五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

防衛機制を考えてみる 其の九

2019年08月10日 | 第3章 無意識の世界

photo 京都御所 京都迎賓館の畳  kyotogosho kyotogeihinkan tatami

14の防衛機制

逃避

生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制(フロイト)

このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。

「防衛する」ための自分の心と身体の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動に繋がります。

ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
『抑圧・抑制・昇華・合理化・感情転移・
置き換え・知性化・退行・逃避・同一化・
摂取・投影・反動形成・補償』

今日は、逃避をテーマにします。
防衛機制「逃避」


テキスト95ページ引用
逃避:
「現状が苦しいので、他のものに心的エネルギーを
出して現状の苦しみを回避する事」

肝心な時に逃避をする人がいます。
もう少し取り組んでいけば、、、もう少し付き合っていけば、
望んでいた幸せが掴めるのに、その幸せが
直前に迫ると、逃避してしまう人にも
時々遭遇します。

一方、自分の苦しい現状が変えられないことを
受容しているからこそ
逃避して、気分転換することも大事な事です。

逃避のバランスを上手に使うことができていると
深刻な現状を健康的に乗り切ることもできそうです。

やはり、目の前に幸せが迫っているのに、
その関係性を切ってしまい、
違う方に乗り換えてしまうことほど
勿体ないものはありませんが、
当の本人は気付いていないことも多いように思います。

目の前のストレスを受容しながら、
前向きに向き合えることは、
一歩階段を昇るために大切な事のように思います。

逃避という防衛機制を軽やかに使いこなしたいものです。

・・・・・・・・・・

「生き甲斐の心理学」

公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座

2019年 9月3日 鎌倉腰越勉強会
お知らせ:
ユースフルライフ研究所主宰者植村高雄先生が
体調不良のため、9月の鎌倉腰越勉強会は、私が担当致します。
現在各講座は、私が代行しています。代行する講座に関しましては、
各講座関係者と打ち合わせしながら行っている状況です。

退院の目途がつき、
現在、回復に努めて、養生中です。
各方面の皆様に、ご心配をおかけしておりますが、
当面は、私が窓口となりますので、宜しくお願い致します。


2019年9月11日 小金井勉強会
小金井・桜町病院の修道会 修道院が会場です

4月5日~7日  二泊三日 
琵琶湖の畔でのんびりと 唐崎勉強会  終了

7月13日~15日 二泊三日
宝塚 売布神社のお隣の修道院にて勉強会 終了

10月11日(金)~13日(日)
東京 町田勉強会 会場:マリア会修道院


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NPOキュール「 ♯生き甲斐の心理学 」講座
 
東急セミナーBE講座
2019年 8月16日  13:30~15:30雪谷校
2019年 8月23日  10:30~12:30たまプラーザ校


2019年4月9日第1回 聖心の布教姉妹会 聖マリアの家「生き甲斐の心理学講座」
   5月14日第2回
   6月11日第3回
   7月 9日第4回
   9月 9日第5回















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