五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

突っかかる人の愛の原型

2011年08月22日 | 第2章 五感と体感
いちいち、突っかかってくる人に時たま出会います。つまり、八つ当たりです。

年齢を重ねるとともに、互いにある程度自分の身の程や身の丈、立場を受容できるようになってくるので、段々とそのような出会いは少なくなってきましたが…。

私の発する言葉のどこに、相手は反応するのか、暫らく会話しながら推察していく癖は、心理学の学びのお陰である程度冷静にできるようになってはいるものの、プライベートな付き合いでは、気付いたら巻き込まれて、痛い思いをする、という経験は無いとはいえません。

突っかかってくる人は、どんな人に突っかかるのでしょう。また、自分自身も同じことです。どんな人が突っかかりやすいでしょうか…?

家族とか、親しい友人とか、職場の人間関係においてとか、電車内の見知らぬ人にとか、社会全体に対してとか…

自分の感情が出しやすい相手に対して起こる現象だと仮定してみると、突っかかりやすい相手のパターンがあるかもしれません。

自分がその対象になった時、「その対象に自分がなっちゃっている」と意識できるだけでも、ストレスが強くならないかもしれません。

そんな時、相手の「愛の原型」に目を向けてみると、嫌な感情から憐みの感情へと自分をシフトできるようになるのが不思議です。
憐みの感情は、自分の不快感をある程度解消してくれるのです。

「愛の原型」とは、人がどのように愛されて育ってきたか、その原型を云います。つまり、親からどのような愛を受けて育ったか、自分自身が持つ解釈やイメージが、その人の思考と感情と行動を支配してくといっても言い過ぎではないのです。

自分自身の愛の原型を意識してみた時、自分の傾向に気付くこともあります。

家族の中の一人が、その突っかかる対象になっていたとしたら、逃げ場を失うのは当然です。
逃げ場を失って、なんらかの現象に出ているとしたら、可哀想なお話です。

他者のことは、わかりません。
少なくとも、自分自身が、どんな愛の原型を持っているか、瞑目しながら意識化してみる時間を持っていたいものです。

いつも大人しく、なんでも「うんうん」と言っていると、大抵、誰かからの攻撃が始まります。

自分のセルフイメージを意識しながら、自分の愛の原型が家族や友人に何らかの影響を与えていないか、ほんの少し意識を向けてみるのも平和な人間関係の築き方の一つであると思います。

良いとか悪いとかの問題でもないのです。人は、何らかのバランスを取りながら生きているのですから・・・

ただ、泣き寝入りは、損です。

☆☆
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