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キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

IWGP決勝戦の夜

2025年04月27日 | Weblog
アントニオ猪木の弟が書いた本を読み始めたが、書斎フィッシングの妄想時間が長くて読書に費やす時間が無い。
そのため読みたい気持ちは大いにあるが最初の数ページを読んで止まっている。

思えば二宮海岸での釣りの思い出を反芻するだけでなく、パースでの小物釣り、クライストチャーチの友人の家の前の運河での青物釣り、チリでのブランウン・レインボートラウト釣り、ライ川での鯉釣りなど世界各地にコンパクトロッドと日本製ルアーをもって、海外の魚が釣れるのかどうか試してみたもので、チリではシュガーミノー7㎝が威力を発揮し、60㎝オーバーのトラウトを連発した。
クライストチャーチの運河では、タックルハウスのMが威力を発揮し、友人がこんなところで釣りをやろうなんて思わなかったが、釣れるんだと驚いていた。
まあ、そんな事を思い出しながら次回海外に出かけるなら、どのコンパクトロッドがいいだろうかなどと、カタログのスペックを眺めながら長い時間検討を重ねている。
カネは掛からないが時間が掛かる愉しみなので、書斎ルアーフィッシングは隠居生活者にはうってつけのフィッシングであることは間違いない。

IWGPというのは、アントニオ猪木が世界NO1を決めようとの思いから作った組織で、まあ、裏の動機は、全日本の馬場にアメリカからの人気選手の招聘を抑えられてしまい、考えついた窮余の策の印象が否めないものであったが。
その初回チャンピオンを決める試合で、ハルク・ホーガンにエプロンでアックスボンバーを喰って舌を出して失神し、まさかの負けで、ホーガンに初代チャンプの座を奪われた。

当時のハルク・ホーガンは、単なる体のデカイでくの坊だったが、日本のプロレスのレベルの高さに刺激を受けて奮起し、後にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでWWFのチャップになり、映画にも出て大スターになった。
だが、この時はプロモーターでもある猪木を打ち合わせとは異なり、KOしてしまった事で、慌てふためいていた姿が印象に残っている。
この失神KO負けは猪木がとっさに思い付いたギミックで、実は意識もあり、これで第二回IWGPにホーガンに対する復讐劇というテーマが出来、成功間違いなしと思っていたわけだ。
搬送され入院した病院からその日の夜更けに抜け出して、その車は弟が運転し、後ろの席には猪木と倍賞美津子が座っていた。
この場面からこの本は始まっていた。

プロレスとは、一番センセーショナルなことは何かと考えるゲームで、そのためには肉体を鍛えて何なりと対応できなきゃいけないが、そのキーコンセプトを最初に持って来たわけか。
教養の高い方は、プロレスは八百長だと云って一段低いものとして見向きもしないが、それなら相撲だって多くの取り組みが八百長であるし、演劇が高尚なら、これだって筋書きが決まっていて、云って見れば八百長じゃないのか。
要は筋書きが決まっているものを演じ、如何に観客に感銘を与えるかが問題であって、筋書きがあることを非難される筋合いはないってことだ。
オリンピックのレスリングと似ているから同じと考えがちだが、プロレスとはプロがやるレスリングではないのだ。
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