五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

大森のギャラリー

2017年08月03日 | 第2章 五感と体感


大森のギャラリー 2017年8月3日

もともと海寄りのアーケードを抜けたところにMさんの経営するギャラリーがあったのですが、昨日8月2日に線路沿いを蒲田方面に歩いた商店街にお引越ししました。ギャラリーの名前は「葡萄屋ギャラリー」です。もともと、高級な焼き鳥屋さんの建物で、大森店は70年ほどの歴史がありましたが、今は銀座のみでの営業とのことです。

間口の広い、昭和モダンの建物の外構も内側も、思わず懐かしさが込み上げてくる設えとなっています。
大谷石をふんだんに使った壁や、切り株の椅子やテーブル、自然木をあしらった欄間や床の間まであり、和風モダンの匂いがぷんぷんしてきます。



大森あたりは戦災に遭っており、空襲で焼けています。
私の父が大森生まれで小学生まで住んでおり、家が焼けてしまったので、疎開した伊東に昭和33年頃まで祖父母は住んでいました。
母の叔母が、池上本願寺の管主に嫁いでいたため、祖母は十月の御会式にいつも駆り出され手伝いに入っていたそうです。
私とは接点があるようなないような、直な繋がりではないのですが、私はそのような話を聞きながら育ちました。
父の父が二人の子供を連れて(父の兄と姉)函館から移り、本格的に絵を描き活動していたのが大森の文士村のあたりです。歌舞伎も好きで、戦前は日本橋や銀座を愉しんでいたそうですが、伊東に疎開してからは、同じく疎開した役者等の面倒を見ていたと聞いています。
そのようなわけで、
身近な祖先に関わりのある場所ですので、山王の入り口にギャラリー兼喫茶室ができたことは、私にとっても喜ばしい事です。

幼い頃から母方の実家高円寺の民芸店「ねじめ」が大好きで、放っておくと高円寺北口商店街の「ねじめ」でいつまでも商品を眺めていた私が蘇り、葡萄屋ギャラリーの喫茶室に座っているうちに安心感溢れる嬉しさが久しぶりに湧き上がってきました。

喫茶室では、本業デザイナーのギャラリーのお客様だった人がコーヒーを淹れてくださり、紅茶は銅版画家&イラストレーターの昔からの友人がマイブレンドの紅茶を淹れてくださいます。こだわりの紅茶に関しては、友人がいない日もありますので、確認してから伺った方が良さそうですが、コーヒーはギャラリーが開いている時間内と並行して頂く事ができるそうです。
素敵なギャラリーの発展を祈りつつ、ここにて宣伝させていただきます。



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