五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

祗園女御の結婚

2012年06月14日 | 第2章 五感と体感
大河ドラマ平清盛に登場していた祗園女御こと松田聖子さんが結婚とのニュースで世間が盛り上がっております。

白河法皇に寵愛された白拍子の役と合い重なり、面白さを感じています。

平家物語では祇王と仏御前もそうですし、静御前に常磐も然り、一人の女性が輝く時期のなんと短い事…。現代でいえばセクハラ同然です。

近江の国でひっそり暮らす祗園女御のイメージを払拭し、幸福感溢れる話題を提供する彼女に、生きるエネルギーの強さと並々ならぬプロ根性を見せつけられた様な気がしています。

…、

アイドル全盛、歌謡曲がもてはやされた時代に、それらに全く興味の無かった私が、今では謡曲を愉しみ、白拍子の舞いを妄想していること自体想像もしていなかったことです。
聖子ちゃんに、してやられた感を持つのも、同世代の僻みでもあるかもしれません(笑)

身体の底から異物を感ずることなく通る声、頭のてっぺんから指先まで気を入れて、謡い、舞おうとする私の能楽修業は、始めるにはちょっぴり遅かったかもしれませんが、悔いなく死ぬためには、どうしてもやらねばならないことなので、自分の喜びの体感を今までよりも大切に生活していきたいな、と思います。

今度の会見は、「ビビッと」ではなく、「ビビビッと」でしょうか^^。

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