五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

スペインの風が吹いた

2017年02月22日 | 第2章 五感と体感


スペインの風が吹いた2017年2月22日

昨日21日は調布つつじヶ丘の某女子校を経営する修道院の学習室にて2017年の一回目の勉強会でした。
某女子校は九段のG学園と兄妹校です。
もともとはフランスが本部である修道会です。

駅から不便な事もあり、参加者は東京西部に住む人が中心で、私はおよそ2時間かけて月に一度通っています。
20年以上、町田にある同じ修道会の修道院を利用しており、それが御縁で4年前から主宰者師匠の自宅近くである事もあり、つつじヶ丘を使わせていただいています。
勉強会には、この修道会の教育者でもあるシスターも参加されており、更に有り難い事に、10年振りに桜町病院の療養病棟担当のベテランシスターも参加してくださり、そんなこんなで、今年は他の勉強会ではなかなか踏み込めない宗教心理学を一層深く展開していくことになりました。

昨日は、テーマの成り行きで、遺伝子の話題と成り、たまたまスペイン北東部の街サラゴサに流れる川の巨大ナマズの話題を提供すると、シスターYさんのお顔が段々と嬉しそうな表情になってきました。
「サラゴサは、柱の聖母のカテドラル(大聖堂)があって、うちの修道会の原点であり拠点なんですよ。」と。

昨年からサラゴサ在住のアーティストFさんと表装関連でコラボして、しかも先日一か月のFさんの個展がサラゴサから北の町ウエスカで終わったばかり。私の二足のわらじの片方の表装がFさんの作品にくっついてお披露目され、メディアでも紹介されました。

やっぱり繋がっているなぁ~~

そんな嬉しい繋がりを携えて帰宅すると、マドリッドの大学で修復を学び、更に京都の表具屋で表装の修業をしているFさんのお嬢さんから京表具の東京での展示会の葉書が届いており、直ぐにFさんにもお礼のメッセージを入れるとほどなくサラゴサから電話がかかってきました。
タイミング良く本日の出来事を話し、不思議だけれどいつも繋がりができてしまう偶然の様な必然に喜び合う事となりました。
今年も表装コラボに向けて色々な事が始まっています。

サラゴサにいかなくちゃ。
という印を頂いているようです。

もうひとつ書き加えると、つつじヶ丘の勉強会にはサラゴサのFさんを紹介してくれたNさんの母上が参加されているのです。

奇しくも原田マハの「暗幕のゲルニカ」を読み始めたばかり。パリのピカソ美術館の修復も終わり、知人の作品展が5月に予定されている事もあり、久しぶりにパリに行きたいと思っていたのは、実は「スペインにおいで、おいで、」と云われていた事に改めて気付かされたような、そんな一日でありました。

スペインの風が自分の身体をすっと抜けた瞬間を感じ、背中を押されたような。。。

とりあえずは、この一か月にやらねばならない仕事を着々と片付けるとします。

昔々ニューヨーク近代美術館(MOMA)で出合った瞬間立ちすくんだ「ピカソのゲルニカ」の体感が蘇ってから一週間。
何かあるな、と、思っていましたが、やっぱり「今」に繋がっていました。

「これだから人生面白い。」
という解釈をどこまでも続けていけそうな気配は、気配では無くて既に本当の事であるのかもしれません。


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