道具を変える 2017年8月14日
お盆真っ只中です。我が家も実家に陣中見舞いし、ようやく体調が回復した母が、ちらし寿司などを早朝から作って、いつもの母らしさを取り戻して、安堵しました。
歳を多く重ねてくると、ちょっとした風邪がすぐに肺炎になったり、持病が悪化したりで、回復力が弱くなるのは仕様がない事ですが、夫婦で自立して生活する事が目標であることも承知しているので、娘達は限界まで見守るしかありません。
今年も私自身が「そろそろ限界かな~」と、思うこともあり、そう思う回数が、徐々に増えてきたようです。
それでも、自立することに拘る母親にあっぱれと思いつつ、久しぶりに母の手作りの料理で歓談できました。
一方父と云えば、昨年免許を返上した母に続き、自家用車を引き取ってもらい、事実上運転に見切りを付けました。
物好きで買い物好きの父が、断腸の思いで車を手放したことも理解できるので、車が無くなってからは、車の話題を敢えて避けてきましたが、とうとう先月新しい移動手段を手に入れたのです。
「お父さんが、また、おもちゃを買ってきて、今、四輪車の車が届いたのよ~」と、母から聞いた瞬間、正直呆れましたが、積極的に行動したい本人の意志を尊重すると、法律に触れているわけでもなし、反対するわけにもいきません。
人の自己実現は、自由意思から湧いてくるものであり、家族の心配を理由に遮断すれば、きっと生き甲斐も失ってしまうだろうと思い、暫く様子を見る事にしました。
、というか、
私も乗ってみました(笑)
ブレーキは、両手をグリップから離せば止まり、時速は2キロから6キロです。
車道は走れず、歩道専用で、実家のあたりは昭和の新興住宅地なので歩道がとても広いこともあり、移動手段としては、「まあままいいんじゃないの?」いう感じです。
健常者にとっては、4輪車「セニアカー」に乗るより、歩いたほうが速い、という乗り物ですが、歩くことがままならない人にとっては、安全な移動手段です。
暫くは、父の新しい道具に様子を見つつ、次回実家に行ったら、坂道もトライしてみようと思います。(私も、楽しんでいる、)ということで、落ちが着いたお盆の一日を過ごしたのでありました。
どうかご安全に。
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「江戸表具を愛する会」作品展のお知らせ:
期間 8月22日から27日まで。時間;11時から18時
場所「みなとみらいサブウェイギャラリー」
私は25日以外は、毎日在廊します。
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2017年公開講座のご案内
ユースフルライフ研究所
9月5日 鎌倉腰越講座
9月19日 つつじが丘講座
NPOキュール東急セミナーBE講座
8月18日13:30~15:30雪谷校
7月28日10:30~12:30たまプラーザ校
(NPOキュール会報もしくは東急セミナーBEのホームページをご覧ください)