DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ブレーマー、防衛回数を4に伸ばす(WBAライトヘビー級)

2015年03月31日 00時24分14秒 | 世界ボクシング
今月21日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
王者ユルゲン ブレーマー TKO9回終了 挑戦者ロビン クラスニキ(共に独)

*3団体(WBO/IBF/WBAスーパー)統一王者セルゲイ コバレフ(露)が大きくリードし始めた感のある現在のライトヘビー級トップ戦線。そんな中、コバレフから見てWBA格下王者のブレーマーがコツコツと防衛記録を伸ばしています。

前半戦は挑戦者のスタートダッシュが目立った一戦ですが、王者がジリジリと追い上げ形勢逆転。ブレーマーが同国人を終盤にギブアップさせ、保持する王座の4連続防衛に成功。比較的地味な存在ですが安定した戦力の持ち主であるブレーマー。個人的には、たぶん無理だとは思いますが、ブレーマーの地元にコバレフを迎えての一騎打ち実現に期待しています。

今回のライトヘビー級戦はドイツ人同士による一戦でした。ドイツ人同士の対決といえば5月9日に、WBAのスーパーウェルター級の暫定王座決定戦、ジャック クルカイ対マリウス ウェバーが行われる予定です。
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ロイ ジョーンズ、地元で圧勝(WBUクルーザー級)

2015年03月30日 00時09分06秒 | 世界ボクシング
昨夜28日、米国・フロリダ州で行われた試合結果です。
WBUクルーザー級戦:
王者ロイ ジョーンズ TKO初回終了 挑戦者ポール バスケス(共に米)

*2009年3月以来の地元のリングに登場したジョーンズ。これまでの戦績が10勝(3KO)6敗(3KO負け)1引き分けで、8回戦以上の試合に出場したのが僅か2。そして最新2試合で2連続初回KO/TKO負けを喫しているバスケスに当然の如く圧勝。1997年夏に、モンテル グリフィン(米)からWBCライトヘビー級王座を奪回して以来の初回KO勝利を収めています。

46歳になったとはいえ、結果、試合内容共に予想はされていたもの。初回中盤に久しぶりに見せたコンビネーションで、地元のファンを沸かせる事にも成功しています。

ここ数戦、スパーリング感覚で試合を行っているジョーンズ。WBO同級王者マルコ フック(独)への挑戦を目論んでいるようですが、フック挑戦の前に是非世界ランカークラスとの対戦を見てみたいものですね。

ジョーンズとの対戦を見越してかフックは6月12日、米国デビュー戦を行う予定。指名挑戦者クジストフ グロワッキー(ポーランド)を相手に14度目の防衛戦をイリノイ州シカゴ行います。
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ニエテス、6度目の防衛に成功(WBOライトフライ級)

2015年03月29日 04時32分27秒 | 世界ボクシング
現地時間の数時間前(28日 土曜日)、比国で行われた試合結果です。
WBOライトフライ級戦:
王者ドニー ニエテス(比)TKO9回終了 挑戦者ヒルベルト パーラ(メキシコ)

*地味ながらも防衛記録を伸ばしている2階級制覇王二エテス。今回の6度目の防衛戦では、同国のスーパースターであるノニト ドネアを前座に置いてメインを張っています。同級に転向してから3年は経ちますが、試合毎に安定力、決定力が増しているようです。8回にダウンを奪ったニエテス。挑戦者は最終的に次の回が終了したところでギブアップ。ニエテスは4連続KO/TKO勝利を収めたことになります。

昨年末、日本のリングに登場し、ニエテスの対抗王者となったのがWBC王座を保持するペドロ ゲバラ。ゲバラは来月11日に初防衛戦を行う予定で、挑戦者には比国のリカルド クラベラスを迎えます。WBO戦に続いて、WBCでもメキシコ対比国の対決が行われる事になりますね。


NABFスーパーバンタム級王座決定戦:
ノニト ドネア(比)KO2回2分16秒 ウィリアム プラド(ブラジル)

*一つ上のフェザー級に転向して以来、戦力不足が顕著だったドネア。2年ぶりに一つ下のスーパーバンタム級に再降格してきました。転級第1戦はしっかりと結果を出したようです。

このドネアと4年前にバンタム級で対戦し、華々しく散ったのがフェルナンド モンティエル(メキシコ)。モンティエルはドネアを追うようにして現在はフェザー級で戦っており、2週間前の14日、同国人ロヘリオ ドリゲスに大差判定勝利を収めています。モンティエルもドネア同様、スーパーバンタム級以下で世界王座を目指すのが賢明でしょう。


WBOインターナショナル・バンタム級王座決定戦:
赤穂 亮(横浜光)TKO4回2分59秒 プロスパー アングラ(ガーナ)

*2012年大晦日の世界初挑戦+王座奪取失敗以来6連勝(5KO)と好調を維持している赤穂。初の海外での試合となりましたが、西アフリカ王座を保持するガーナ人を4回に仕留め白星をまた一つ重ねることに成功。バンタム級での世界挑戦に向けまた一歩前進したことになります。

赤穂は現在WBO1位にランキングされています。そしてWBO王座を保持しているのが亀田 和毅(日本)。亀田は5月9日、米国テキサス州でWBAレギュラー王者ジェームス マクドネル(英)と対戦する事が決まっていますが、その一戦が王座統一戦になるかは決定していません。
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今週末の試合予定

2015年03月28日 01時05分47秒 | 世界ボクシング
2015年3月最終週末の試合予定です。

28日 土曜日
比国
WBOライトフライ級戦:
王者ドニー ニエテス(比)対 挑戦者ヒルベルト パーラ(メキシコ)

NABFスーパーバンタム級王座決定戦:
ノニト ドネア(比)対 ウィリアム プラド(ブラジル)

WBOインターナショナル・バンタム級王座決定戦:
赤穂 亮(横浜光)対 プロスパー アングラ(ガーナ)

英国
IBFウェルター級戦:
王者ケル ブルック(英)対 挑戦者イノ ダン イオン(ルーマニア)

メキシコ
WBA/WBOフライ級戦:
王者ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)対 挑戦者ロメル アセンホ(比)

ペルー
WBAフェザー級王座決定戦(暫定王座):
ダニエル ラミレス(ドミニカ)対 カルロス ザンブラーノ(ペルー)

米国・フロリダ州
WBUクルーザー級戦:
王者ロイ ジョーンズ 対 挑戦者ポール バスケス(共に米)

カナダ
ヘビー級6回戦:
ドノバン ラドック 対 レイモンド オルドワレ(共にカナダ) 

米国・ネバダ州
WBCフェザー級戦:
王者ジョニー ゴンザレス(メキシコ)対 挑戦者ゲリー ラッセル(米)
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ベルト、一応王座に復帰(WBA暫定ウェルター級)

2015年03月27日 00時37分59秒 | 世界ボクシング
今月13日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級王座決定戦(暫定王座):
アンドレ ベルト TKO6回1分3秒 ホセシト ロペス(共に米)

*2012年にIBF王座を放棄して以来調子が上がらなかったベルト。2011年に喫した初黒星後の戦績は、今回の勝利を含め3勝(2KO)3敗(1KO)負けと散々なもの。そして試合間隔も空き気味。今回の対ロペス戦、互いに世界王座戦に出場する資格があるか疑問がもたれていましたが、ベルトは求めていた結果をしっかりと出すことに成功。暫定ながらも3年半ぶりに世界王座の座に返り咲くことに成功しています。

数年前はこのベルトがフロイド メイウェザー(米)の後継者候補筆頭に挙がられていたベルト。以前の調子を取り戻すことが出来れば、ウェルター級戦線もさらに面白くなることでしょう。
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ノックアウト、KOできず(WBA暫定ミニマム級)

2015年03月26日 00時17分53秒 | 世界ボクシング
先週5日木曜日、タイで行われた試合結果です。
WBAミニマム級戦(暫定王座):
王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)判定3対0(119-109、119-111、117-112)挑戦者モハメド ラクマン(インドネシア)

*昨年10月に保持する暫定王座を獲得しているフレッシュマート。初防衛戦の相手に選んだのが、同級でIBFとWBA王座の座に就いた経験の持ち主であるラクマン。82戦(65勝12敗5引き分け)ものキャリアの持ち主の43歳です。しかし結果は24歳で、今回がプロ僅か10戦目の王者の一方的勝利となっています。

王者のノックアウトはプロ第一戦から常に王座戦(WBCユース王座)を戦ってきた選手。しかし今回の試合後のKO率は僅か50パーセントと、名前とボクシング・スタイルが一致していない選手のようです。
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ロイ ジョーンズ、今月2度目の実戦へ(色々:03‐25‐15)

2015年03月25日 03時20分24秒 | 世界ボクシング
最近(2015年3月25日ごろ)のニュースです。

1)今月6日にスパーリング感覚ながら実戦を行っている元スーパーマン ロイ ジョーンズ(米)。何と今週末28日に今月第2戦目の実戦を行います。今回の試合は地元フロリダ州ペンサコーラで行うジョーンズ。保持するマイナー王座WBUクルーザー級王座の3度目の防衛戦を予定しています。ジョーンズに挑戦するのは10勝(3KO)6敗(4KO負け)1引き分けの戦績の持ち主であるポール バスケス(米)。これまでに2度の10回戦と、2度の8回戦を経験している選手で、過去5戦の戦績が1勝(0KO)4敗(2KO)負けの選手です。

ジョーンズが同じ月に2度実戦に登場するのは今回が2度目で、1度目は1991年8月、世界王座を初獲得する2年前に行っています。

2)ジョーンズが保持しているWBU王座は2010年に新設されたもので、以前の1995年から2004年まで運営されていた同一名の団体とは別個もののようです。この2つ目のWBUはこれまでに約50回の世界戦が行われておりますが、フェザー級以下のクラスでは未だに興行が1度も行われていません。腐敗した老舗団体とどちらが価値のある世界王座でしょうかね?結構競っているのではないでしょうか。

3)マイナー団体の中で、現在比較的名前を利かせているのがIBO。そのIBOライトフライ級戦で、中々注目される再戦が先日22日南アフリカで行われています。王者のレイ ロレト(比)が、挑戦者で元IBFミニマム級王者二コシナチ ジョイ(南ア)の挑戦を受けたこの再戦。ロレトは僅か106秒でジョイを退けています。

両選手は昨年2月に当時空位だった同王座をモナコで争い、その時は比国人が3回KOで勝利を収めています。

今回の試合後の戦績が20勝(12KO)13敗というロレト。しかしその内の11敗は20戦目までに喫したもので、KO/TKO負けは僅かに1。ここ最近は好調を維持しており、前回のジョイとの試合の前の試合には敵地タイで元WBAミニマム級王者のポンサワン ポープラムックを下しPABAの暫定王座を獲得しています。早くメジャー王座に挑戦してほしいですね。

4)6月6日に試合を予定しているWBCミドル級正規王者のミゲル コット(プエルトリコ)。一つ下のIBF王者コーネリアス バンドレイジ(米)、WBCインターナショナル・ミドル級王者セバスチャン ヘイランド(亜)、USBAミドル級王者セルジオ モーラ(米)等の名前が挑戦者候補に挙がっていますが、最終決定は少々先になる様子。個人的にはコットがバンドレイジのスーパーウェルター級王座に挑戦すればいいと思います。

5)WBCスーパーミドル級王者のアンソニー ディレル(米)が来月24日、スウェーデンのバドゥ ジャックを迎え昨年8月に獲得した王座の初防衛戦に臨みます。

6)WBCスーパーウェルター級シルバー王座を保持しているアンソニー マンディン(豪)が5月9日、元WBAスーパーウェルター級王者オースティン トラウト(米)を相手に防衛戦を予定しています。この試合は米国テキサス州で決行される見込みです。地味な顔合わせですが、中々の好カードではないでしょうか。
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ワタナベ・コンビがタイ人と防衛戦(WBAライトフライ級、スーパーフェザー級)

2015年03月24日 00時02分04秒 | 世界ボクシング
5月6日、東京都大田区総合体育館で予定される試合です。
WBAスーパーフェザー級戦(スーパー王座):
王者内山 高志(ワタナベ)対 挑戦者ジョムトーン チューワッタナ(タイ)

WBAライトフライ級戦(レギュラー王座):
王者田口 良一(ワタナベ)対 挑戦者クワンタイ シスモーゼン(タイ)

*両挑戦者共に日本ではお馴染みの選手。ジョントームは元ムエタイの花形選手で、今回がプロ10戦目なれどその実力は侮れない強豪。今回が通産来日4度目となります。内山側から見れば、分けのわからない対抗王者が次々に誕生していますが、自身にとり区切りとなる10度目の防衛戦。見ごたえのある技術戦が期待されます。

クワンタイは2013年9月に当時の王者井岡 一翔(井岡)に9回KO負けを喫し、2階級制覇を逃している元WBAミニマム級王者。50戦以上のキャリアの持ち主ですが、それほど怖い選手ではないでしょう。ずばりこの試合の焦点は田口が仕留める(KO/TKO)出来るかどうか。ちなみに両選手は8センチ、王者が身長で上回っています。
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サーマンがゲレロに大差判定勝利(WBAウェルター級)

2015年03月23日 00時02分32秒 | 世界ボクシング
今月7日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦:
王者キース サーマン 判定3対0(120-107、118-109、118-108)挑戦者ロバート ゲレロ(共に米)

*この試合を前に暫定からレギュラー王座への昇格を果たしていたサーマン。実力者ゲレロから9回にダウンを奪い、大差判定で4度目の防衛に成功しています。

試合後、目を大きく腫らしていた勝者。試合内容は判定が示す以上に競った内容だった模様です。

フェザー級から徐々に体重を上げ現在のウェルター級まで達したゲレロ。フェザー級時代は打たれ脆さが付きまとっていましたが、階級を上げるにつれ頑丈さも増した様子。不思議なものです。


スーパーライト級12回戦:
エイドリアン ブローナー 判定3対0(120-108x2、118-110)ジョン モリナ(共に米)

*ブローナーはスーパーフェザー級からの転向組み。一度はウェルター級王座を獲得するも、その階級の壁に跳ね返された選手です。今回のモリナ戦はウェルター級の一つ下であるスーパーライト級転向第2戦となりましたが、激戦王モリナを見事にアウトボクシングし大差の判定勝利を収めています。

この試合後、「メイウェザー対パッキャオ」戦の前座で、アミア カーン(英)との対決が噂されていました。しかしブローナーノ次戦は当初の予定通り、6月20日、地元米国オハイオ州で行うようです。
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帝拳ライト級コンビが敵地に登場(WBOライト級、WBCライト級)

2015年03月22日 01時07分32秒 | 世界ボクシング
5月1日、米国ネバダ州で予定される試合です。
WBOライト級王座決定戦:
粟生 隆寛(帝拳)対 レイムンド ベルトラン(メキシコ)

*この決定戦は、翌2日に行われる「メイウェザー対パッキャオ」の前夜祭として行われます。


5月30日、英国で予定される試合です。
WBCライト級戦:
王者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)対 挑戦者ケビン ミッチェル(英)

*両選手とも打たれ脆く、しかし勢いを取り戻しています。フルラウンドは行かないでしょう。
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