング

今月17日、米国ルイジアナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーライト級戦:
王者レジス プログレイス(米)判定2対1(118-109、117-110、113-114)挑戦者ダニエリート ゾリラ(プエルトリコ)

*当初対戦を予定していたリアム パロ(豪)が、自身の負傷を理由に今回の世界王座挑戦から辞退。代わってゾリラがプログレイスに挑戦する事になりました。

王者の圧倒的有利と見られていた一戦でしたが、プエルトリコからの挑戦者が中々の曲者で米国人を大いに苦しめる事になりました。3回に左一発でダウンを奪ったプログレイスでしたが、その後はゾリラのアウトボクシングに大苦戦。挑戦者が長身と長いリーチ、そしてフットワークを駆使し王者を翻弄し続けます。

両者共に決定的なチャンス、明白なポイントを奪うことなく36分間が終了。王者交代も予想されましたが、2人のジャッジは意外な大差でプログレイスの勝利を支持。苦しみながらもプログレイスが、昨年11月に返り咲いた王座の初防衛に成功しています。

 

下記が2023年6月14日現在の、スーパーライト級王者たちとなります。

WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:藤田 炎村(三迫/0)

*ロメロは先月、あまりにも早すぎるレフィリーストップでWBA王座を獲得。今後の同級の中心選手と思われたテオフィモ ロペス(米)はWBO王座を獲得後、即返上。現役からの引退を表明してしまいました。そして今回のプログレイスの苦闘の防衛戦。現在のスーパーライト級戦線は大混戦状態にあるようです。

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力石、但馬、帝尊(ヘビー級ほか)

2023年06月25日 05時17分14秒 | 世界ボクシング

今月10日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
ライト級戦(10回戦):
WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者力石 政法(緑)KO3回2分16秒 リカルド ヌニョス(パナマ)

*一戦ごとに評価を上げている力石。今回は世界挑戦の経験を持つヌニョスを迎え無冠戦のリングに登場。序盤にボディーブローでパナマ人を沈めKO勝利。世界初挑戦に向けまた一つ白星を加える事に成功しました。

この試合はライト級のリミットで行われましたが、力石とヌニョスが主戦場としているのは一階級下のスーパーフェザー級となります。下記は2023年6月25日現在の、スーパーフェザー級の王者たちとなります。

WBA:ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)

 

ヘビー級戦(8回戦):
日本ヘビー級王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)判定3対0(78-73x2、77-74)ルイス ホセ マリン ガルシア(ベネズエラ)

*昨年4月にプロデビューを果たして以来、今年4月に行った5戦全てを3分以内に終えてきた但馬。今回は初めて最終回終了のゴングを聞くことになりました。南米からの刺客を迎えた但馬は7回、意地のダウンを奪いますが結局対戦相手を仕留める事は出来ず。これまで経験した最長の試合時間は2分だっただけに、それを12倍上回る(!)時間を費やし今回の試合を終えた事になりました。

何はともあれデビュー以来の全勝記録を6(5KO)に伸ばした但馬。次戦を来月21日、対戦相手は未定ながらも後楽園ホールで行う事が決まっています。

2023年6月25日現在の最重量級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ダニエル デュボア(英
/1)
WBC:タイソン フューリー(英/3)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO(暫定):張 志磊(中国/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)

 

日本スーパーミドル級戦(王座決定戦):
帝尊 康輝(一力)判定3対0(98-92、97-93x2)野中 悠樹(渥美)

*元日本重量級のタイトルホルダー同士の対戦となった日本国内スーパーミドル級初代王座決定戦。かつてOPBF(東洋太平洋)ミドル級王座を保持していた帝尊が、45歳となった大ベテラン野中に快勝。5年半ぶりに2つ目のベルトを腰に巻くことに成功しました。

両者がこれまでに主戦場としていた一階級下のミドル級ですら、選手欠乏状態が慢性化している国内ランキング。今回のスーパーミドル級王座設置には、どうしても疑問符がついてしまいます。せめて現在空位のOPBFか、WBOアジア太平洋王座決定戦にすればよかったと思うのですが...。

下記は2023年6月25日現在のスーパーミドル級王者たちとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数6)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/5)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/5)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/1)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/2)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:帝尊 康輝(一力/0)

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今週末の試合予定

2023年06月24日 05時25分26秒 | 世界ボクシング

2023年6月最終週末の主な試合予定です(2023年6月24日から6月30日まで)。

24日 土曜日
東京都大田区総合体育館
WBAスーパーフライ級戦(王座決定戦):
前王者ジョシュア フランコ(米)対 前WBO王者井岡 一翔(志成)

*フランコが、前日計量失敗で王座剥奪。一翔が勝利した場合のみ、新王者が誕生する事になります。驚くなかれ、秤に乗ったフランコはスーパーフライ級(52.16キロ/115ポンド)はおろか、一階級上のバンタム級(53.53キロ/118ポンド)の体重リミットすらも大きく超え、そのまた一つ上のスーパーバンタム級(55.34キロ/122ポンド)の上限とほぼ同じ55.2という数字をはじき出しています。凄まじいですね...。このようになるのであれば、中谷 潤人(MT)と対戦していた方がよほど良かったように思います。

OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦(王座決定戦):
森 武蔵(志成)対 渡邉 卓也(Dragon Aoki)

バンタム級戦(10回戦):
比嘉 大吾(志成)対 ヨドモンコン CP フレッシュマート(タイ)

米国ミネソタ州
IBFスーパーフライ級戦:
王者フェルナンド マルティネス(亜)対 挑戦者ジェイド ボルネア(比)

WBCミドル級戦(暫定王座):
王者カルロス アダメス(ドミニカ)対 挑戦者ジュリアン ウィリアムス(米)

米国ニューヨーク州
NABOスーパーミドル級戦:
王者エドガル ベルランガ(プエルトリコ)対 挑戦者ジェイソン クィグリー(アイルランド)

 

28日 水曜日
タイ
WBCミニマム級戦:
王者パヤン プラダブスリ(タイ)対 挑戦者田中 教仁(三迫)

 

29日 木曜日
後楽園ホール
WBOアジア太平洋スーパーバンタム級戦:
王者中嶋 一輝(大橋)対 挑戦者TJ ドヘニー(豪)

日本スーパーバンタム級戦(王座決定戦):
下町 俊貴(グリーンツダ)対 大湾 硫斗(志成)

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40歳のドネア、世界王座への返り咲きなるか?等など(色々:06‐23‐23)

2023年06月23日 05時37分21秒 | 世界ボクシング

最近(2023年6月23日ごろ)のニュースです。

1)これまでにフライ級からフェザー級の5階級で世界王座を獲得してきたノニト ドネア(比)が来月15日、アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ)と現在空位のWBCバンタム級王座を賭け対戦します。2001年2月にプロデビューを果たしているドネア。今年でプロキャリア22年。そして秋には41歳の誕生日を迎えます。

2)現在ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)が安定政権を築いているWBAライトヘビー級。そのビボルへの挑戦権を賭け、ジョシュア ブアッツィとダン アゼーズによる英国人同士による対戦が8月19日に行われます。

3)その一週間後の26日、IBFスーパーライト級王者スブリエル マティアス(プエルトリコ)が以前その王座を保持していたセルゲイ リピネッツ(カザフスタン)を迎え初防衛戦を行う予定です。

4)2019年10月にデビューして以来、14連続KO/TKO勝利を収めてきたヘビー級の注目株ジャレッド アンダーソン(米)が来週末となる7月1日、地元米国オハイオ州トレドのリングに初登場。元IBF王者チャールズ マーティン(米)と10回戦で対戦します。

5)真夏の真っただ中となる8月8日、日本スーパーウェルター級王者出田 裕一(三迫)と同暫定王者の中島 玲(石田)による国内王座内での統一戦が後楽園ホールで行われます。

6)同じ興行には、日本スーパーライト級王者藤田 炎村(三迫)も登場。指名挑戦者の大野 俊人(石川・立川)を迎え、今春獲得した王座の初防衛を行います。

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エドワーズ、カンポスの野望を阻止(IBFフライ級)

2023年06月22日 05時20分40秒 | 世界ボクシング

今月10日、英国で行われた試合結果です。
IBFフライ級戦:
王者サニー エドワーズ(英)判定3対0(117-111x3)挑戦者アンドレス カンポス(チリ)

*チリ初の世界王者の名誉ある地位獲得を目指したカンポス。前半戦はそれなりの善戦を見せたのですが、中盤以降、エドワーズが持ち前の動き回り、相手に触れるようなパンチでライバルを翻弄。明白な判定勝利を収め、一昨年春に獲得した王座の4度目の防衛に成功。同時に、チリの白井 義男(シライ=日本初の世界王者)誕生を阻止しています。

下記は2023年6月22日現在の、フライ級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/4)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/1)
日本:永田 丈晶(協栄/0)

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高山、6戦目で日本の頂点に(日本スーパーフライ級)

2023年06月21日 05時33分53秒 | 日本ボクシング

今月13日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級戦(王座決定戦):
高山 涼深(ワタナベ)TKO4回1分7秒 川浦 龍生(三迫)

*1990年代に2度世界に挑むなど、日本中量級の代表的選手だった渡辺 雄二(斎田)を叔父にもつ高山。偉大なる叔父は、25築いた勝ち星の内、その大半である23の白星をKO/TKOで収めたKOアーティストでした(5敗全てもKO/TKO負けでしたが...)。

高山も叔父の血を引き継いだのか、渡辺に負けない好戦的な選手。初回から攻撃姿勢を貫き4回に川浦をストップ。渡辺は日本ジュニアライト級(現スーパーフェザー級)王座をデビュー7戦目で獲得しましたが、その記録を上回る6戦目で日本国内タイトル奪取に成功。今後の更なる活躍が期待されます。

渡辺は2度の世界挑戦(いずれもTKO負け)とOPBF(東洋太平洋)王座の2階級制覇を果たしましたが、高山はどれだけの記録を残すことが出来るのでしょうか。

2023年6月21日時点での、スーパーフライ級のタイトル保持者たちは次のようになります。

WBA:ジョシュア フランコ(米/防衛回数3)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/1)
WBO:中谷 潤人(MT/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:高山 涼深(ワタナベ/0)

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