五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

秋の訪れを感ずる

2012年09月08日 | 第2章 五感と体感
我が家の名物萩が、三日前に開花しました。

今年は6月の野分でなぎ倒され、どうなることやら。。。、と案じていたのですが、なぎ倒され、折れた枝を思い切って切り落とすと新たに枝が育ち、お陰で例年よりも風通しのよい高さで安定し、無事花の季節となりました。

夜は虫の音。
昼はさらさらと風になびく萩。

野分が来ない限り、これから一カ月は萩を愉しむことができます。

夏から秋にかけての光の落ち具合とか冬から春にかけての微妙に変化する山の色は、日本の風土の季節の変化の象徴的な様子だと思います。

この微妙な変化を読み取ることができる日本人の感性が「もののあわれ」というアイデンティティを生み、見えないものを見ようとする「ちから」を具え、幽玄を見い出してきたのでしょう。

変化の過程を季節の中で感じ取る時間を与えられている私達は、二元性の間に限りなくある何かを身体で知っているのだとも思います。

夏から秋の衣替えを日々感じながら暮らすことに豊かさ覚える人は幸せなはずです。

お盆過ぎから読み始めた西行花伝もそろそろ読み終えることができそうです。

言霊に魂を籠めることは、自然の中に心身を含み含まれることの探究であり修行かもしれません。

どこまで言霊と合い交わることができるのかは、才能の無い私には永遠に無理なことかもしれませんが、どこまで表現できるのかという静かな挑みは死ぬまで続けていけるような気がしています。

言葉は言霊だ・・・

「言霊の何持たずとも十五夜のもののあわれと自ず戯る」。。。また、一句。お粗末さまでした^^;

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