五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

私が期待しているもの

2019年10月03日 | 悔いのない人生とは?

photo:the okura

私が期待しているもの   2019年10月3日

地球上の人間が、地球という
今や狭まれた環境の中で
どうやって互いに生き延びていくか。

火星に期待し、移住する時代は、
もしかしたらそれほど先の事では
無くなるかもしれませんが、
期待することを他所に求める前に
私達が住んでいる地球のことを
人間の知恵でどうにかしない限り、
人が住むことの出来る環境を
保つことはできないことが
本当に現実の問題となっています。

同じ地球に住む人々が
それぞれのボーダーラインを引く事で、
自分たちの身を守ってきたことが、
段々と限界に近付いてきたようにも思うのです。

地球環境に警鐘を鳴らす学者と政治家と資本主義者が
どうしたら共鳴し合えるかを考えて
まとめようとする人が出てこないのが
それこそ自然の摂理であるようにも
思ってはいましたが、ジャンヌダルクのような
一人の少女に期待するも、彼女を叩きのめす人々の
存在も浮き立ち、共生を唱えようとする人々の
声が地面にしみ込んでいっているようにも思えてなりません。

ロジャーズが云う「人はよき方向に向かっていく」という
性善説を元にした「自己成長理論」も、
考えてみれば自分のみをよき方向に持っていく事に
焦点を当ててみると、間違ってはいないようにも
思うのです。言葉を変えれば「他人を蹴落として
自分勝手な自己成長」も人間の性質というわけです。

リーマンショック以来に現れた
新しい経済の形を唱えたピケティの
話題は誰も語らなくなりました。
経済のみを中心に動く政治に
もはや品格を見出すことはできません。

人間のみならず「生きとし生けるもの」が
共生する美しい地球を期待するのは、
現実味の無い私の幻想にすぎないのでしょうか。

日本でも、某インフラに関わる
悪代官の存在が浮上しています。
ドラマにするにも品が無さすぎる悪代官ぶりに
ぼかんと口を開けてニュースを見ています。
明治以降、そして戦後からの高度成長期には
このようなことは各地で横行していたことは
想定内のことではありますが、
今回の出来事も、これ以上膿が出ないための
口封じ出ない事を祈ります。
各地の悪代官が露呈することを
密かに心の中で期待しています。

(先日の腰越勉強会でのテーマは、
ギリシャ神話のピュグマリオンでした。
自分の思い通りの女性の彫刻を作り、
その彫刻が本物の人間になることを
期待し、祈っていたピュグマリオンは、
ついに願いが叶います。
源氏物語の紫上にも通ずる神話です。
光源氏は、幼い紫上を育て上げ、
自分の思い通りの女性へと成長させます。
最後は、葵上の自立で幕を閉じるのですが。

腰越勉強会では「あなたは何に期待するか」という
お題を語り合いました。そのようなわけで
改めてブログにて言語化してみました。)
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清澄白河庭園での勉強会 詳細は各勉強会にて告知します。
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