五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

あなたと私の感情

2012年09月07日 | 第2章 五感と体感
自分の傾向を知り、相手の傾向を見通すことができてくると、「あなたと私」という関係から発生する自分のストレスが意識されてきます。

自分と他者を比べることに何の意味があるのでしょう?

人によって意味は違うかもしれませんが…。

他者と違う自分に引け目を感じたり、優越感を感じたり、好意をもったり、憧れたり、嫌悪感を感じたり、、、、そのような感情が湧いてくるのは当然のことで、感情は人に与えられた宝物です。

自分の考え方、捉え方から湧き出す自分の感情を意識することで、自分の方向性を自分自身が決めていくようです。

でも、自分の感情が意識できず、相手を吟味することを通り越して、いきなり非難したり暴言を吐いたり、暴力をふるったりすることは、とても悲しいことです。

「私とあなた」の関係において、本音を言いたい相手にちゃんと伝えているか…、伝えられないことによって、身近な誰かに自分の感情を理不尽にぶつけていないか…、

もし、自分の感情を言いやすい誰かにぶつけているとしたら、言われている誰かはとても苦しんでいることを忘れてはなりません。

「答えは自分の内にある」事を知っている人は、きっと現実を吟味する力が強く備わっている証拠かもしれません。

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