キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

阿久と酒井のライバル物語

2024年01月02日 | Weblog
散歩から帰ったら晩飯になり、鮪の刺身があったので再び酒を燗して呑み始めた。
煮しめ、蒲鉾、伊達巻、鰊昆布巻き、黒豆、ごまめ、栗きんとんなどが並べてあったので肴に不足はなく、しかも歌番組がありそいつも肴に呑んだ。

9時から阿久悠と酒井政利とのライバル関係を描いたドラマがあり、この暮れから正月の課題として歌謡曲を読み込んでいたので、偶然にしても出来過ぎだなと思ったが、すごく面白かった。

酒井はソニーの敏腕プロデューサーで、千家和也と都倉俊一のコンビの歌で山口百恵を育てたが、同時期阿久は桜田淳子で対抗していた。
この勝負は山口百恵に上がり、阿久と都倉俊一のコンビでピンクレディーを企画して都はるみ「北の宿から」沢田研二「勝手にしやがれ」ピンクレディー「UFO」でレコード大賞3連覇して勝負を決めた。
都倉の分析では、酒井はハンサムで女にもモテたが、阿久はブ男で偏屈で劣等感を感じていたらしい。
山口百恵が作詞に阿久を指名しなかったのは、良く云われてるように、スター誕生の審査員のコメントで、”歌手より俳優の妹役が似合ってる”と云ったことに起因していると描かれていた。

阿久は小豆島の出身で、音楽の世界で最先端にいたが、田舎を馬鹿にするわけではないが、そのセンスが嫌いだった。
阿久の書いたものは数冊読んだが、大好きな歌謡曲について書いている多くの本を敬遠したままで、今回図書館で借りた歌謡曲本でも避けた。
でも、このドラマが面白かったので、この二人が書いたものを読みたくなった。
年頭の誓いをしたばっかりで直ぐに浮気をするから、今年も誓い達成は危ういのかなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年頭の誓い

2024年01月02日 | Weblog
年頭の誓いというのを以前は良く立てて、実行できずにその年が終わるということを繰り返した。
馬鹿々々しいから止めていたけど、今年はコロナが開けて何だか気分が軽快なんでひとつやってみる。
初夢や姫始めや書初めや掻き初めってのは何故か二日の日だけど、ちゃんとした理由があるんだろうな、そのうち調べておかなくちゃ。
ともあれ年頭の誓いだ。

「街歩きをする」
コロナ期に閉じこもり、いい気になって本を読んで映画鑑賞をしていたので、すっかり出不精になり、午前中の自転車でのJA湘南への買い物と、夕方の小一時間の散歩だけになって仕舞い、足腰が弱まり歩くのが億劫で、ひどく衰弱した。
昨夜も街歩きはカネがかかると長男と話していたが、興味のある店に入って買い物をしたり、良さそうなレストランや飲み屋に入ると思いの外カネがかかるものだ。
しかし、足腰が衰えて動けなくなったら、それにかかるコストのほうが大きいわけで、目先の多少の出費をケチっちゃいけない、何より動けなくなっちゃあ詰まらない。
週に2回くらいは東海道線に乗って茅ケ崎や藤沢や大船に行き、本屋、古本屋、パン屋、雑貨屋、酒屋などを冷やかすことで、マンネリした近所の散歩を活性化できるんじゃないか。
街歩きも同じことを繰り返すとやっぱり飽きるから、出来れば友人に会い、落語やライヴで楽しむ事もしたい。

「好みの飲み屋を見つける」
飲み屋も自分の好みのところを見つけ出すには時間がかかるし、多くの店を覗かなきゃいけない。
ネットでの評価を参考にする手もあるが、いわゆるB層の感覚が反映するから一般的で、僕の評価とは合わないことが多い。
理想は気の強い美人の女将、年の頃ならアラフォー、美味い酒の肴、特にいい刺身があるといい、酒は奥行きのある純米酒をきちんと燗をしてくれるといいね。

「手持ちの本を見直す」
大掃除の本棚の整理で読んでないワイン本がかなりあることが分かったし、他の分野にも再読したほうがいいものが多く、新しく買ったり図書館で借りる前に手持ちの本を見直すことをしたい。

「文章での発信をする」
本を出すことを長年考えていたが、読者に読まれることを考えると、ブログなどのほうがその機会が多く、今まで考えてきたことをSNSを通じて発信したい。
人間飽きが来るから変化を求めるもので、そういった言説のほうが向こう受けするが、コアのところで変えちゃいことも多く、地味にそういった事柄を書き続けたい。
年寄りは同じことを繰り返すから飽きられるが、それは則ち飽きても変えちゃいけない事があり、そういったことを嫌がられながらも書き続ける。
年を取らなきゃ分からないことは理解されにくい、実際自分でも若い頃は見向きもしなかったことの重要性に気がつくものなのだ。

以上4点が今年の年頭の誓いだが、重要度の高い順に並べた。
先ずは健康と酒だ、余力があったら本を読み発信をする、そんなところだ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月は酔いがさめないように

2024年01月02日 | Weblog
音楽を聴いて遊んでいたら妻に昼飯に呼ばれたが、例年正月三が日の二日目か三日目の昼は拉麺になっている。
昨日、料理を作りながら叉焼を焼いていたようで、昼は叉焼麺になったが、叉焼は二枚の留めておいた。
その代わりと云っちゃあ何だが、ご近所からいただいた羊羹と苺ミルクのような羊羹を頂いた。
TVでは箱根駅伝のゴールの様子が映っていて、昔と比べて皆さん早いね。
練習方法などが革新されているんだろうけど、ブレーキになる選手がいない。

皆さんゴールしちゃったので「スローな武士にしてくれ」に替えて、引き続き酒を呑むことにした。
このドラマ観たことあったけど、好みの中村獅童や本田専太郎が出ているので観た。
今日は寒くてストーブが点いているので、そこで「夜明け前樽酒本醸造」「月桂冠本醸造」「ひとめぼれ純米大吟醸生」を1合5勺ずつ燗して呑んだ。
こうやって時間が無限にあるんじゃないかと思うような気分で酒に浸っているのはいい気分だ。
何しろ三が日は働いちゃいけないんだから、こんなルールを作った日本という国の文化程度はひじょうに高いね。

ドラマが終わって歌番組を観ながら口ずさんでいたらあたりが暗くなって散歩に行き損ねそうになったので、慌てて30分だけ歩いた。
毎日酒びたりじゃあ、ちったあ歩いておかないと正月が開ける前にはかなくなっちゃう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱根駅伝往路

2024年01月02日 | Weblog
朝、海老と牡蠣のカツ丼を持ちを二個入れた雑煮を汁代わりに食べ、音楽を聴いていたが、腹がこなれたので風呂を沸かしのんびり入っていた。
どうも外は雨になっているようだった。

駅伝が3分ほど南へ歩いた東海道を通るので、合羽を着て出かけようとしたら、大工の頭領がタオルを持って真猿の挨拶にやってきたので時間を取られた。
何時も山のほうから人がぞろぞろ歩いて来るのにだーれもいないから嫌な予感がしたら、選手が左から右へと走ってゆくではないか、完全に出遅れた。

それでも15人くらいは観ることが出来たし、裏の人がいたので昔話をしながら観戦した。
当時はいつも中央が先頭だったと話していたが、あの赤い唇のマークは名門だったのだ。
その後、箱根の登りに大久保がいた大東大や、山梨学院などの新興勢力が優勝したが、今はまた知らない大学が随分出ていた。
東京農大や立教の姿を久し振りに観た。

この4区を知り合いが何人か走っていて、その頃は応援に力が入った。
今は監督者に乗っている監督も知らないやつばかりだ。
もっとも今はワゴン車の中にいて良く見えないが、昔はジープでオープンだったから、選手だけでなく監督がメガホンでわめいているのを観るのも楽しみだった。
かつて知り合いが走った日体大が殿だったが、今昔の感をさらに強くした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒の仕事は天命

2024年01月02日 | Weblog
親族の新年会で呑んだ酒は「夜明け前樽酒」「玉の光純米大吟醸」「ひとめぼれ純米大吟醸しぼりたて生」、好みは夜明け前で、本醸造だが奥行きがありしっかりした酒で樽香があるが飽きがこない酒だ。
鮪、〆鯖、蛸の刺身、煮しめ、真ホッケ、サーモンと鱈の西京漬け、ローストビーフなどで呑んだ。

ワインはムスカデ、ブルゴーニュブラン、サンシニアンノンサルファー赤で、30年前はムスカデが良く売れたが名前が認知されると安売り合戦になり、品質の悪いのが出回って市場を壊しちゃうパターンは、キャンティ、ボージョレなどと同じだが、最近は近海で獲れた魚を自分で捌いて料理する人達は、地方の海近の人たちで、ワインをあまり飲まない傾向にあるが、そういった料理との相性が抜群にいい。
幸いにも我が家は妻が相模湾の朝獲れの魚をさばいてくれるので、このワインを飲む機会が多い。
この日は正月休みで朝獲れの魚はなく、海老と牡蠣フライ、サーモンなどに合わせたが良かったね。
ブルゴーニュはサントネイにあるメーカーが造る白で、本格的な樽熟成の白でかなり強い。
鮪の漬けとアボガドと大蒜のカナッペにも良かったし、スペアリブのビール煮に合わせて飲んだが、強さが丁度合っていて良かった。
サンシニアンはリーズナブルで、標高が高いところで造っているので、南仏だが日本人にあっているワインと思う。
ウォッシュタイプの酷く熟成したチーズをバケットに載せてトーストしたので飲んだが、チーズの熟成も限度があり、水分が抜け苦くて美味くなかった。

4時過ぎに地震があり、別にこの辺の交通に影響があるわけじゃ無かったが、なんとなく散会になった。
例年よりよほど早いお開きだった。

皆さん帰ったので残った料理でゆっくりと「夜明け前樽酒」を吞み、その内カルバドスに替えて塩豆や柿の種の乾きもので飲んだ。
昨年暮れに収録された桜チャンネルの伊藤貫と馬淵睦夫の番組を視聴した。
以前、伊藤貫はディープステイトという言葉を使わなかったと思うが、この番組ではハッキリとそう云い、ユダヤ人の口から我々がアメリカを支配しているという発言を紹介していた。
もはや陰謀論でもなく、ユダヤ人が世界支配を認めているわけで、この数年の馬淵睦夫の努力が報われているなあと感じ、いよいよ今年は、オランダ、ハンガリー、アルゼンチンに続く国に日本がなるかなと明るい希望を抱いた。

5時頃から釣りに行っていた長男が9時前に帰ってきた。
魚っ気が無くノーバイトだったとのこと、毎日行ってると状況が分かるが、偶に行くんじゃ海の善し悪しは分からない、出会いがしらのヒットってそうあるもんじゃない。
風呂から出てきて餅4個の雑煮を食べ、パンと煎餅を食べていたが、その量たるや半端じゃなく、我が家の胃腸の強さの系譜を目の当たりにしたね。

零時前まで参政党や今の世界の政治状況、今後の仕事などについて話をした。
二日酔いで呑んだので、3時頃にはすっかり酔って眠くなっていたが、その後、この年になってもずーっと酒が呑めるってえのは、天が死ぬまで酒の仕事を命じているに違いないと感じた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする