五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

左利きの良い加減

2016年02月14日 | 第2章 五感と体感
左利きの良い加減2016年2月14日

幼い頃は、左利きのお陰で、大変苦労しました。
右手で字を書くよう強制的に練習させられ、見えないところで左手に持ち替え生き抜きしつつ、人並み?を学びましたが、人の根本的な特性を無理やり変えることの歪みについては、すでに小学生の頃に気付いていたようにも思います。

「お箸を持つ手は?」と聞かれ、混乱していくうちに、どちらが右か左か混同してゆく幼稚園時代も記憶にあります。そのうち、「自分がやっている事とは反対のこと」と、心に留めている内に混乱している事すら解らなかったかもしれません。

「左利きだから右手のメロディが弱いのよね~」と、ピアノの先生から言われたり、「あなたが林檎の皮を剥くと分厚くなる」と母に言われたり、縫物にしても編み物にしても、右手で習うものは、自分の頭で再構築してゆかないと習得できなかったようです。でも、このような習得については、「不器用な私」という思い込みが、段々と手習いを遠くさせていったように思うのです。
右利き用の道具を左利きが使いこなすことは、ほんとうに凄い事なのですが。

でも、唯一、「絵は上手いよね~」と言われ出し、それが自分の中に自信が培われてきたきっかけでもありました。
「あなたは左利きだから~。○○だから~。」ということは、自分が言う言い訳よりも、人から気遣われて言われ続ける言葉の方が、自信を喪失してゆくことも後になって解りました。

私が言い訳嫌いであることは、そんなところから来ているのかもしれません。
「○○だから、出来ない」という言葉を気楽に言えたら、なんと楽な事か。。。とも思いますが、これも自分の生育史による個性の一つなわけです。

先日、友人3人とカウンターのラーメン屋に入りました。私が真ん中に座り、左で食べ出すと、左に居た友人が「あら左利きだったの?」と言い、彼女は右で持っていた箸を左に持ち替えました。そうすると、右に座っている友人が、「じゃ、私も、」と、箸を持ちかえたのです。
好い加減な応用力に、妙に感銘した私。

左利きの良い加減は、この経験者でないと解らない加減かもしれません。

◎○◎○◎講座生の皆様へ◎○◎○◎
琵琶湖の唐崎WSは、4月8日~10日です。今回も琵琶湖周辺の遠足を企画しております。

☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。

「生き甲斐の心理学/五感で観る」☆ クりック応援お願いします♪
人気blogランキング




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 見える見えない | トップ | 自分の足元 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

第2章 五感と体感」カテゴリの最新記事