DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

サーマン、激戦を生き抜く(WBAウェルター級:レギュラー王座)

2016年06月30日 00時54分44秒 | 世界ボクシング
先週末25日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦(レギュラー王座):
王者キース サーマン 判定3対0(115-113x3)挑戦者ショーン ポーター(共に米)

*試合後、両選手に絶賛の嵐が吹き荒れたこの試合。次戦でのサーマン、ポーターによる直再戦が望まれる声が多いようです。

暫定王者時代から数えて6度目の防衛に成功したサーマン。本来は春に行われていた一戦だったため、サーマンは前回の試合から1年近くも実戦から遠ざかる結果となってしまいました。

WBAからは1ヶ月前に暫定王座の防衛に成功しているデビット アバネシャン(露)との王座統一戦が義務付けられていますが、サーマンの試合後のコメントでは、ロシア人の名前が聞かれることはありませんでした。今回の好試合の結果を受け、両者の再戦に向け動き出すのも大いに結構だとは思います。しかしここでは同団体に頑張ってもらい、まずはサーマン対アバネシャン戦を実現させて貰いたいものですね。
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再戦は延期に(色々:06‐29‐16)

2016年06月29日 00時27分49秒 | 世界ボクシング
最近(2016年6月29日ごろ)のニュースです。

1)来月9日、英国で予定されていたWBA(スーパー)/WBOヘビー級王者タイソン フューリー(英)対ウラジミール クリチコ(ウクライナ)の再戦は、フューリーの負傷(足首)のために延期。10月29日が仕切りなおしの予定日のようです。

2)WBAヘビー級暫定王者のルイス オルティス(キューバ)が9月17日、WBAから対戦を指令されているアレクサンデル ウスティノフ(露)を相手に2度目の防衛戦を行います。オルティスは以前、試合後のドラッグ検査に引っかかった経験の持ち主で、挑戦者はロシア出身。この試合の開催地はラスベガスですから、大丈夫ですよね?

3)ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)から逃げまくっている感のサウル アルバレス(メキシコ)。予想通りというのでしょうか、9月17日に予定されている次戦では本来のスーパーウェルター級に再転向。WBO王者のリーアム スミス(英)に挑戦することが発表されています。

4)同日、WBOクルーザー級王者クジストフ グロワッキー(ポーランド)が母国で、指名挑戦者アレクサンデル ウクシ(ウクライナ)を迎え2度目の防衛戦を行う予定です。

5)本来なら現在スーパースターの座にいるべきマイキーことミゲル アンヘル ガルシア(米)がようやくリングに復帰します。来月30日、元WBCフェザー級王者エリオ ロハス(ドミニカ)と10回戦で対戦。ガルシアにとり2014年1月以来の試合となります。これまでにWBOフェザー、スーパーフェザーの2階級で圧倒的な強さを見せつけて王座を獲得してきたガルシア。その過程でローマン マルティネス(プエルトリコ)やオーランド サリド(メキシコ)を一蹴しており、もしガルシアにマネージメントの問題がなければ、現在のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)の活躍もなかった可能性大といって過言ではないでしょう。さあ、ガルシアがどんな復調振りを見せるか。今後数戦、目が離せません。

6)元WBCスーパーミドル級暫定、WBAライトヘビー、そしてマイナー団体IBOのクルーザー級王座に2度就いているダニー グリーン(豪)が8月3日、同国人の中堅選手カネ ワットを相手に1年ぶりの実戦を行います。43歳になったグリーン、何を目的に戦い続けるのでしょうか?
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次はゴロフキン?ユーバンクが快勝(ミドル級他)

2016年06月28日 00時33分16秒 | 世界ボクシング
先週末25日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
英国ミドル級戦:
王者クリス ユーバンク TKO4回2分35秒 挑戦者トム ドーラン(共に英)

*8月、または9月に予定されるゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)の次期防衛戦の挑戦者候補筆頭に挙げられているユーバンク。同国人のライバルから計4度のダウンを奪い快勝。大一番出場に向け、大きく前進しています。


IBFヘビー級戦:
王者アンソニー ジョシュア(英)KO7回1分1秒 挑戦者ドミニク ブレアジール(英)

*4月に同王座を獲得しているジョシュア。約3ヶ月のインターバルで早くも初防衛に成功しています。試合前から圧勝が予想されていたジョシュアですが、実際の試合もそのようになりました。最終回となった7回に2度のダウンを奪った英国人。レフェリーはそこで試合をストップしています。

ジョシュアは試合後、次戦での最有力候補として既にジョシュアへの指名挑戦権を獲得しているジョセフ パーカー(ニュージーランド)の名前を挙げています。
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大混乱のWBAスーパーフェザー級戦線(WBAレギュラー王座X2)

2016年06月27日 01時31分11秒 | 世界ボクシング
先週24日・金曜日、中国で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
挑戦者ジェイソン ソーサ(米)TKO11回45秒 王者ハビエル フォルトゥナ(ドミニカ)

*4月末、絶対王者だと思われていた内山 高志(ワタナベ)が暫定王者だったジェスレル コラレス(パナマ)にまさかの2回KO負けを喫し王座から転落。それから僅か2ヵ月後、今度は安定選手と思われていたフォルトゥナも王座から引きずり降ろされています。

今回の番狂わせの主人公ソーサは、昨年師走に実力者二コラス ウォータース(ジャマイカ)を相手に論議を呼ぶ判定勝負(引き分け)を演じた選手。その一戦以外には、これといった選手との対戦もなく、まあ2流または3流の安全パイ的挑戦者と思われていました。

この試合の方も、9回終了時までは王者が圧倒的にリードをしていました。5回にはダウンを奪っているドミニカ人。8回終了時までの採点も、大差(3対0:88-82、87-83、89-81)でリードしていました。しかし10回に逆転のダウンを喫したフォルトゥナ。次の回に再びダウンを喫した後にレフェリーに試合を止められゲーム終了。内山に続いて王座から決別しています。

流れ的にはこのまま、レギュラー王者のソーサがスーパー王者コラレスと王座統一戦を行う、ということになるのでしょうか。そこでソーサが再び番狂わせを演じた場合、WBO王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦話も出てくるかもしれませんね。


WBAスーパーバンタム級王座決定戦(レギュラー王座):
ネオマール セルメニョ(ベネズエラ)TKO12回1分11秒 チャオ シャオジュン(中国)

*これまでにWBAのバンタム級とスーパーバンタム級の2階級で暫定王座を獲得してきたセルメニョ。ユニークな経歴ですが、やはり「暫定」の2文字がチラつくのは頂けませんね。バンタム級時代にはレギュラー王者だったアンセルモ モレノ(パナマ)と2度対戦し、いずれも1対2の判定負け。その後フェルナンド モンティエル(メキシコ)のボディーブローに屈し、サーシャ バクティン(露)には大差の判定負けを喫しています。

スーパーバンタム級王座獲得後、レギュラー王者だったスコット キッグ(英)との王座統一戦実現直前まで漕ぎ着けますが、英国での就労ビザが下りずに試合はそのままキャンセル。その後試合間隔も空き気味になっていました。そのスーパーバンタム級の暫定ベルトは現WBCフェザー級暫定王者オスカル エスカンドン(コロンビア)に競り勝ち奪取したもの。セルメニョは地味な存在ながらも実力選手たちと対戦してきました。ちなみにこのエスカンドンも後にWBAスーパーバンタム級の暫定王座を獲得し、現在は違う団体のフェザー級暫定王座の座に就いています。

今回、「棚から牡丹餅」の感のする「レギュラー」王座決定戦の出場機会を得たセルメニョ。これまでの鬱憤を晴らすような試合を演じ勝利。3度目の王座獲得と同時に、初の暫定以外の世界王座奪取を果たしています。

最近中国での世界戦数が増していますが、この国での需要というのはどうなのでしょうか?同国で外国人同士の対戦がよくありますが、ボクシング発展途上国としてはすでに経済的に裕福すぎる国になってしまったような気がします。ずばりボクシングで成功する中国人選手は出現しない、ような気がします。
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意見番(06‐26‐16)

2016年06月26日 01時51分39秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2016年6月26日ごろの意見番です。

*今月初頭に他界したモハメド アリ(米)。個人の好み、社会への貢献度に対する賛否両論。色々とあるでしょうが、今月号は両誌揃ってアリが表紙を飾りました。



ボクシング・マガジン社(ベースボールマガジン社)から増刊号も出されています。

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今週末の試合予定

2016年06月25日 00時52分19秒 | 世界ボクシング
2016年6月最終週末の試合予定です。

25日 土曜日
英国
IBFヘビー級戦:
王者アンソニー ジョシュア(英)対 挑戦者ドミニク ブレアジール(英)

英国ミドル級戦:
王者クリス ユーバンク 対 挑戦者トム ドーラン(共に英)

米国・ニューヨーク州
WBAウェルター級戦(レギュラー王座):
王者キース サーマン 対 挑戦者ショーン ポーター(共に米)


29日 水曜日
タイ
WBAミニマム級王座統一戦:
レギュラー王者(のようです)バイロン ロハス(ニカラグア)対 暫定王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)


7月1日 金曜日
メキシコ
IBFミニマム級戦:
王者ホセ アルグメド(メキシコ)対  挑戦者フリオ メンドサ(ニカラグア)
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指名挑戦者との防衛戦(色々:06‐24‐16)

2016年06月24日 00時47分42秒 | 世界ボクシング
最近(2016年6月24日ごろ)のニュースです。

1)今年の3月に京都でWBCライトフライ級王座を獲得しているガニガン ロペス(メキシコ)の初防衛戦は来月2日メキシコで。ロペスに挑戦するのは指名挑戦者のジョナサン タコニン(比)

2)WBOバンタム級王者プンルアン ソー シンユー(タイ)が来月27日、指名挑戦者のマーロン タパレス(比)を迎え2度目の防衛戦を予定しています。

3)WBCミニマム級王者のワンヘン メナヨーシン(タイ)が8月4日、こちらも地元に指名挑戦者サウル フアレス(メキシコ)を迎え5度目の防衛戦を行います。

4)WBOスーパーフェザー級の暫定王者であるミゲル ベルチェル(メキシコ)が来月16日、これまでフェザー級で2度の世界挑戦に失敗しているチョラターン オー プリャピンヨー(タイ)を迎え保持する王座の初防衛戦を行います。

5)日本でもお馴染みの元WBOバンタム級、WBCフェザー級王者のジョニー ゴンザレス(メキシコ)が先日18日、クリストファー マーティン(米)と対戦。10回終了TKO勝利を収め、保持するWBCスーパーフェザー級シルバー・インターナショナル王座の2度目の防衛に成功しています。

6)ライトヘビー級の無敵王者セルゲイ コバレフ(露)に標準を合わせているアンドレ ワード(米)が8月6日、アレクサンダー ブランド(コロンビア)と12回戦で対戦します。総てはこの試合の結果次第になりますが、一応11月19日が「コバレフ対ワード」戦の決行日になるようです。
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ウォーレン、雪辱+王座奪取に成功(WBAバンタム級:スーパー王座)

2016年06月23日 00時50分32秒 | 世界ボクシング
先週末18日・土曜日、米国・イリノイ州で行われた試合結果です。
WBAバンタム級戦(スーパー王座):
挑戦者ラウシー ウォーレン(米)判定2対0(115-113x2、114-114)王者ファン カルロス パヤノ(ドミニカ)

*昨年8月に対戦した両選手による再戦。両者共にこの10ヶ月の間に一試合も実戦を行っていません。試合の方は前回同様に競った内容だった様子。偶然でしょうか、新王者ウォーレン、前王者パヤノ、そしてそのパヤノに王座を明け渡したアンセルモ モレノ(パナマ)は揃ってサウスポー。そういえばWBC王者の山中 慎介(帝拳)、IBF王者リー ハスキンス(英)、そして同級に進出してきた元IBFスーパーフライ級王者である曲者ゾラニ テテ(南ア)も左構えの選手たちですね。

現在のWBAバンタム級には、残念ながら3人の王者が君臨中。このウォーレンがスーパー王者で、長身の英国人ジェームス マクドネルがレギュラー王者。そして中央アジア期待のザナ ザキヤノフ(カザフスタン)が暫定王座に君臨中。同団体からはチャンピオン同士による王座統一戦決行の指示は聞かれません。

ちなみに今回のスーパー王座戦にはIBO王座も賭けられていました。最近、WBAとIBOの「二個一」戦が頻繁に行われているような気がします。
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フローレス、IBO王座を吸収(WBAスーパーフバンタム級:暫定王座)

2016年06月22日 00時59分55秒 | 世界ボクシング
今月11日、ナミビアで行われた試合結果です。
WBAスーパーバンタム級戦(暫定王座):
王者モヒセス フローレス 判定3対0(115-112、115-110、114-111)挑戦者/IBO王者パウルス アンブンダ(ナミビア)

*昨年4月に同王座を獲得しているフローレス。今回が2度目の防衛戦となります。挑戦者はマイナー団体IBO王座の保持者で、元WBOバンタム級王者アンブンダ。そのバンタム級王座は比国で亀田 和毅に奪われています。

挑戦者の地元で行われた一戦。王座交代もありえるのでは?と予想されていましたが、メキシカンが地力を見せつけて中差の判定勝利。WBA暫定王座の防衛に成功すると共に、IBO王座を吸収することに成功しています。この2つの王座、どちらの方が価値があるんでしょうかね?

今後1ヶ月の間に2つの試合が予定されるWBAスーパーバンタム級戦線。まずは現地時間の明後日24日に中国で、レギュラー王座決定戦チャオ シャオジュン(中国)対 ネオマール セルメニョ(ベネズエラ)が行われます。そして来月16日には英国でスーパー王者に復帰したギレルモ リゴンドー(キューバ)がジェームス ディッケンス(英)の挑戦を受けます。WBAはフローレスとスーパー王座戦の勝者による王座統一戦を指示しているようですが、キューバ人が勝利してしまうと、興行決行が難しくなりそうな気がします。
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益田、川口に辛勝(日本バンタム級)

2016年06月21日 00時58分48秒 | 日本ボクシング
今月9日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者益田 健太郎(新日本木村)判定2対1(96-94、96-95、95-96)挑戦者川口 裕(グリーンツダ)

*2年前に4月に対戦している両選手。その時は負傷判定ながらも、敵地大阪に乗り込んだ益田が明白な勝利を収め、当時空位だった同王座を獲得しています。今回、2度目の王座の初防衛戦に臨んだ益田。試合前に「日本タイトル卒業」を公言していましたが、試合後それを撤廃する内容の防衛戦を演じてしまいました。

試合に方は終始王者が積極的に攻め、それを川口が冷静に迎え撃つ、という展開だったようです。

世界戦挑戦枠が2つから4に広がったために安易な世界挑戦が可能になった今日この頃。上を目指す気持ちは分かりますが、同王座も十二分に利用し、まずはこの王座で実力、知名度アップを図っていって貰いたいですね。
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