「相模のもののふたち」はだいぶ前から気になっていたのだが、しかもこの本は昭和53年に有隣新書で出ているので、神奈川県に住んで横浜に通った僕としては当然もっと早くに読んでなきゃいけない本で、伊勢佐木町の有隣堂本店でも何度か手にしたことがあったが、何故か買わなかった。
借りてきた本はドロドロで汚かった。
まあ、半世紀も前の本で、しかも二宮に住んでいれば読まずにいられない本だから、何百人が読んだろうから当然ではあるが、糸綴じなのに本の体裁にとどまっているところが凄い。
今二宮に住んでいるが、二宮四郎は中井の中村宗平の四男で、平塚の三男土屋三郎、湯河原の次男土肥次郎とは兄弟、伊豆の北条や伊東や河津との関係も深く、頼朝挙兵の時には駆け付けた平家の武将である。
去年のTVドラマでもやっていたように、頼朝は平家に預けられたが伊東の娘と出来、子供が生まれたが、平家から逆賊とみなされるのが嫌で、子供を殺して源氏色をはっきりとさせた。
北条の娘政子と懇ろになったときに、平家であった北条は頼朝について戦った。
頼朝というのは敵の娘を篭絡する才に長けていて、その一点でトップまで上り詰めたと云ってもよく、まさに死命を決するのは女だ。
相模の歴史に詳しいわけじゃないが、清和源氏の系統は甲斐の武田まで行かないと、いなかったのではないか、さらに遠く上野まで行けば新田や足利はいたが。
まあ、借りてきてそのままになっている本が山積みだが、相模の歴史は最も身近で興味のあるところなので、読みだした。
散歩の後、風呂に入って相撲を観た。
絶対的に強い横綱や大関がいないな所がここ数年続いていて、平幕から優勝者が出ることも多いから、下のほうの角力がやる気になっているので面白い。
秀でた実力者がいないところでの小競り合いというのもいいもんだなと思う。
娘が飯を喰いにやってくるというので、貝とキャベツと蕪のクリームスープ、ポテトサラダ、塩鮭、カツ丼を食べて、娘を待っていたら7時近くにやってきたので、ちゃんとカツ丼を作ってやった。
自分のは面倒なので玉葱を入れなかったが美味くなかったので、ちゃんと玉葱を入れて作ったら匂いも見た目も如何にも美味そうだった。
既に定番となっている、相性の良いものを抜いて作っちゃだめだね。