DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

圧巻、ガンボア

2011年03月31日 03時49分27秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦:
王者ユリオリキス ガンボア(キューバ)TKO4回1分31秒 挑戦者/WBAスーパーフェザー級暫定王者ホルへ ソリス(メキシコ)

*試合終了時までに、ガンボアが5度もダウンを奪う圧勝。保持するWBA王座の5連続防衛に成功すると共に、現役フェザー級最強を誇示しています。

3度目のダウン以外は、それほどダメージのあるダウンには見えませんでした。ダウン以外の場面では、ソリスが左ジャブを突きながら丁寧に戦い、結構競っていたように思います。

ただガンボアの身体能力には圧巻の一言。持ち前の超高速ハンドスピードとコンビネーションで次々にダウンを奪い、実力者を叩き伏せています。今回のガンボアの勝利を圧勝というのでしょう。

気になったのはガンボアの後頭部へのパンチの多さ。前回のオーランド ソリド(メキシコ)戦でも、同じパンチで減点2を科されています。この悪癖が続くと、失格負けを喫する可能性もあるでしょう。

しかし現在のフェザー級戦線を見てみると、WBO王者のファン マヌエル ロペス(プエルトリコ)以外ガンボアの脅威になる選手はいないでしょう。


IBFの科する再軽量で体重超過を犯したガンボア。試合前にIBF王座を失っています。もしソリスガこの試合で勝利していた場合は、IBF王座も同時に獲得していたことになります。本来の階級より下の体重で破れたソリス。従来ならスーパーフェザー級の王座は剥奪ですがどうなのでしょうか。
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ヌドロブ、ムザラネ

2011年03月30日 03時40分10秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、南アフリカで行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級戦:
挑戦者タカラニ ヌドロブ(南ア)王者スティーブ モリター(カナダ)判定3対0(118-110x2、116-112)王者スティーブ モリター(カナダ)

*今回が両雄による3度目の対戦となります。これまで2敗(1KO負け)を喫しているヌドロブが雪辱を果たすとともに世界王座奪取に成功。3度目のメジャー王座挑戦で、ようやく頂点にたどり着いています。


IBFフライ級戦:
王者モルティ ムザラネ(南ア)TKO5回 挑戦者ジャンリル カシメロ(比)

*2009年11月に同王座を獲得しているムザラネ。昨年夏に、1階級下の暫定王座に挑戦し敗れている比国人をTKOで破り、保持する王座の2連続防衛に成功しています。
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決戦は神戸で

2011年03月29日 04時08分31秒 | 日本ボクシング
来月8日、神戸ワールド記念ホールで予定される試合です。
WBCフェザー級戦:
王者長谷川 穂積(真正)対 挑戦者ジョニー ゴンザレス(メキシコ)

WBCスーパーバンタム級戦:
王者西岡 利晃(帝拳)対 挑戦者マウリシオ ムニョス(アルゼンチン)

WBCスーパーフェザー級戦:
王者粟生 隆寛(帝拳)対 挑戦者ウンベルト グチェレス(メキシコ)

*当初両国国技館で同日に予定されていた3大世界戦。神戸に場所を移して開催になります。選手達のコンディションには影響はないでしょう。興行面でどんな影響がでるのか注目しています。
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色々(03‐28‐11)

2011年03月28日 04時42分36秒 | 世界ボクシング
最近(2011年3月28日ごろ)のニュースです。

1)日本でもお馴染みのWBCスーパーフライ級王者のトーマス ロハス(メキシコ)。5月14日に、同国人のファン ホセ モンテスを迎え2度目の防衛戦に臨みます。

2)評価の高いWBAスーパーフライ級の暫定王者ドリアン フランシスコ(比)。5月1日に再び敵地タイのリングに出向き初防衛戦を行います。挑戦者はフライ級を主戦場にしているテーパリット シンワンチャー(タイ)。

3)6月18日にメキシコ国内で保持するWBCスーパーウェルター級王座の初防衛戦に臨むサウル アルバレス(メキシコ)。挑戦者が英国のベテラン、ライアン ローデスに決定しています。

4)自身の怪我のために休養中のミッケル ケスラー(デンマーク)。6月ごろに再起戦を行うようです。

5)5月21日にカナダで予定されるWBCライトヘビー級戦の前座で、チャド ドーソン(米)が試合を行います。ホプキンス対パスカルの勝者への挑戦者決定戦を意味合いを持つこの一番。ドーソンは元暫定王者アドリアン ディアコヌー(カナダ/ルーマニア)と対戦します。

6)昨年4月、セルジオ マルティネス(亜)にWBC/WBOミドル級王座を追われたケリー パブリック(米)。5月7日にいよいよ復帰戦を行います。パブリックと対戦するのは、昨年末WBC米大陸スーパーミドル級王座を獲得したアルフォンソ ロペス(米)。好試合が期待できそうです。

7)来月9日、元WBA暫定スーパーウェルター級王者石田 順裕(日本)が本場ラスベガスのリングで試合を行います。石田が対戦するのは、これまで27戦全勝(24KO)の怪物ジェームス カークランド(米)。石田がボクシングのメッカで、番狂わせを起こすことに期待しています。
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「なかよし」ジムがオープン

2011年03月27日 22時49分53秒 | ボクシングネタ、その他雑談
元日本ウェルター級チャンピオンで、このダイスポ・ボクシングでも大変お世話になっている中野吉郎さん。先日20日、「旗の台なかよし倶楽部」をオープンしました。

ジムの名前の由来は仲良しと新会長の名前、中吉をかけたもの。目標は「強いボクサーを育てるだけでなく、人間教育の場にしたい」とのこと。

中野会長、頑張ってください。応援しています。
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今週末の試合予定

2011年03月26日 06時01分11秒 | 世界ボクシング
2011年3月最終週末の試合予定です。

26日 土曜日
ロシア
WBOミドル級戦:
王者デメトリー ピログ(露)対 挑戦者ハビエル マシエル(亜)

南アフリカ
IBFスーパーバンタム級戦:
王者スティーブ モリター(カナダ)対 挑戦者タカラニ ヌドロブ(南ア)

IBFフライ級戦:
王者モルティ ムザラネ(南ア)対 挑戦者ジャンリル カシメロ(比)

米国ニュージャージー州
IBF/WBAフェザー級戦:
王者ユリオリキス ガンボア(キューバ)対 挑戦者ホルへ ソリス(メキシコ)


27日 日曜日
愛知県刈谷市あいおいホール
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王座決定戦:
大橋 弘政(HEIWA) 対 ジュンリエル ラモナル(比)
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ロマゴン、初防衛に成功

2011年03月25日 00時49分13秒 | 世界ボクシング
先週末19日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAライトフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(メキシコ)判定3対0(116-112x2、119-110)挑戦者マヌエル バルガス(メキシコ)

*昨年10月、日本で暫定ながらも世界2階級制覇に成功しているゴンザレス。戦わずして正規王座に昇格後、初防衛戦を敵地で行っています。ゴンザレスが強さを見せつけて勝利をおさめるも、挑戦者の頑張りも目についたようです。

敗れたバルガス。ここ2年ほど強豪相手に接戦を落とし続けています。こういう選手が後に自力を発揮してくるのでしょう。

一戦ごとに評価を高めているロマゴン。今後、どのような路線を歩んでいくのでしょうか。
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ブテ、余裕の勝利

2011年03月24日 03時51分39秒 | 世界ボクシング
先週末19日土曜日、カナダで行われた試合結果です。
IBFスーパーミドル級戦:
王者ルシアン ブテ(カナダ/ルーマニア)TKO10回2分4秒 挑戦者ブライアン マギー(英)

*7回にこの試合初のダウンがあります。その回、ブテの伝家の宝刀左がボディーに決まり、英国人はたまらず2度のダウンを喫しています。試合が決まったのは終盤10回。3度目の左はマギーの顎を捕らえ、レフェリーは迷わずそこで試合を止めています。

上昇将軍ブテ。主要4団体のランキングで上位に顔を出していたマギーを相手に、余裕の試合運びを見せつけて7連続防衛に成功しています。

試合は6回まではどちらも完全にはペースを握っていないように見えました。しかしブテは常に余裕を持って戦い、マギーはとにかく一生懸命。終わってみれば核の違いが十分伝わった試合内容でした。

試合毎に評価を上げているブテ。その評価はまだまだ上がっていきそうです。王座獲得後は年2試合がお決まりのブテ。せめて年間3試合こなしていって貰いたいものです。
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リゴンドウ、圧勝

2011年03月23日 03時58分33秒 | 世界ボクシング
先週末19日土曜日、アイルランドで行われた試合結果です。
WBA暫定スーパーバンタム級戦:
王者ギエルモ リゴンドウ(キューバ)KO初回2分38秒 挑戦者ウィリー ケイシー(アイルランド)

*「アマチュアボクシングの神様」と形容されるリゴンドウ。プロ8戦目で初の欧州遠征を経験。地元の新鋭ケーシーを寄せつけず、暫定王座の初防衛に成功しています。

サウスポー対決となったこの一戦。開始早々からリゴウドウの左が上下によく当たっていました。最初のダウンは左アッパー。次は連打の中で左を顔面に。そして最後も連打でダウンを追加。そこで自動的に試合終了となっています。

正規王座を保持する下田 昭文(帝拳)との一戦をぜひ見てみたいものです。
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ビタリ、あっけない勝利

2011年03月22日 03時38分31秒 | 世界ボクシング
先日19日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)KO初回2分59秒 挑戦者オドラニエル ソリス(キューバ)

*クリチコ兄弟の兄ビタリが、指名挑戦者を相手に勝利。連続防衛記録を6に伸ばしています。

試合終了時までは、決してビタリの一方的なペースではありませんでした。実際はどちらかがペースを握る前に試合は終わっています。

初回終了間際、ビタリの右がソリスのこめかみに当たっています。そのままソリスはダウン。起き上がろうとしていましたが、右膝を損傷したソリスは立ち上がることが出来ずそのままテンカウント。そこで試合はあっけなく終わっています。

ソリスはダウンはパンチによるダメージではなく、自身の怪我のためと主張していますが真相はどうなのでしょうか。

1万9千の観衆はもちろん、ビタリも消化不良気味の勝利。次の防衛戦を夏前に行ってもらいたいものです。

敗れたソリス。ビタリに対し臆することなく反撃のパンチを打ち返していました。怪我もなく試合が続いていれば、結構面白い試合になっていたかもしれません。
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