五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情は生き抜く力

2012年02月15日 | 第2章 五感と体感
「私には怖いものが無い。」
と、言われると、「きっと大きなストレスを克服し生き延びてきた人だからこそ、こんなことを言えるのね」と、小心者の私は解釈します。

でも、「ほんとうに怖いものが無い」と真顔で言われたら、不気味さを感じます。

人には感情があります。

その感情はいつも一定のものではありません。一定のものでないために、人は色々と苦しみます。

「不安が人の本質である」ことは、何度も書いてきたことですが、もし、「平安感が人の本質」であったら人間はとうに滅びているかもしれません。

恐れること、畏れることを知らなければ自分の命を守ることができないからです。

恐れは自分の命を脅かす危険信号的な感情です。

そして恐れることを感じるということは、その逆の安心な概念を知っているからこその感情だと思っています。

安心感を知らなければ、恐れも感じず、感情が湧いてこないはずです。

つまり、振り子のような自分の感情が、大きく揺れたり、揺さぶられたり、程よく揺れていることは自分の心身の健康を保つために必要な状態のようです。

振り子が「恐れ」ばかりに傾いていると、苦しくなります。
でも、「平安」ばかりに傾いていても、生きる術を見失います。

塩梅良い自分の振り子の振り幅は、自分自身のストレスのスケールとなります。

「どのくらいの恐れ」が自分のストレスの限界か、意識しておくと、自分自身をちょっとは冷静に見ることができるかもしれません。
ストレスのスケールを意識しておくと、ストレスの回避を考えるようになります。
「睡眠を取ろう」とか「美味しいものを沢山いただき、栄養を取ろう」とか「嫌な人の所には敢えて行かない」とか…

心の内を知っているのは自分自身…。自分の感情の振り子を大切にして暮らしたいものです。

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