今月14日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
王者ロジャー グティエレス(ベネズエラ)判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者レネ アルバラード(ニカラグア)
*今回が3度目の対戦となる両者。両雄の無冠時代、2017年7月に行われた初戦では、アルバラードが一方的な7回TKO勝利を収め世界戦線に生き残る事に成功しました。第2戦は今年の1月2日に行われ、グティエレスが3度のダウンを奪い勝利。初戦の借りを返すと共に、アルバラードが保持していたWBAレギュラー王座の奪取に成功しています。
7ヵ月の間隔を経て行われたライバル同士の決着戦。最初の2戦のような打ち合いは見られなかったものの、ベネズエラ人が要所要所でポイントをゲット。僅差の判定ながらもライバルを退け1月に獲得した王座の初防衛に成功しています。
この試合後、WBAはレギュラー王者グティエレスと暫定王者クリス コルバート(米)に対し、王座統一戦を行うよう指令を出しています。
2人の暫定王者が存在し、一つの世界王座が空位のスーパーフェザー級。2021年8月26日現在の同級王者たちでの顔ぶれは次のようになります。
WBA(スーパー):ジェルボンテ デービス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBA(暫定):クリス コルバート(米/2)
WBC:オスカル バルデス(メキシコ/0)
IBF:空位
WBO:ジャメル ヘリング(米/3)
WBO(暫定):シャクール スティーブンソン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):三代 大訓(ワタナベ/4)
WBOアジア太平洋:ジョー ノイナイ(比/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)
ライトフライ級10回戦:
IBF王者フェリックス アルバラード(ニカラグア)TKO初回2分50秒 イスラエル バスケス(プエルトリコ)
*本来ならこの日、エリック ロペス(メキシコ)との防衛戦を予定していたアルバラード。しかしロペスが労働許可証(ビザ)獲得にと間取り、試合直前になり代役バスケスとの無冠戦に変更となりました。
無冠戦ながらもエンジン全開で対戦相手に向かっていったアルバラード。プエルトリコ人に力の差を見せつけ、初回TKO勝利。ニカラグア人がそのキャリアに白星を一つ加える事に成功しました。
1月にも兄弟揃って米国のリングに登場しているレネとフェリックスのアルバラード双生児。残念ながらその時同様、兄弟揃っての勝利はなりませんでした。
フェリックスと対戦したイスラエル バスケス。以前、同姓同名でメキシコ出身の世界スーパーバンタム級王者がいましたね。そのバスケスは激戦王として知られ、常にエキサイティングな試合を提供してくれました。
下記は2021年8月26日現在の、アルバラードを含めたライトフライ級のタイトル保持者たちとなります。
WBA(スーパー):京口 紘人(ワタナベ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):エステバン ベルムデス(メキシコ/0)
WBA(暫定):ダニエル マテロン(キューバ/1)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/8)
IBF:フェリックス アルバラード(ニカラグア/2)
WBO:エルウィン ソト(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):堀川 謙一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/0)
日本:空位