五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

都会のオアシス

2007年01月30日 | 第2章 五感と体感
青空が広がり、梅の花を楽しみながら、ぶらぶら歩くには丁度良い気温。

仕事のついでに祖先のお墓参りをしようと、東京タワーの袂にある増上寺を訪れました。
本堂の大屋根の向こうには東京タワーがそびえ、瓦の黒と東京タワーの赤い色が、青空をバックにくっきりと浮かび上がって見えます。

昔は、この異質なものとの組み合わせに違和感を感じたものですが、今では 懐かしく愛する故郷の風景の一つとして、大切にしています。

お昼休みの時間帯。
本堂に入ると、以前は見なかった光景に出合い、ちょっと驚きました。
サラリーマンの方々が用意された椅子に座り、瞑目しているのです。
周りにはビルが建ち並び、多くの方がそのビルの中で働いています。

休憩時間に、公園を歩くのも良し。
近くのお寺で、瞑想するのも良し。

わずか数分でも、仏様を前に目を瞑ることは、お金では買えない とても贅沢で恵まれた一時。
姿勢を正し、目を瞑るスーツ姿の人々を眺め、与えられた僅かな時間を自分の為に有効に使う「心の余裕」に、将来の明るさを見たように感じました。

祈ること。拝むこと。手を合わせ願うこと。
深く息を吸い、深く息を吐く。

私もこの時間をもっと大切しようと思います。

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1 コメント

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嬉しいお話 (Unknown)
2007-01-31 08:58:19
東京のオフィース街の真ん中にでんと存在する増上寺、そこでのお昼休みに多忙なビジネスマンが瞑想するお話を有難うございました。日本のビジネスマンの中にも、このような昼休みを過ごす人々がいるのをしり、嬉しくなりました。どんな瞑想をしておられるのでしょう。美しい光景ですね。
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