キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

小学館も考えたね

2024年01月28日 | Weblog
3時前に散歩がてら図書館へ本とCDの引き取りに出かけた。
昼頃曇ったがこのころ又日が出て暖かだった。
先に果樹公園のベンチでストレッチなどの運動をして、町内のオバアチャンからの電話の対応をして、図書館へ寄った。
帰りにオバアチャンの家に寄って用事を済まし、帰って来たら4時で、さっそく相撲を観た。
照ノ富士実に強かったな、膝のけがでもういけないかと思ったが、いざとなったときの地力はぴか一だね。

晩飯は鮪の刺身、湯豆腐、茹でスティックブロッコリー、筋鉾、里芋煮、鮪煮つけなどで、ついこの間までならストーブで酒を燗するところだが、呑まないのが習いとなると吞まずにいられるもので、30分で飯が終わり、風呂吹き大根にするために大根をトリミングして鍋をストーブに載せた。
煮あがるまで待っているわけにはいかず、お茶をもって8畳へ移動してPCをチェックしたら、昨日頼んだ色川武大「街はきまぐれヘソまがり」小学館P+D BOOKSが配達完了になっていたので郵便受けに取りに行った。

単行本で770円とやけに安いので、いったいどんなものかと思って興味津々だったが、デジタル本をペイパーバックにした体裁で、ざらざらした紙に大きな字で印刷してあって年寄りには有難い仕様だ。
もう先が無いから20年も30年もたなくてもいいわけで、若い人向けにはデジタルブックで供給し、ジジイに対する配慮に抜かりなく、大きな活字で廉価で提供してくれるから、マーケッティングも含め、これを考えたやつは大したもんだなと感心している。
確かこれ見たことあるとおもい、調べてみると2015年から始めたらしく、この本は昨年10月に出ていて100回配本達成とあるが、奥付は暮れの12月19日となっている。
初回配本16冊、二回目8冊で、その後も最低毎月2冊ずつ出していて、今年の1月の配本が103回なので10年近くになるから250冊以上出したようだ。
リストを全部当たってみたが、川崎長太郎や小沼丹など何冊か読みたいのがある。
一般的なものからマイナーな作家の本にかじを取ってくれる時期に掛かっているようなので今後に大いに期待したい。

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駅酒場

2024年01月28日 | Weblog
大磯図書館で借りている「駅酒場探訪」は酒飲みの心と旅心を誘う本で、北海道から九州までのエキナカ酒場を巡っているが、根が天邪鬼だから九州から読み始めた。
仕事で良く行ったからなあ九州へは。
熊本で馬肉を肴に、隣に座ったJALのCAに勧められるまま熊焼酎をしこたま飲んで、前後不覚になり、いつの間にかクラブのママを口説いた恥ずかしい経験や、鹿児島の友人と待ち合わせて芋焼酎を飲み、どうやってホテルへ帰ったか分からないほど天国に近いところで彷徨ったことがあったりで、酒の失敗の記憶も多いがとにかく馴染みがあるんだ。
鹿児島駅近くの市場で買った桜島大根の切り干しが絶品で、次に行ったときに大量に仕入れたり、駅裏の小さな店で、オバサンが目の前で上げたさつま揚げをしこたま買ったり、父と弟と3人で、父が終戦時にいた鹿屋基地の分隊へ行き、その途中の焼いた地鶏の美味いのを出す店で焼酎を飲んだり、ホテルの部屋で焼酎のボトルを開け、晩飯の時に、さらにボトルを開け次のを頼んで残したら、翌朝テーブルの上に残ったボトルが置いてあった。
臼杵の「山田屋」で取引先から河豚のコースをごちになった。
河豚といえば、別府の豊後くれない太鼓のチームリーダーにも何度かごちになった。
それで冬になると河豚を喰わでいられない身体になってしまったのだ。
紅太鼓には関鰺関鯖が大人気になった20年ほど前に、盛大に奢ってもらったこともあったなあ、一緒に海岸でトンビに鶏肉を投げ上げて喰わせ遊んだこともあった。
酒に関するいい思い出もたくさんあり、やっぱり最初に九州から読みだすにはそれなりの理由はあったんだね。
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綺麗ごとだけじゃ亡国の憂き目に

2024年01月28日 | Weblog
福井義高「日本人が知らない最先端の世界史」は、通史かと思っていたら戦前戦中の状況についてそれぞれ課題を決めて解説している本で、林千勝の視点と似ているところが多く、その頃アメリカや日本政府の中枢にスターリンのスパイが多く入っていたことにより、物事が動いた歴史が書かれている。

今はロシアの諜報活動がソ連の頃よりかなり弱まっていると思うが、今、日本には中国のスパイが政府中枢や企業・大学に入り込んでいて、流石に国の維持に長い間苦労をしてきた国だなあと感心もするが、手をこまねいている日本政府に失望している。
戦後民主主義教育のお陰で、お花畑の人が大量に生産され、何か事が起これば便利なベンディングマシンと化し、少なくともカネを稼ぐ能力があったことだけは確かだが、この他に類を見ない優れた国が亡んじゃしょうがない。

今までは地政学的に特異なところにあり、特別いい条件に恵まれていたが、移動手段や兵器の性能が上がり、島国のアドヴァンテージが薄れてきている。
周りに話し合いでケリがつくような国があるわけじゃないことを自覚して、国を守ることをあらゆる角度から検討して即実行することが望まれる。
この本を読むことにより、各国が生き延びて行くかのために権謀術数の限りを尽くしていることが良く分かる。

取り合えず読了したので、これで平塚図書館で借りていた本とCDを一式返却できるのでほっとしている。

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久し振りに映画を観た

2024年01月28日 | Weblog
返却期日が迫っているので「最先端の世界史」を読んでいるが、これはきちんと読んで返却したい。
というのも、数年前にこの福井義高の世界史上下を水島聡が紹介した時に買おうと思い、藤沢のジュンク堂で手に取ったのだが、何故か買わなかったためその後機会を失ってしまったのだ。
読みたいと思った本はファーストコンタクトで買わないと拗れる、まるで女性との出会いと一緒だね。
心惹かれたら直ぐに手に入れないと駄目だ。

ともあれ夜中の10:20にプレシネの枠で「CODA」があったので、それまでの時間読んだ。
この映画は面白かった。
両親と兄が聾唖の家族に生まれた健常者の娘さんが、家業の漁師を手伝いながら高校に行っていたが、チョット惹かれた男の子が合唱部に入るのを見て自分も入った。
歌は好きだったが人前で歌うのが恥ずかしく初日に逃亡したが、男の子に未練があったのか音楽の先生が良かったのか、兎に角練習に参加すると才能を先生に見ぬかれ、バークレイ音楽学院に進むよう云われ、家族との葛藤があったものの先生の個人授業もあって、見事に合格し、家族と離れ旅立つまでの物語。

寝たのが1時を過ぎてしまった。
今朝は5時に一度目が覚めたが、二度寝に成功、7時に起きて朝飯を作った。
ヒラタケと豆腐とほうれん草の味噌汁、おでん、太刀魚の煮つけ、鰺の干物、白菜漬け。
ストーブを点けることもなかったので寒波は過ぎ去ったようだね、いよいよ来週は春分だが、湘南は何処をどう見ても既に春だ。

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