五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

憧れと好奇心 芭蕉に想う

2019年10月24日 | 第2章 五感と体感

芭蕉庵跡は、神社になっています。


憧れと好奇心 2019年10月24日
芭蕉に想う

11月14日に清澄白河庭園の庵を借り、
勉強会をするにあたり、
清澄白河駅から歩いて10分ほどの場所にある
芭蕉記念館と芭蕉庵跡を訪問し事前勉強してきました。


芭蕉庵跡と芭蕉記念館は、清澄白河駅のA1出口です。


芭蕉庵跡から出てきたカエル。たぶん芭蕉が好んで置いていたのでしょうね。


伊賀上野で藤堂家に仕えていた芭蕉は、
主の死後刀を置き、俳句の世界に入ります。

武士が刀を置き、歌の世界に入った西行と重なります。
西行の場合は、もっと激しい情動のようにも思いますし、
世情を考えると、西行の事情も窺い知れます。
西行から500年後に、
西行に憧れた芭蕉が登場します。

奥の細道を辿るにあたり、
西行が歌を詠んだ場所を芭蕉も歩きました。
自分の足で歩き、その場に立ち、俳句を詠む作業は、
まさにアースフィーリングの言語化でありましょう。


芭蕉は、このような服装で旅をしたそうです。

深川の庵から出発し、到達点の大垣に至る旅を終え、
逗留していた大阪で亡くなります。

2019年は芭蕉が奥の細道の旅に出てから330年の年です。

先日開催された芭蕉展(出光美術館)もその記念として
開催されました。

現在芭蕉記念館では、芭蕉の旅を辿る展示を開催中。
10月27日までだそうです。


芭蕉記念館

西行に憧れた芭蕉は500年前の西行を想い、、
西行は、300年前の空海を想い、
そして、私は、800年前の西行と300年前の芭蕉を想っているわけです。
憧れと好奇心は、人の心を豊かにします。
憧れを抱き、知ろうとする心は、
自分の成りを、
更に自分らしくしていくプロセスであるように思います。

更に芭蕉は、大好きな義仲が祀られている義仲寺に眠っています。
琵琶湖の畔の小さな寺の庵に滞在し、
芭蕉に焦がれる人々が集まり、連句したことを
想像すると、私の憧れも益々強まります。

誰かに憧れる事も湧き出す好奇心も、
あればあるほど楽しきかな。









芭蕉記念館の裏手が墨田川。
歩道には芭蕉の句碑。

芭蕉記念館と芭蕉庵跡は、徒歩5分ほどの距離があります。

憧れを抱く観点は、人それぞれです。
ミーハー心が、その人の個性を育んでゆくようです。
誰かに憧れる心は、人の想像力の原点だとしみじみ思います。

好きな事に没頭できる心の動きは
何にも勝る宝物でありましょう。



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10月11日(金)~13日(日)
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2019年10月8日
2019年11月26日です。以前の予定とは違う日程ですのでご注意ください


2019年11月14日
清澄白河庭園での勉強会について:
詳細は会報に記載されています。






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