五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

考える力

2008年07月20日 | 第3章 無意識の世界
教科書的な言い方かもしれませんが、「考える力」を養う時期は、相応にしてあるのだしみじみ感じています。

この「相応」というのは、考える内容によって個人的な成長の度合、もしくは個性によって全く違ってきます。

子供のころ、思いもよばなかったことが大人になると理解できるようになり、大人になると忘れてしまう感情もあります。

でも、

「私」という容れ物は、私以外に所有者はいません。

「私」が「私」を放棄してしまったら「私」はどうなってしまうのでしょう。

「考える力」は「生きる力」です。

親のせい。
社会のせい。
先生のせい。
友達のせい。
兄弟のせい。
環境のせい。

○○のせいにばかりしていると、鏡に映る自分の顔、悲しげな顔や無表情になっているかもしれません。

「今、湧き上がる感情」を感情のままに表現することは、とても大切なことですが、表現する前に、表現してみたあとの「結果」を想像してみることも大切なことだと思うのです。

考える力は個人の中に必ず宿っています。そして、答えは「私」の内にかならずあるはずです。

答えを導くのは本人です。でも、考える時間を提供することは、他人でもできます。
「身近な人の配慮」、社会がきちんと考える時期にきているような気がしてなりません。

夏休み。

親子の穏やかな対話。
試みてみませんか?

最近起こる事件の数々。気になります。

私たちNPOが教育活動できることは、「もやもやした言語化できない何か」を、時間をかけて自問自答していくことです。時間をかけてのんびりと勉強会を通して共に学び合っていきます。

「生き甲斐の心理学」
NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会は、そんな地道な活動をしています。

10月17日狛江市エコルマホールにて講演会を行います。
詳しくはHPにて、ご覧ください。

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