DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

プロ10戦目が決定(スーパーバンタム級)

2018年10月31日 00時30分28秒 | 強いぞジョーさん
12月22日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で予定される試合です。
スーパーバンタム級8回戦:
辰吉 寿以輝(大阪帝拳)対 平島 祐樹(三松スポーツ)

*元WBCバンタム級王者辰吉 丈一郎(大阪帝拳)の次男坊寿以輝のプロ10戦目が決定。今回寿以輝が対戦するのは、実戦数はほぼ同じの平島(9勝3KO2敗1引き分け)。これまでこなしてきた試合数は似通った者同士の対戦となりますが、年齢は寿以輝は22歳で平島は35歳。

寿以輝より一回り以上年上の平島がデビューを果たしたのは2002年10月。しかし翌年3月に2戦目を勝利で終えると、2015年6月まで引退状態にありました。平島から見ると、再デビュー後の11戦目で寿以輝との対戦となります。

本来なら今回、日本、又は東洋太平洋(OPBF)ランカーとの対戦を目論んでいた寿以輝ですが実現せず。アマチュア・キャリアがない寿以輝だけに、まだまだこのレベルの選手との対戦を重ねていく方が無難でしょう。ただ出来ることなら、もう少し試合間隔を短くしてほしい、といったところでしょうか。
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この階級、この選手(竹原 慎二:ミドル級①)

2018年10月30日 04時28分35秒 | ボクシングネタ、その他雑談
1990年代初頭からこれまでの約四半世紀、それぞれの階級で印象に残った選手を各階級3人ずつ挙げていっています。記載上のルールは各選手、登場するのは1階級のみ。また、選んだ選手がその階級の実力№1とは限りません。個人的に思い入れのある選手、または印象に残った選手が中心となります。

今回からミドル級になりますが、その第一弾を飾るのが日本ボクシング界で初めて同級の世界戦に出場し、そして世界王座を獲得した竹原 慎二(沖)になります。世界的に見れば竹原の実力は「並」、しかし「印象」からすれば強烈のものがありました。


(今回の主人公、竹原 慎二)

竹原が世界王座を獲得してから20年以上経ちますが、その王座奪取劇は今でも鮮明に覚えています。竹原が世界の檜舞台に立ったのは1995年12月19日。それまで世界ミドル級王座を獲得した日本人選手はゼロ。竹原以前に世界ミドル級戦に出場した日本人選手もゼロ。まさしく竹原は、前人未到の記録に挑戦しました。

竹原が挑戦したWBAミドル級王者は、日本から見て地球の反対側に位置するアルゼンチン出身のホルヘ カストロ。竹原が挑戦した時までの戦績は、98勝4敗2引き分けというお化けみたいなレコードを引っ提げていました。その後2007年まで戦い続けたカストロですが、終身戦績は何と130勝(90KO)11敗2引き分け。その長大なキャリアの後半には、ミドル級の3つ上のクルーザー級王座にまでその触手を伸ばしています。当初ボクシングマガジンでは、世界戦出場する選手の全記録が載せられていました。カストロ挑戦前までの竹原は23戦全勝という素晴らしい記録を持っていましたが、カストロのそれと比べると4分の1。二人のボクサーの記録があれほど小さく掲載されているのを見たのは「カストロ対竹原」戦以外、記憶にありません。

当時の世界ミドル級王者の顔触れはというと、WBAがこのカストロ。WBCはKOマシーン・ジェラルド マクラレン(米)に2度ボコボコにされた前KOマシーンのジュリアン ジャクソン(バージン諸島)が、マクラレンがスーパーミドル級に転向していった後釜争いに勝利し王座返り咲き。IBFにはあのバーナード ホプキンス(米)が王座獲得。WBOはまだまだマイナー団体だったため対象外。再びWBAになりますが、当時は一階級一人の世界王者しか認めない素晴らしい団体でした。

分かりきったことですが、単純計算してみると竹原が世界ミドル級王座に挑戦し、獲得した時のミドル級王者は3人。現在はというとWBA、WBC、IBFの3団体に加えてWBOが主要団体の一つに数えられ、WBAのみならずWBCにも世界王者が2人ずつ君臨しています。最近、ある日本人選手がWBAミドル級の第2の王座から転落しましたが、竹原の時代と比べると、世界ミドル級ベルトの質は断然と落ちるでしょう。

「広島の粗大ゴミ」と言われていた竹原が上京し、プロデビューを果たしたのは1989年5月15日。身長186センチ、リーチは187センチと非常に恵まれた体格を武器に、順当に白星を重ねていきました。

1991年10月、11戦目で日本ミドル級王座に挑戦した竹原は、そのチャンスを見事に生かし王座奪取。以後4度の防衛に成功しました。日本王座の初防衛戦では、後に日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王座を獲得した寺地 永を2回でKO。日本ミドル級の第一人者としての地位を固めていきました。ちなみにこの寺地は現WBCライトフライ級王者拳 四郎(BMB)の実父になります。


(日本王者時代の竹原)

1993年5月には一つステップ・アップして当時空位だったOPBF王座戦に臨んだ竹原。2年半後に再び拳を交えた李 成天(韓国)との激しい打撃戦に打ち勝ち勝利。確実に階段を一段上がることに成功しました。この王座は1995年9月に行われた李との再戦を含め6度の防衛に成功。特に李との再戦では8回にダブルノックダウンするという非常に激しいもの。世界王座挑戦の声が聞かれていた竹原なだけに、「これで大丈夫?」という声も聞かれていたのも事実でした。

竹原が獲得した王座(獲得した順):
日本ミドル級:1991年10月28日獲得(防衛回数4)
OPBF(東洋太平洋)ミドル級:1993年5月24日(6)
WBAミドル級:1995年12月19日(0)

日本ボクシング界に新たな歴史が加わった1995年12月19日。場所は日本ボクシングの聖地・後楽園ホールでした。何か運命的なものを感じがしますね。しかしこの試合、日本人選手が世界ミドル級王座に初めて挑戦したにもかかわらず、何とテレビでの生中継なし。私(Corleone)はその試合、深夜放送を録画し翌日見ました。試合前、不利が予想されていた竹原ですが、世界初挑戦という大舞台での無駄な緊張感はなく、試合開始から百戦錬磨の王者と堂々と打ち合いを演じました。

3回、何と竹原は見事な左ボディーで怪物カストロからダウンを奪ってしまいます!そのダウンはアマチュア・プロ通算200戦以上のカストロが喫した初のもの。竹原がこの試合に勝ったことに驚きましたが、テリー ノリス(米)やロイ ジョーンズ(米)といったボクシング史に残る名選手達ですらダウンを奪えなかったタフガイ・カストロ。竹原がその選手をリングに這わせた事にも驚かされました。


(超タフガイ・カストロからダウンを奪った竹原)

ダウンを奪われながらも、ジワジワと反撃体制に入り、竹原に肉薄していったカストロ。1年前にメキシコのリングで、元王者ジョン デビット ジャクソン(米)を相手に、その試合の興行者だったドン キング氏に、「まるでハリウッドの映画のようだ」と言わしめた大逆転劇を演じていたカストロだけに、見ている側は最後までドキドキ状態でテレビにくぎ付けでした(録画にもかかわらず)。しかしファンの不安をよそに、フル・ラウンドに渡りカストロと打ち合い、そして打ち勝った竹原。文句のない判定勝利を収め、世界ミドル級のベルトを日本のリングにもたらすことに成功。

   
(百戦錬磨のカストロ相手に、最後まで見事な打ち合いを演じた竹原)

カストロ戦から半年後、正式決定まで時間がかかった指名挑戦者ウィリアム ジョッピー(米)との初防衛戦(たしか竹原にWBAからベルトが届くのも時間がかかっていたという記憶があります)。初防衛戦の緊張からか、カストロ戦に比べて動きが固く、加えて初の本場アメリカのミドル級選手との対戦。9回にストップされるまで、自身のボクシングを展開することは出来ませんでした。このジョッピー戦、試合終了時までポイントでも大きくリードされていた竹原ですが、先日この試合を見直してみましたが、そこまで悪い出来ではありませんでした。まあこのジョッピー、竹原戦前までは「地味な世界1位」という選手でした。しかしその後同王座を3度獲得。フェリックス トリニダード(プエルトリコ)やバーナード ホプキンス(米)とも拳を交え(両試合とも完敗)、キャリア後半には、IBFスーパーミドル級(ルシアン ブテ)、WBAライトヘビー級(ベイビュート シュメノフ)に挑戦。世界重量級のトップ戦線で戦い続けた実力者でした。


(初防衛戦、対ジョッピー)

ジョッピー戦後、網膜剥離が判明し、現役からの引退を余儀なくされた竹原。日本人初の世界ミドル級王者という肩書とともに、24勝(18KO)1敗という素晴らしい終身戦績を残しています。

日本ボクシング界の歴史にその名を残した竹原。本来ならもっともっと評価されていい選手ではないでしょうか。そのキャリアを振り返ってみると、「しっかりと育てられた」痕跡が伺えます。11戦目に日本王座を奪取し、その王座を4度防衛。16戦目に獲得したOPBF王座は、東洋太平洋圏の選手と拳を交えながら6度の防衛に成功。その間、日本王者時代には経験できなかった12回戦を経験することも出来ました。そして最後は世界戦出場+王座奪取。まさに理想的なキャリアと言っていいでしょうね。

私は今でも竹原が日本ミドル級史上最強の選手だと思います。なぜならばその実力、そして「日本人初の世界ミドル級王者」という業績はもちろん、世界戦で戦ったカストロ、ジョッピーは、ハッサン ヌジカム(仏)やロブ ブラント(米)ではとても相手にならない実力者だったからです。しかし竹原がカストロ、ジョッピーと拳を交えていた1990年代、一人一人のボクサーが特徴的で、試合自体も面白かったです。
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続・師走に好カード続々(色々:10‐29‐18)

2018年10月29日 00時32分07秒 | 世界ボクシング
最近(2018年10月29日ごろ)のニュースです。

1)2018年10月も残すところ数日。師走に開催されるカードが徐々に発表されていますが、その続きを載せていきます。

WBOスーパーミドル級王者のヒルベルト ラミレス(メキシコ)が師走の14日、米国・テキサス州でジェシー ハート(米)を迎えて5度目の防衛戦を行います。この両者は昨年9月に対戦し、その時は僅差の判定でラミレスが防衛に成功しています。

2)その翌日の15日には、米国・ニューヨーク州でサウル アルバレス(メキシコ)がWBAスーパーミドル級レギュラー王者のロッキー フィールディング(英)に挑戦します。同じ興行で、IBFライトヘビー級王者アルツロ ベテルビエフ(露)がジョー スミス(米)を迎えて防衛戦を行います。これは打ち合い必至な一戦になるでしょう。

3)そしてIBFスーパーフェザー級王者デビン ファーマー(米)もWBAスーパーミドル級、IBFライトヘビー級戦と同じ興行に登場。こちらの対戦相手は未定となっています。

4)ニューヨークの興行の一週間後、英国で現在のフェザー級を代表するブリティッシュ・ダービーが行われます。IBFフェザー級王者のジョシュ ワーリントンが、WBO暫定王者カール フランプトンの挑戦を受けます。現在のところこの一戦には、ワーリントンが保持するIBF王座のみが争われる事になっているようです。

5)同日、再びニューヨーク州で世界戦が行われます。WBCスーパーウェルター級王者ジャーメル チャーロ(米)はトニー ハリソン(米)と、WBCミドル級暫定王者のジャモール チャーロ(米)はウィリー モンロー(米)とそれぞれ防衛戦を行います。

6)最後は師走ではなく、来月の試合を一つ。

日本に馴染みのあるWBAスーパーフライ級王座。現在そのベルトを保持しているのは英国のカリ ヤファイ(英)になります。ヤファイは11月24日、モナコのリングでイスラエル ゴンザレス(メキシコ)を相手に保持する王座の4度目の防衛戦を行います。
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アンドラーデ、ファーマー、共に圧勝(WBOミドル級ほか)

2018年10月28日 01時11分36秒 | 世界ボクシング
今月20日、米国・マサチューセッツ州で行われた試合結果です。
WBOミドル級王座決定戦:
デメトリアス アンドラーデ(米)判定3対0(120-104x2、119-105)ウォルター カウトンドクア(ナミビア)

*本来ならこの日、WBOミドル級王座保持者だったビリー ジョー サンダース(英)に挑戦する予定だったアンドラーデ。しかしサンダースがドーピングに引っかかったため、そのカードは中止に。サンダースが保持していた世界王座をはく奪される前に自ら返上。試合直前に、ランキング1位のアンドラーデと、2位のカウトンドクアの間で空位の王座が争われることになりました。

準備期間が短すぎたためでしょうか。この試合前までの戦績が17戦全勝(16KO)のナミビア人は、アンドラーデのスピードに全く対応することが出来ず。4回までに4度ものダウンを喫し、試合もそのまま終了。アンドラーデがスーパーウェルター級王座に続いて2階級制覇達成に成功しました。しかし序盤戦で超大差を付けた米国人。欲を言えばKO、またはTKO勝利を収めて貰いたかったですね。


IBFスーパーフェザー級戦:
王者デビン ファーマー(米)KO5回1分44秒 挑戦者ジェームス テニーソン(英)

*昨年師走、ラスベガスのリングで尾川 堅一(帝拳)と当時空位だった同王座を争ったファーマー。その時は僅差の判定負けを喫し王座奪取なりませんでした。しかしその試合後、尾川がドーピング検査にひっかかり、試合自体が無効に。ファーマーは黒星を一つ返上するとともに、再度王座決定戦出場の機会を得ました。

8月に渡豪し念願の世界のベルトを腰に巻いたファーマー。約2ヶ月半のインターバルで今回の初防衛戦に臨みました。

初回からスピーディーなボクシングで英国人を圧勝。中盤戦で試合を終わらせたファーマー。この試合後の戦績が27勝(6KO)4敗1引き分けと低KO率の持ち主。実に3年ぶりのKO勝利を飾るとともに、王座の初防衛に成功しています。久々のKO勝利に気をよくしたファーマーは師走の15日、対戦相手は未定ながらも早くも次の防衛戦を予定しています。
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今週末の試合予定

2018年10月27日 00時04分09秒 | 世界ボクシング
2018年10月最終週末の試合予定です。

27日 土曜日
ブルガリア
IBFヘビー級挑戦者決定戦:
クブラト プーレフ(ブルガリア)対 ヒューイ フューリー(英)

米国・ニューヨーク州
IBFミドル級王座決定戦:
ダニエル ジェイコブス(米)対 セルゲイ デレイジャンチェンコ(ウクライナ)

WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
王者アルベルト マチャド(プエルトリコ)対 挑戦者ユアンデール エバンス(米)

米国・ルイジアナ州
WBCスーパーライト級戦(暫定王座):
王者レジス プログレイス(米)対 挑戦者テリー フラナガン(英)

IBFスーパーライト級王座決定戦:
イバン バランチェク(露)対 アントニー ジギ(スウェーデン)


29日 月曜日 
比国
IBFライトフライ級王座決定戦:
フェリックス アルバラード(ニカラグア)対 ランディ ペタルコリン(比)

*偶然でしょうがこの期間に行われる3つのIBF世界戦、全てが王座決定戦になります。
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師走に好カード続々(色々:10‐26‐18)

2018年10月26日 02時24分00秒 | 世界ボクシング
最近(2018年10月26日ごろ)のニュースです。

1)2018年10月も残すところ1週間弱。師走に開催されるカードが徐々に発表されています。まずはすでに試合開催がアナウンスされ、しばらく経ったカードもいくつか再度掲示させていただきます。

12月1日、米国・カリフォルニア州でWBCヘビー級王者ディオンティー ワイルダー(米)が、元3団体統一王者タイソン フューリー(英)を相手に、保持する王座の8度目の防衛戦を行います。

2)WBCヘビー級戦と同じ興行に、IBF/WBA統一スーパーウェルター級王者ジャレット ハード(米)も登場。現在までに、だれがハードに挑戦するかは発表されていません。

3)同日、カナダではWBCライトヘビー級王座統一戦が行われます。2013年6月に同王座を獲得したアドニス ステベンソン(カナダ)が、3月に暫定王座を獲得しているアレクサンデル ゴズディク(ウクライナ)と対戦。ステベンソンにとりこの試合は10度目の防衛戦にもなります。

4)その一週間後の8日、米国・ニューヨーク州でWBAライト級王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)とWBO同級王者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)による王座統一戦が行われます。

5)ライト級王座統一戦と同じカードで、WBOスーパーバンタム級王者アイザック ドビ(ガーナ)も登場。メキシコの刺客エマヌエル ナバレッテを相手に、保持する王座の3度目の防衛戦を行います。今年の1月にまず暫定王者となったドビ。このナバレッテ戦が今年4試合目となります。

6)師走の前日になりますが、11月の最終日、豪州で同地では中々注目を集めている試合が決行されます。前WBOウェルター級王者ジェフ ホーン(豪)が、これまでの56戦をスーパーウェルター級からクルーザー級までの幅広いクラスで戦ってきたアンソニー マンディン(豪)と10回戦で対戦。この試合がどのウェート・クラスで行われるかは、まだ発表されていません。
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グラムイリアン、存在をアピール(WBAクルーザー級:暫定王座)

2018年10月25日 00時06分16秒 | 世界ボクシング
先週末20日・土曜日、フランスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦(暫定王座):
王者アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏)TKO9回2分24秒 挑戦者マーク フラナガン(豪)

*今年の3月に暫定ながらも世界のベルトを腰に巻くことに成功しているグラムイリアン。昨年7月に、現休養王者であるデニス レべデフ(露)相手に判定まで粘った(超大差の判定負け)フラナガンを中盤以降圧倒。最後は9回に仕留め、WBAクルーザー級の第4の王者ながらも、その存在をアピールすることに成功。スーパー王者アレクサンデル ウシク(ウクライナ)との対戦は無理として、レギュラー王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)や、レべデフとの王座統一戦に向け前進しています。
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井上、次はロドリゲス(IBFバンタム級)

2018年10月24日 01時12分46秒 | 世界ボクシング
先週末20日・土曜日、米国・フロリダ州で行われた試合結果です。
IBFバンタム級戦:
王者エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ)判定2対1(115-113x2、113-115)挑戦者ジェイソン マロニー(豪)

*両者が全12ラウンドを通して打ち合いを演じた好試合。パンチの的確性で勝ったロドリゲスが僅差の判定勝利を収め、5月に獲得した王座の初防衛に成功。同時に、現在進行中のバンタム級トーナメントの第二ラウンド(準決勝)に進出する事も決めています。ロドリゲスが来春に予定されるその試合で対戦するのは、WBAバンタム級レギュラー王者の井上 尚弥(大橋)。

マロニー戦後のロドリゲスの戦績は19戦全勝(12KO)。レコードが示すようにまとまった戦力の持ち主ではあります。しかし5回以降、豪州人のボディー攻撃で動きが止まってしまったプエルトリカン。モンスター井上の強打に耐えられるでしょうか?まあ、マロニーも17勝(14KO)1敗と高いKO率を誇る選手で、しかもデビュー当初は一階級上のスーパーバンタム級で戦っていた選手。この試合のみでロドリゲスが「打たれ強くない」と判断するのは軽率でしょう。

ただ私(Corleone)はこの試合、116対112でマロニーの勝利と見ました。
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村田、完敗(WBAミドル級:レギュラー王座)

2018年10月23日 03時10分14秒 | 世界ボクシング
20日・土曜日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(レギュラー王座):
挑戦者ロブ ブラント(米)判定3対0(119-109x2、118-110)王者村田 諒太(帝拳)

*日本のマスコミから過大評価され続けてきたWBA「第2の」ミドル級王者だった村田。世界的には中堅選手と見られていた(というか中堅でしょう)ブラントの手数、俊敏とまではいえないボクシングに全く対応できず。試合前、村田が圧倒的有利だと思われていたパワーでも米国人を確実に上回る事が出来ないまま完敗。1年前に獲得した王座の2度目の防衛に失敗。自身が目標としていたゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)戦は、当然の如く遠ざかる形になってしまいました。

   
(村田、ブラントの回転力のよい攻撃に完敗)

まあ、これが村田、というか日本ミドル級の力でしょう。日本人初の世界ミドル級王者だった竹原 慎二(沖)もそうでしたが、日本ミドル級の第一人者は、実力的にはミドル級2流の最上位ランカーに完敗してしました(竹原はウィリアム ジョッピーに。懐かしい!)。どんな選手でも、負けた試合では悪い所ばかり目についてしまいますね。上体の力は素晴らしいものがありますが、下半身とのバランスはバラバラな村田。べた足で動きは鈍く、その強打(?)が外されれば体は流れてしまいます。この日の村田を見ていると、20年ぐらい前の不器用な選手を見ていた感じがしました。ただ出された公式採点は、かなり村田に厳しかったように思います(私(Corleone)の採点では116対112で新王者)。


(このようなシーンをもっと見たかった)

ブラントの研究成果というか、両者のかみ合わせという部分も大いにあったでしょうが、村田の限界を見せられた試合といっていいでしょう。敗戦直後で本人も大落胆していますが、来年1月で33歳になる元五輪金メダリスト。再起すればそれなりに活躍は出来るでしょうが、現状以上のレベルアップはかなり厳しいと見ます。

世界のベルトを腰に巻くと同時に、その戦績を24勝(16KO)1敗としたブラント。今後、どのような路線を歩んでいくのでしょうか?


(村田に代わって、第2のWBAミドル級王座に就いたブラント)
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WBAヘビー級王座の現状(色々:10‐22‐18)

2018年10月22日 00時29分04秒 | 世界ボクシング
最近(2018年10月22日ごろ)のニュースです。

1)いまだに複数の世界王者が君臨しているWBAヘビー級。現在の状況は次のようになります。スーパー王者はご存知の通り英国のアンソニー ジョシュア。先月、WBA、そしてWBOの指名挑戦者だったアレクサンデル ポベトキン(露)に7回TKO勝利を収め、WBA、WBOそしてIBFの3つの王座の防衛に成功しています。ジョシュアがWBA世界ヘビー級王者である事に異論を唱える人はいないでしょう。そのジョシュア、来年4月13日に英国で試合を予定しています。

2)本来なら先月末、フレス オケンド(プエルトリコ)との防衛戦を予定していたレギュラー王座保持者のマヌエル チャー(独)。しかし試合開催1週間前にドーピング検査に引っかかり、その試合は当然の如く中止に。現在までにWBAがチャーの王座を剥奪したという情報は入っていません。

3)この夏(8月)、なぜだか公認されたWBAヘビー級暫定王座決定戦。トレバー ブライアン(米)が4回TKO勝利を収め、その王座を手中に納めています。

4)2014年7月に、当時のWBAヘビー級王者ルスラン チャガエフ(ウズベキスタン)に議論を呼ぶ僅差の判定負けを喫した後、何度も試合出場が決定し、その度に中止という憂き目にあってきたオケンド。WBA戦出場はさておき、無冠戦でもいいので試合をさせてあげたいですね。

5)現在のWBAヘビー級のランキングを上から並べてみると、最上位がスーパー王者のジョシュア、次がチャーになりますが、これは近いうちに空位になるでしょう。3番手が暫定王者(ランキングでは1位とも明記されています)のブライアン。オケンドは5番手、世界ランキング3位になります。ブライアンとオケンドの間には22戦全勝(19KO)のジャーレル ミラー(米)が君臨中。噂では師走に、このミラーとブライアン、またはオケンドの間で、「空位」のWBAレギュラー王座を争うという話があります。その試合には是非、オケンドが出場して貰いたいです。

6)最後はWBAヘビー級以外の話題になります。

WBAライトヘビー級王者のドミトリー ビボル(キルギスタン)が来月24日、米国・ニュージャージー州のリングで元WBC同級王者ジャン パスカル(カナダ)を相手に、保持する王座の6度目の防衛戦を行います。
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