午前中に軽い散歩をしたので、午後はずっと家に居て松原みきを聴いていた。
4時になったので風呂に入り、相撲観戦の準備をして居間で初場所初日を観たが、かつては北の富士と舞の海のコンビの解説だったが、昨年から北の富士は出ていない。
多分もう無理だと思うが、やっぱり華やかな人だったので、初日中日千秋楽は彼の解説が聞きたい、ましてや初場所の初日とあっては他に替わる人がいない。
大関横綱が順当に勝ったので、今年の波乱の幕開けとは様相を異にした。
升席では酒肴を楽しむ人がいるらしいが、升席ってところは歌舞伎にしろ軽演劇にしろそうじゃなきゃあ楽しみが半減する。
落語も「野毛にぎわい座」は酒肴を楽しみながら噺が聴けたので、大いに楽しめて気に入っていたが、コロナのせいで遠いところになってしまった。
老年時代の大切な3年間を無為に過ごさざるを得なかったのは、大いなるマイナスだ。
おでんを肴に「玉乃光純米大吟醸」を同じ伏見の「榮勲」の販促品のチロリに入れて、ストーブの上のおでんの中で燗をして2杯呑んだら終わってしまい、やっぱり伏見の「月桂冠本醸造」を燗して1杯呑み、最後の2杯は異国の地の「鏡月」を燗して呑んだ。
途中でハードリカーに替えるとやけに酔いが回るので低アルコールで通したが、結局たんと呑んだら同じだ。
さらに悪いことに、8畳に移動して八代亜紀を追悼のためにかけたら悲しくて、手元のバザルマニャックを飲まずにいられなかった。
何度も言うがファンじゃなかったが、熱狂の70年80年という同時代を過ごした歌手がいなくなるってのは本当に辛いもんなんだぜ、お若いの。