亀の子束子 キーホルダーはお友達から頂いたもの。
亀の子たわし 2017年9月8日
先日、知人の個展に行きがてら、千駄木から根津を散策しました。
上野の美術館の帰りに上野駅でなく、谷中の風情を楽しみながら歩くことはあるのですが、いつも行き当たりばったり。今回は土地に詳しい友人に案内して頂いたので、A地点とB地点の繋がりの道筋がようやく理解することができました。
千駄木から根津の間にくねくねとした蛇道があり、昔ながらの家並みが微かに残っている場所だそうで、そこを小豆アイス最中を食べながらふらりふらりと歩いていくと、束子で誰でも知っている亀の子束子屋がありました。亀の子束子のサテライトショップのようで、小さな家を改装した小さなお店です。
表装では、棕櫚(しゅろ)の刷毛は、裏打ちするのに欠かすことの出来ない刷毛で、今や、良いものを買おうとすると7,8万円はします。24,5年ぐらい前に私が道具をそろえた時も、刷毛だけで7万円近くかかったことを記憶しています。その時の棕櫚刷毛の値段は3万円前後でした。
その棕櫚刷毛は今だ健在で、壊してしまったら大変な出費になるので、手入れに気遣いながら使用しています。
そんなわけで、棕櫚は私にとって、とても大事な道具の素材なのです。
そして、同時に欠かせないのは、亀の子束子です。台所のシンクを磨いたり、雪平鍋や鉄鍋を洗うときは、必ず亀の子束子が登場します。
これも、棕櫚刷毛同様、使い終わったら水を切り、なるべくぶら下げて水分を落としておきます。
棕櫚のチクチクした肌触りも好きで、亀の子束子には、とても愛着を感じています。
亀の子束子のお店には、新素材のスポンジなども置かれていて、新たな使い道を工夫した棕櫚製品がたくさん並んでいました。
今回は、いつも買う安価な束子でなく、細めの棕櫚を使った高級束子を購入してみました。
ちょっとお高いですが、使い心地が楽しみです。亀の子束子のパッケージが素敵なので、まだ、飾ってありますが、今使っている束子が古くなるまで暫く待ちます。
今度は亀の子束子本社工場で、亀の子束子作り体験をしようと思います。
台所であろうが、表装であろうが、やっぱり昔ながらの物に目を引きます。
長年使える道具を大事にしていきたいものです。
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