五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

生き甲斐を意識する

2013年10月26日 | 第2章 五感と体感
昨日のたまプラーザの生き甲斐の心理学講座は10月期の初回でしたので新規の方々をお迎えした講座となりました。
昨日は「思考」をテーマに講座を展開しましたが、初回から皆様の個性が花開き、和やかに時間を過ごすことができ嬉しく思っています。

自分の生き甲斐とは何か?という問い掛けが自ずから自分の内からふつふつとわき上がってくる人もいれば、まったく生き甲斐についてを自問自答しないで人生を終える人もいらっしゃるようです。

自問自答する機会に恵まれる人生は、もしかしたらそれだけで幸せかもしれません。
生き甲斐とは何かを自問自答することは、自分の将来への方向性の何らかの基準になるはずですし、心のどこかで悔いなく生きたいという意識が成されるようにも思います。

講座を終え帰路の電車内でお隣に座った80歳前後の男性お二人の会話に興味が湧き耳を傾けると、

男性1「いつもは家で何をしているんですか?」

男性2「何ってことはしていませんよ。テレビを見たり、ぼぉっとしたりしています」

男性1「何かしないとダメですよ」

男性2「・・・・・」

男性1「何かしないと身体も頭も動かなくなりますよ。私は、毎日やることがたくさんあって楽しいですよ。」

男性2「・・・・・」

男性1「今日は楽しかったですね」

男性2「ええ、楽しかったです」

男性1「来年早々の会でお会いするのを楽しみにしていますよ。お身体大事にして、来年お会いしましょう!では!」

男性2「はい。〇さんもお元気で。」


まさに生き甲斐の会話をしていらっしゃる、、、と、思いましたが、男性1はかなりアクティビティな暮らしをしていらっしゃるご様子。一方男性2は、どうも会話の通りの生活をしていらっしゃるご様子です。男性1が電車を降りた後、何気なく隣の男性2のお顔を確かめてみると、穏やかな澄んだ目をされた品の良い紳士風です。男性1を見送りながらにこにこと姿勢よく座っていらっしゃいます。お話するならこの男性2と会話してみたいなぁ。。。と、。

結局は「自分の生き甲斐については自分でどうにかするものなのであり、人からいちいち言われたくないものなのかもしれない」と、その男性の穏やかな横顔を見て思うのでした。人が何を言おうと、自分が自分のありように落ち着きを感じるのであれば、それで良いのです。

「何かやりましょうよ」などと云う事はある人にとってお節介言葉掛けなのかもしれません。

「自分の生き甲斐とは何か?」という問い掛けが自分の頭に湧いて来た時に、私達の講座がお役に立てば良いと思うのです。

ソクラテスやプラトンと同様に永遠普遍の人間の思索テーマを自問自答しながら生きる選択をしている私は私なりの幸福感を体感していることに満足感を得ています。

個人の幸福感には、それぞれの尺度があるわけです。その尺度は他者にはわかりません。

まずは自分の尺度を測ることから始める事が大切であることをしみじみ感じながら電車を降りました。

そうそう。自分の内に答えがあるのですから…。

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