DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

グロワッキー、ウシクの格下王座獲得(WBOクルーザー級:暫定王座)

2018年11月20日 04時12分00秒 | 世界ボクシング
今月10日、米国・イリノイ州で行われた試合結果です。
WBOクルーザー級王座決定戦(暫定王座):
クジストフ グロワッキー(ポーランド)判定3対0(115-112、117-110、118-110)マキシム ウラゾフ(露)

*2016年9月に、現在主要4団体全てのクルーザー級王座を保持しているアレクサンデル ウシク(ウクライナ)に大差判定負けを喫し、当初保持していたWBO王座を失っているグロワッキー。この試合が行われる数時間前に、英国でウシクがWBOの指名挑戦者であるトニー ベリュー(英)との防衛戦を行っていたにも関わらず、空位の暫定王座決定戦として行われたこの一戦。まあ前世界王者の貫禄というのでしょうか、3回にダウンを奪った末に無難な判定勝利。暫定ながらも世界王座に返り咲いています。


今回の世界戦は、2度目のクルーザー級トーナメントの第一ラウンド(準々決勝)として行われています。1度目のクルーザー級トーナメントは昨年から今年夏に行われ、ウシクが安定したボクシングを見せ優勝。それと同時に4団体のベルト統合に成功しています。2度目の同級トーナメントの出場選手、カード、そして試合結果は次のようになります。


(クルーザー級トーナメント・パート2)

前WBO王者グロワッキー 判定 ウラゾフ

前WBC王者マイリス ブリエディス(ラトビア)判定3対0(114-112、115-111、116-111) ノエル ミカエリアン(アルメニア)

前WBA王者ジュニエール ドルティコス(キューバ)判定3対0(116-112、115-113x2)マテウス マステルナク(ポーランド)

アンドリュー タビチ(米)判定3対0(114-113、115-112、116-111)ルスラン フェイファ(露)

う~ん、クルーザー級トーナメント第一弾の敗者復活戦的なところがあるためでしょうか、出場選手、試合結果共に地味ですね。
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ベルチェル、激戦王を撃破(WBCスーパーフェザー級)

2018年11月19日 00時10分03秒 | 世界ボクシング
今月3日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル TKO9回2分58秒 挑戦者ミゲル ローマン(共にメキシコ)

*この試合後の戦績が35勝(31KO)1敗。2014年3月に喫した唯一の敗戦は、世界王者になる前のもの。今ではいい思い出でしかありません。本来ならもっと注目されていいベルチェルですが、世界が認める激戦王ローマンとの防衛戦も、ローカル世界戦程度行われています。実力的には現在のスーパーフェザー級でNO1だと思うのですがね。

ちなみにベルチェルは昨年7月に、三浦 隆司(帝拳)の挑戦を大差判定で退け、ローマンはその年の1月、三浦にボコボコにされた末、TKO負けを喫しています。三浦に内山 高志(ワタナベ)か。日本勢がスーパーフェザー級戦線を牛耳っていた頃が懐かしいです。
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まだまだ2018年色々(色々:11‐18‐18)

2018年11月18日 00時27分54秒 | 世界ボクシング
最近(2018年11月18日ごろ)のニュースです。

1)来月の初日に米国・カリフォルニア州で開催されるWBCヘビー級戦、王者ディオンティ ワイルダー(米)対挑戦者タイソン フューリー(英)戦。その試合の前座には、IBFとWBAのスーパーウェルター級王座を保持しているジャレット ハード(米)が出場することが以前から決まっていました。この度、英国のジェイソン ウェルボーンがハードに挑戦することが決定しています。

2)その2週間後に、IBFスーパーフェザー級王者デビン ファーマー(米)が米国・ニューヨーク州で防衛戦を行うことが決まっていましたが、こちらも最近になり挑戦者が決定しています。先月防衛戦を行ったばかりのファーマに挑戦するのは、コスタリカ出身のフランシスコ フォンセカ。

3)もう10年ほど前になりますが、その強打で中量級戦線を盛り上げていたファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)。WBOのスーパーバンタム級とフェザー級の2階級で世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。フェザー級王座転落後、ディフェンスの甘さと打たれもろさをつかれ、ズルズルとトップ戦線から交代。現在は新鋭選手の踏み台状態まで落ちてしまいました。

そのロペスが今月10日、米国・フロリダ州のリングに登場。アルゼンチン出身のクリスチャン ミノに大差の判定勝利(3対0:96-89x2、97-88)を収め、2016年10月以来の白星を挙げることに成功しています。

4)ロペスが活躍していた2010年代初頭、最も対戦が望まれていたのが、フェザー級からライト級で世界3階級制覇を達成していたユリオキス ガンボア(キューバ)。このガンボアも、ロペスほどではありませんが、全盛期に比べるとかなり戦力が落ちてしまいました。このガンボアも、ロペスが試合を行った同じ興行に登場。以前、世界王者候補に挙げられていたミゲル ベルトランに大差の判定勝利(3対0:100-89、99-90、98-91)を収めています。

今回の興行後、「ロペス対ガンボア」戦実現に向け、両陣営が話し合いを始めたそうです。

5)ロペス、ガンボアが揃い踏みを果たした前日、1990年代中盤から、2000年代前半のボクシング界をリードしていたシェーン モズリー(米)の実子、モズリー2世が米国・カリフォルニア州のリングに登場。世界的に見て中堅選手であるブランドン アダムス(米)に大差判定負け(3対0:90-100x2、91-99)を喫してしまいました。14戦目にして初の10回戦に登場したモズリー。この試合後の戦績は11勝(8KO)3敗。その名前は受け継いでも、ボクシングの実力は偉大なる父に遠く及ばないようですね。

6)先日13日、ワタナベジムの谷口 将隆がタイのリングに登場。比国出身のジョエル リノに大差判定勝利(3対0:119-109x2、116-112)を収め、空位だったWBOアジア太平洋のミニマム級王座を獲得することに成功しています。
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今週末の試合予定

2018年11月17日 00時08分35秒 | 世界ボクシング
2018年11月第3週末の試合予定です。

17日(土)から23日(金)にかけて、世界戦、日本国内タイトルマッチなど、これといった大きな試合は予定されていないようです。
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一翔、4階級制覇なるか(WBOスーパーフライ級)

2018年11月16日 05時09分14秒 | 世界ボクシング
今年の大晦日、中国のマカオで予定される試合です。
WBOスーパーフライ級王座決定戦:
ドニー ニエテス(比)対 井岡 一翔(Sankyo)

*9月に米国のリングで、強豪マックウィリアムズ アローヨ(プエルトリコ)を相手にリング復帰戦を行い判定勝利を収めている一翔。同じ興行でWBOスーパーフライ級王座決定戦に出場し、引き分けているニエテスといまだに空位の王座を争う事が発表されています。

共にミニマム級、ライトフライ級、フライ級の3階級を制覇してきた実力者同士による王座決定戦。共に技巧派選手なだけに、どちらかのワンサイド・マッチになることはないでしょう。

これまでにニエテス、一翔が獲得してきた各階級の王座とその期間を見てみましょう。


まずは世界王者としては先輩になるドニー ニエテスから。

WBOミニマム級:2007年に獲得し、4度の防衛に成功。
WBOライトフライ級:2011年11月に獲得し、9度の防衛に成功。
IBFフライ級:2017年4月に獲得。防衛回数は1度。

ミニマム級とフライ級の王座は王座決定戦に出場し奪取。3つの王座はすべて負けずして返上しています。


次に井岡 一翔の世界王座歴になります。

WBCミニマム級:2011年2月に獲得し、3度の防衛に成功。3度目の防衛戦はWBA王座との統一戦。
WBAミニマム級:2012年の大晦日に獲得し、4連続防衛に成功。
WBAミニマム級:2015年4月に奪取。この王座は5度の防衛に成功。

一翔の場合は、ライトフライ級王座を決定戦で奪取。フライ級王座は2度目の挑戦で獲得しています。

ニエテスのこれまでの戦績は41勝(23KO)1敗5引き分け。一翔のそれは23勝(13KO)1敗となります。さあ、勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか。
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早くも2019年色々(色々:11‐15‐18)

2018年11月15日 00時36分48秒 | 世界ボクシング
最近(2018年11月15日ごろ)のニュースです。

1)比国、いやアジアが誇る偉大なるボクサーであるマニー パッキャオ(比)。来年1月19日に、米国・ネバダ州のリングでこれまでに4階級を制覇している問題児エイドリアン ブローナー(米)と対戦します。このブローナー戦はパッキャオにとり、今年7月にマレーシアで獲得したWBAウェルター級王座の初防衛戦になります。

2)その一週間後の26日、パッキャオから見ると格上王者となるWBAウェルター級スーパー王者のキース サーマン(米)が米国・ニューヨーク州のリングに登場。ホセシト ロペス(米)の挑戦を受けます。このロペス戦はサーマンにとり、2017年3月以来の復帰戦となります。

3)パッキャオ、サーマンの対抗王者であるショーン ポーター(米)。9月に以前保持していたIBF王座に続いて、WBC王者として世界王者に返り咲いています。このポーターがまだまだ先になりますが3月9日、キューバ出身のヨルデニス ウガスを相手に保持する王座の初防衛戦を行います。

4)ウェルター級の世界戦が順次決まっていますが、何といってもこの一戦が最大の注目カードでしょう。IBF王者エロール スペンス(米)が3月16日、これまでにWBOフェザー、同スーパーフェザー、WBCライト、IBFスーパーライト、そして最後にIBFライト級王座を獲得してきたマイキー ガルシア(米)を迎え、保持する王座の3度目の防衛戦を行います。両者の体格からしてスペンスの圧倒的有利が予想されますが、これまでに下の階級で暴れまくってきたガルシアの実力も過小評価出来ません。この一戦は間違いなく来春の注目カード筆頭と言っていいでしょう。

5)以前から対戦が発表されていた豪州人対決、元WBAスーパーミドル級、WBAスーパーウェルター級暫定王者のアンソニー マンディンと前WBOウェルター級王者ジェフ ホーン。両者は今月30日に対戦しますが、その試合がミドル級で行われることが発表されています。その試合にはマンディンが1月に獲得したWBOオリエンタル王座と、現在空位のWBAオセアニア王座が争われるようです。

6)先週10日、WBOアジア太平洋スーパーフライ級王者の船井 龍一(ワタナベ)がメキシコ出身の世界ランカーであるビクトル オリボと対戦。2回に右パンチ一撃でライバルをKOする快勝劇を演じています。この勝利と同時に船井は、IBF王者ジェルウィン アンカハス(比)への挑戦権も獲得することに成功しています。
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和毅、まずは暫定王座獲得(WBCスーパーバンタム級:暫定王座)

2018年11月14日 00時59分09秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日(12日・月曜日)、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBCスーパーバンタム級王座決定戦(暫定王座):
亀田 和毅(協栄)判定3対0(117-111x2、116-112)アビゲイル メディナ(スペイン)

*昨年から日本に拠点を移し、暫定ながらも世界戦出場に漕ぎつけた和毅。中盤戦以降、メディナに攻め込まれる場面もありましたが、試合全体を通じてスピードとテクニックでライバルを上回ることに成功。2013年8月に獲得したWBOバンタム級以来(3度防衛後に)、自身2つ目の世界王座獲得に成功しています。

次戦では、正規王座保持者のレイ バルガス(メキシコ)とのWBC内での王座統一戦が予想される和毅。両者はアマチュア時代に対戦し、その時はメキシカンが勝利を収めているそうです。プロで両者が再戦を行えば、かなり競った試合内容の末、判定決着になるでしょうね。
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ウシク、逆転KO勝利(世界クルーザー級)

2018年11月13日 01時15分53秒 | 世界ボクシング
先週末10日、英国で行われた試合結果です。
世界クルーザー級戦:
王者アレクサンデル ウシク(ウクライナ)KO8回2分 挑戦者トニー ベリュー(英)

*試合前、私(Corleone)の頭の中では、「技巧派ウシク対激闘派ベリュー」、というものが成り立っていました。その構想が見事に打ち破られた今回の4団体統一クルーザー級戦。技術で上回っていると予想されていたウシクが、終始ベリューのアウトボクシングに大苦戦。最終的にはサウスポー・スタイルからのワン・ツー(右・左)でライバルをキャンバスに送ることに成功したウクライナ人。7回終了までの公式採点でも、英国人が2対0(67-66、68-65、67-67)でリード。私はフルマークの70対63でベリューの優勢と見ていました。採点はさておき、ボクシングというものは、やってみなければ分からない、ということを改めて痛感させられました。


(試合をリードしていたのは、意外(?)にもベリュー)

主要4団体のベルトを死守したウシク。最初に獲得したWBO王座の防衛回数は6、今年1月に獲得したWBC王座は2度目、そして最後に吸収したWBAとIBF王座の初防衛に成功しました。苦戦しながらも最後はKO勝利を収めたウシク。今後はどのような路線を進んで行くんでしょうか。現状のクルーザー級にはそれほど手強い対抗馬はいません。しかしウシクの体格、ボクシング・スタイルではヘビー級進出はかなり苦しいでしょう。

   
(最後は左でライバルを沈め、4団体の王座の防衛に成功したウシク)
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年末、3大世界戦(WBOスーパーフェザー級ほか)

2018年11月12日 00時33分56秒 | 世界ボクシング
12月30日、大田区総合体育館で予定される試合です。
WBOスーパーフェザー級戦:
王者伊藤 雅雪(伴流)対 挑戦者イフゲニー シュプラコフ(露)

WBCライトフライ級戦:
王者拳四郎(BMB)対 挑戦者サウル フアレス(メキシコ)

WBCバンタム級王座決定戦(暫定王座):
ペッチ CP フレッシュマート(タイ)対 井上 拓真(大橋)

*日本国内で行われる年末恒例の複数世界戦。今年も発表されました。今年はあといくつの世界戦が開催されるのでしょうか。発表が待ち遠しいです。
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激闘王、引退(色々:11‐11‐18)

2018年11月11日 00時55分31秒 | 世界ボクシング
最近(2018年11月11日ごろ)のニュースです。

1)日本が世界に誇った激闘王亀海 喜寛(帝拳)が現役からの引退を表明。今後は指導者の道を歩んで行くとの事。

2005年11月にプロデビューを果たしか亀海が日本スーパーライト級王座を獲得したのは2010年4月。2016年6月には米国3戦目のリングで、後のWBAスーパーライト級暫定王者となるジョアン ペレス(ベネズエラ)と対戦し、大差判定負け。同師走にOPBF(東洋太平洋)ウェルター級王座を獲得し、その後再び本場アメリカのリングへ。暫定王座を含め4階級制覇を達成したロバート ゲレロ(米)、ミゲル コット(プエルトリコ)やサウル アルバレス(メキシコ)の世界王者の挑戦したアルフォンソ ゴメス(メキシコ)、しぶといヘスス ソト カラス(メキシコ)と拳を交えながら、昨年8月にはプエルトリコの英雄ミゲル コット当時空位だったWBOスーパーウェルター級王座を争いました。米国でのビックネームとの試合ではほとんど敗戦を喫した亀海ですが、どの試合も会場のファンを拍手喝采を浴びる好ファイトを演出。まさに激闘王の名に相応しいパフォーマンスを見せてくれました。明日12日に36歳の誕生日を迎える亀海の終身戦績は27勝(24KO)5敗(ゼロKO負け)2引き分け。お疲れ雅でした。

2)亀海の同僚だったローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)が来月8日、米国・カリフォルニア州のリングに登場。日本でもお馴染みの元WBCライトフライ級王者ペドロ ケバラ(メキシコ)と10回戦で対戦します。今後、スーパーフライ級で世界王者への返り咲きを目指していくロマゴンですが、個人的には一階級下のフライ級で王座奪回を目指して貰いたいです。

3)井岡 一翔(井岡>>>Sankyo)の後釜となるWBAフライ級現王者のアルチュム ダラキャン(ウクライナ)。来月15日にグレゴリオ レブロン(ドミニカ)を相手に、今年2月に獲得した王座の2度目の防衛戦を行います。

4)9月に井上 拓真(大橋)に僅差の判定負けを喫したOPBF(東洋太平洋)バンタム級王者マーク ジョン ヤップ(比/六島)。拓真戦を最後に、現役からの引退を発表しています。ヤップの引退に伴い空位となったOPBF王座。その決定戦が早くも今年のクリスマス・イブに、大阪市住吉区民センターで行われます。その試合に出場するのは小林 佑樹(六島)と栗原 慶太(一力)。

5)7月に強打の久我 勇作(ワタナベ)を相手に素晴らしいパフォーマンスを演じ、日本スーパーバンタム級王座を獲得していた和氣 慎吾(FLARE山上)。先日、日本王座を返上。2016年7月以来の世界挑戦に向け、スタンバイに入った様子です。

6)現地時間の約半日後(10日・土曜日になります)、米国・イリノイ州でWBOクルーザー級王座暫定決定戦クジストフ グロワッキー(ポーランド)対 マキシム ウラゾフ(露)が行われます。これは現王者アレクサンデル ウシク(ウクライナ)がヘビー級への転向の可能性があるための処置だそうです。分からない話でもないですが、そのウシクがこの試合の数時間前に、WBO1位のトニー ベリュー(英)と防衛戦を予定しています。このタイミングでの暫定王座決定戦決行には首をかしげたくなります。
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