五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

子供が挨拶する日

2009年10月10日 | 第2章 五感と体感
先日、某学校の創立125周年記念のコンサートを聴いてきました。
毎年横浜みなとみらいホールで行うのですが、今年は特に派手やかに催されました。

大ホールで催すこのコンサートは、プロの音楽家の演奏を楽しむだけではありません。演目の最後に父兄や卒業生、そして教会の合唱団に所属する方々の合唱を聴くことで、益々コンサートの深みが増すのです。

今年はモーツァルトの荘厳ミサ曲の一部に挑戦です。

去年よりも人数が増えた合唱団の顔ぶれを眺めながら、舞台に立った友人の喜び溢れた表情に私も気持ちが躍動しました。
名の知れた指揮者とプロのアンサンブルの演奏で、大舞台に立てるのですから、この醍醐味を知ったらやめられない、という気持ちもわかります。

合唱団の人数が大幅に増えた分、指導者のご苦労が偲ばれましたが、いやいや、そんなことよりも、出演者の達成感のほうが勝り、観客も拍手喝采。

そんなこんなで楽しい時間を過ごす私たちに、ばったり出会った出演者の友人のご子息が「今日は、いらしてくださりありがとうございます。」と深々と頭を下げました。「いえいえ!とっても楽しんでいますよ。こちらこそチケットをありがとうございます。お母様によろしくね、」と会話を交わし、6年間、共に育った我が子の友人の成長に、新たな喜びが湧き上がりました。

「子供が親に代わってに挨拶する」ことに出くわした私は、なんだか自分が成長したような気分になりました。

人と人との交わりは、机の上ではできません。
自然と人との交わりができる人になるには、やはり、いろんな舞台に立つことから学んでいくのでしょうね。

それと、社交は親の後ろ姿から学ぶものだと、しみじみ感じた夜でした。

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