五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

火星大接近の夜

2018年08月01日 | 第2章 五感と体感
火星大接近   2018年8月1日



昨晩は、煌煌と橙色に輝く火星を南東の空に確認し、暫くその大きな星を眺めました。
我が家からは見えないので、近くの駐車場から眺めていると、近所のご家族が子供を二人自転車に乗せて戻ってこられました。
「○○に行ってきたんです~」と、年中さんのお兄ちゃんが嬉しそうにカブトムシの入ったケースを見せてくれました。
夏休み中、近くの公園で蝉取りに励み、夜はカブトムシやクワガタを取りに行く虫オタクであることが判明。
家には衣装ケースの中に昆虫がいるらしく、お父さんもかなりの知識を持っていらっしゃり、家族一同で朝に昼に虫取りに励んでいます。
我が家も週末ごとにどこかの海の岩場に入り、日がな一日海の生物を採取しては観察していた事を懐かしく思い出しました。20年以上も前の話ですが、子育てをしていると、自然の中に分け入る経験をしている子供は、そうでない子供よりも想像力と能動力があるように思います。
以前からフットワークのあるご両親だと思っていましたが、夜の虫取りを愉しむご家族に、頼もしさを感じるのでした。

最近、夜空を眺め、縄文の人々を思うのです。
時々現れる天の出来事に、色々な感情を抱き、その出来事の中からある法則を見出したり、発見したりしながら、天と地の繋がりを、自分たちの生活に取り入れていきました。
現代人がどんな大発見をしても、太古の人々から育んて来た遺伝子があればこその私達であることを忘れてはならないのです。

同じ空を眺めている私達は、一万年前の人々とさして変わらない感情を抱いているのかもしれません。

「今日は一つの木にカブトムシがパーティーしてたよね」と、顔をほころばせていたお父さんも、太古の人々と変わらない感情の種類であることを、火星大接近の夜に、思うのでした。
あと35年後、たぶん、私は生きていないと思いますが、繰り返される宇宙の法則の、ほんの短い期間にしか生きられない生物の連鎖の尊さを改めて考えさせられました。
一か月近く観る事の出来る煌々とした火星を、しばらくは意識しながら過ごしたいものです。


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