五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

14の防衛機制を考えてみる 其の一四

2019年08月19日 | 第3章 無意識の世界

京都御所 仙洞御所 kyoto

14の防衛機制 
退行

生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制(フロイト)

このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。

「防衛する」ための自分の心と身体の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動に繋がります。

ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
『抑圧・抑制・昇華・合理化・感情転移・
置き換え・知性化・退行・逃避・同一化・
摂取・投影・反動形成・補償』

今日は、退行をテーマにします。
防衛機制「退行」


テキスト94ページ引用
退行:
「現状が苦しいので幼少期に戻って快楽原則に
戻りたい心理」

例としては、
都合の悪い事や難しい事柄に正面から向き合うことをしなかったり、
社会的に上の立場の人に会うとお世辞を言ったり、
お世話になる人に過度に甘えたり、
成長期のある時期に急に親に甘える行動に出たり、
身体症状として現れる退行もあるようです。
ついつい飲み屋に通い浸る行動等々。。。
SNSで発信し、他者に解ってもらいたい行動もある人にとっては
退行の一つであるかもしれません。
「退行」は、生きていく中で、
誰しもが「ハッとするような」事例を思いつくような
防衛機制であるように思います。

現実と向き合いながら、退行を出し入れすることは、
健全に生きていく上での、コツでもありそうです。
退行に大きく偏り過ぎると、依存へと繋がりそうですが、
その手前で、人生を楽しみたいものです。


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「生き甲斐の心理学」

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